SC相模原

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05-25-2024

 試合結果 

【5/25山梨学院大学PEGASUS戦】試合結果・監督・選手コメント

《試合結果》

SC相模原 3-0 山梨学院大学PEGASUS

【得点】
14' 藤沼拓夢(SC相模原)
45+1' 牧山晃政(SC相模原)
90+2' 髙木彰人(SC相模原)


■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/emperor/2024/052523/live#live/



戸田和幸監督

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今日は大学生との試合になったので、基本的にはメンタルでした。ここがすべてだと思っていたので、その話を選手にした上で試合に臨んで、いい試合ができたのかなと思っています。

こういった大会だからこそ、いろんなカテゴリーのチームと対戦することになるんですけど、今日我々に落とし穴があるとすると(神奈川県予選の決勝で)桐蔭横浜大学と対戦した時と同じですけど、プロだから違いを見せなきゃいけないとか、勝って当たり前と思われるところからの試合になります。そういったところで自分たちの選手に油断や驕りがないのはわかっていますけど、プロと大学生が試合をした時に、例えばチャンスを作って決められなかった時に発生するネガティブな感情とか自分たちで雰囲気を少し悪くしてしまったり、いつものリーグ戦でなら気にならないようなエラーをこういう試合になった時に大きく感じてしまうところが難しさを生むだろうと思っていました。選手たちには、とにかくポジティブな声かけを忘れずにプレーをし続けなさいっていうことを伝えたんですけど、すごく良い心構えで試合を始めて、最後まで続けてくれました。

これまたこの大会の次のラウンドに進めることになりましたし、今度山形と対戦ができるので、我々にとってもビッグチャレンジになります。リーグ戦と並行するので大変ですけど、選手の表情を見ていると勝てた安堵感と次に向かう喜びを見てとれたので、良い1日になったなと思います。

--今日は、先週のリーグ戦でゴールを決めた牧山晃政選手が1ゴール1アシストでした。シーズン序盤は出番がなかった彼の今の評価は?

晃政のパフォーマンスに関しては、彼自身がどういうどういう選手であって、どう立ち振る舞うべきかが、彼のなかでよりクリアになって迷いがなくなってきたとは思います。確かにシーズンの序盤はなかなかチャンスがありませんでした。

チャンスがなかなかなくて試合に絡めないという時、僕はグラウンドにいる時の彼らしか見てないですけど、トレーニングの前、トレーニング中、トレーニングの後にどういうふうにそこにいるかをずっと見てきました。その意味で晃政は常に自分と向き合って、そういうことから目をそらすとか、(言い訳のために)なにか他に理由を持ってくることはなく自分と向き合って常にトレーニングに打ち込んできました。

いくつかのポジションをこなしながらここまで来ましたけど、自分らしさっていうのを忘れず、できることを増やして今があります。彼の今の一番の課題は90分もつかどうかですけど、そうだとしてもピッチに立ってる間に彼が今見せているものっていうのは、我々にとっては大きなものだなと思います。ゴール前に出て行く回数も含めてしっかりすごくいい状態にあるとしっかり見せてくれているなと思うので、今日の試合の彼のパフォーマンスに関してもすごく嬉しく思っています。

--ハーフタイムに水口湧斗選手に代えて金城ジャスティン俊樹選手を、64分に伊藤恵亮選手、藤沼拓夢選手、徳永裕大選手を下げて福井和樹選手、髙木彰人選手、西山拓実選手をいれました。前半に2点をリードしていた中で大胆に選手を変えたのは珍しく感じましたが。

ハーフタイムの交代は単純にそこのポジションに攻守ともに課題が多かったので加藤(大育)を左から右に移してジャスティンを左に入れました。競り合いもそうだし、こぼれもそうだし、敵陣に攻撃した後のトランジションもそうだし、自陣からの運びもそうですが、後ろの選手も重要な役割をたくさん担っていますので、前半のところでいうと少し物足りなかった。あそこで試合が不安定になっていたので、変えました。

3人一緒に変えたのもボールを持って攻撃する機会が多かった試合で、背後の抜け出しもありましたけど、疲れが出てきたのかな、と。もっとアラートに集中力を切らさず、すべての局面でこぼれ球も含めて虎視眈々と狙いながらゴールを目指すというところが、拓夢も含めてちょっと薄れてきたので。これは動けなくなるまで絶対に続けなきゃいけないことです。

交代を決める直前の、左の深い位置から入ったクロスにも飛び込んでいませんでした。これだけはずっとトレーニングをして伝え続けてきたことです。得点を取ったことはすごくいいですけど、そのアクションがなくなった瞬間に、僕は他の選手を入れるべきだと思いました。なぜかというと、その一瞬で勝負が決まるということをずっと伝えてきているし、今日の試合前のミーティングでも映像を見せて、ここに飛び込まなきゃいけないっていうのを伝えてきていました。

疲れて動けなかったのか、その瞬間に少し意識が足らなくて飛び込めなかったのか。まだ聞いてないからわからないですけど、あの瞬間に我々としてずっと続けてきたもので作った決定的なチャンスに近い場面で、例えばそこにストライカーが飛び込めないってなった時には、これはもう次の選手だなと思いました。

恵亮も、反応が少し鈍くなったところがあったので変えました。徳永も、今のポジションになってからまだ3週目だと思うんですけど、今日は少しボールをピックアップするところが足らなかったのと、近いところにシェアがいきがちで、前向きになった時に近いところにつけて、後半はそれでカウンターを受けるという良くない場合がありました。これだったら拓実のほうがいいなと思い、変えました。拓実は(前節のリーグ戦が出場停止で)少し間が空きましたけど、トレーニングをしっかりやってきている。彼の目をいつも見ていますけど、今日もスタメンじゃなくてすごく悔しそうに準備していました。だったらこれはもう変えた方がいいなとピッチに送り出した時に、拓実が見せてくれたものは十分説得力があり、今日の徳永に関してはちょっと足りませんでした。

これでまた競争がしっかり行われていくと思います。勝つ試合をどう作るかっていうのと、誰が相手だろうとメンタルも含めてすべてを出し切らないといけない。「我々はここから勝っていくチームになるんだ」と、鳥取の試合の後に宣言しましたので、どこに対して努力の足りない選手は当然試合には絡めないでしょうし、試合のなかでも緩みが出た瞬間、僕は次の選手を控えているから変えるべきだなと思ったので、今日はそれで変えました。

■戸田監督記者会見のコメント全編はYouTubeで公開中!
https://www.youtube.com/watch?v=7blXJt4tQWA

GK/23 川島康暉

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--川島選手にとっては今日が今季初めての公式戦になりました。

初めてピッチに立ちましたけど、自分はずっと準備してきましたし、自分が目指している場所に対してのただの1試合でしかないと思って成長につながるゲームができればいいなと思っていました。今季は三浦(基瑛)選手がずっと試合に出ていましたけど、三浦選手がやっていたプレーと僕に代わって僕ができるプレーはまた違うので、気負わずに自分のプレーを出そうと思っていました。

--試合は3-0で勝ち、攻めている時間も長かったと思いますが。

相手が大学生で、すごく難しいゲームになるという話は監督からもありました。自分自身もそう思っていましたけど、中にいた選手が本当によく頑張ってくれていました。前の選手も頑張ってくれるし、後ろの選手も加藤選手や山下選手、水口選手や金城選手もしっかり跳ね返してくれていたので僕のところにボールが来ないということが多かったです。

--前半5分にニア上へ放たれたシュートを右腕一本で防いで、その後のCKも難なく処理していました。そこでゴールを防げたことが試合の流れを大きく変えたように感じます。

あの場面は立ち上がりだったということもあって、角度はそんなにないと思いましたけど相手は思い切り打ってくるだろうと、良い準備ができました。CKもアウトスイングのボールだったので、出るのは難しいかなと思いましたけど、天皇杯のボールは柔らかい性質で上に上がりやすくて、実際に蹴られたボールが僕のところに来たのでフリーでしたし周りも声をかけてくれたので、キャッチしにいきました。

--後半の立ち上がりはバタついた時間もあったなかで、クロスに対して飛び出してキャッチにいくなど終始安定していた印象ですが、ご自身の今日のプレーはいかがでしたか?

前半に一本、山下選手のところでノッキングが起きてしまったシーンがありました。久しぶりのゲームだったので、もうちょっと準備や予測のところはしっかりやらないといけないなと、そこで頭を切り替えることができました。そこからは相手のこぼれ球やクロスボールに対してしっかり予測を立てることができました。中の選手も(シュートコースを)切ってくれたりプレッシャーをかけてくれたので、予測もできやすかった。助けられながらプレーできたと思います。


MF/24 牧山晃政

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--1ゴール1アシストという活躍でした。今日の自分のプレーを振り返っていかがですか?

自分の特長を生かせた試合だったかなと思っています。ゴールも取れましたけど、背後に抜ける動きとか間に顔を出してつなぎにも入るという仕事ができたのは良かったです。ゴール前ではとりあえず顔を出す、飛び出していくということを意識していて、なにがなんでもゴールを狙いにいこうと思っていたのでアシストやゴールにつながったと思います。

--まずは前田選手の浮き球のパスを頭で折り返し、先制点をアシストした場面を振り返ってください。

ボールを持った泰良が顔を上げた時に飛び出せば、ヘディングでシュートを打てると思っていました。でも、ちょっと外側だったので拓夢くんが中にいるのも見えていたので折り返しました。

--CKから決めた得点の場面は振り返っていかがでしたか?

役割的には水口へのマークを邪魔する動きをしたなかで、こぼれてくるところの近くにいたので、ラッキーでした。

--先週の鳥取戦に続いてのゴールとなりました。

なんでかわからないですけど、自分に運が傾いてきているのかなって感じます。運だけじゃなく実力でゴールやアシストといった結果を出せるように練習から頑張りたいです。

--シーズン序盤は出場機会が少なかったですが、今に至るまでどんなメンタルで過ごしていましたか?

正直、これをやってきたというのは言えないですけど周りの人やサポーター、家族の支えがあって、顔を見た時にみんな「腐らず頑張れ」と声をかけてくれたので、それで自分を信じてやれたと思います。

--いい流れで来週のホームゲームへ向かえそうですが、意気込みはいかがですか?

個人としては2試合連続でゴールを取っていますけど、ギオンスじゃないのでギオンスでしっかりゴールやアシストする場面をサガミスタに見せたいです。その上で勝利に導けるよう頑張りたいです。