SC相模原

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03-21-2024

 お知らせ 

【3/20大宮戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》

SC相模原 1-1 大宮アルディージャ

■得点
38' 藤井一志(大宮アルディージャ)
59' 金城ジャスティン俊樹(SC相模原)


■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2024/032020/live#live/

戸田和幸監督

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--前半に先制されて、後半追いつくことができ、勝ち点は拾えましたが、3試合連続で引き分けという結果になりました。

相手には質の高い選手が多いですし、試合前のミーティングでは「今日は大宮と試合ができるんだよ」という話をしました。昨シーズンはJ2にいたクオリティの高い選手が揃うチームと2回戦えるうちの1回が今日だという話をして、そういうチームと戦う時になにができるかで、自分たちの評価や価値も変わります。今日は(J2も含めて)18時キックオフの試合はうちだけだったので、いろんな人たちが見てくれる試合になると思うという話もしました。そういった試合でなにができるかをまずは目指そう、と。勝つか負けるかは最後にしかわからないと言ってピッチに送り出しました。

天候はこういう感じで(風がかなり強く)難しさはお互いありましたけど、向かい風、追い風で戦い方が違ってくる中で、向かい風ではどう前進していくかということに関しては、よくやっていたと思います。よくやっていた中で相手がより止めに来た時に、立ち位置が今日は2種類あったとしたら、その2種類をもっと工夫して使いなさいということと、気がついたら近くの味方にパスすることが目的になっていましたけど、目的は前進すること。前進はどういうことかというのは、ずっとやってきていることです。試合前に大宮とFC岐阜が前節対戦した時の映像を見せた時に、前進がうまくいかない時の岐阜さんが行った2つのプレーがきっかけで、大宮は点を取っていました。僕らも今日は取られましたけど、どういう局面で展開を作るかということに関しては、よくできていたところから相手がもっと止めにきた時に、思考停止と言うのかはわかりませんけど、工夫が足りなかったので、ハーフタイムにはそのことを伝えました。

ただ、この1失点で下を向くなということと、崩れちゃいけないという話をした上で、今度は追い風になるので、追い風ならこういうことがあるんじゃないかという話をして送り出しました。失点のきっかけはジャスティンのパスからでしたけど、そのジャスティンが点を取ったということを僕なりにうまくまとめて選手に伝えるならば、あそこで気持ちが折れずにプレーを続けたからああいうことが起きたんじゃないかという話をしました。ジャスティンは元々キックは上手ですけど、練習であんなシュートは今まで一度も見たことがないですし、そんなにシュートを打たない選手ですけど、そういったことが起きたこと自体に僕は嬉しく思っています。

■戸田監督記者会見のコメント全編はYouTubeで公開中!
https://www.youtube.com/watch?v=j_JMdlKCrgs

DF/7 金城ジャスティン俊樹

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--相模原に加入して初めての得点がスーパーゴールでした。

まず、1失点目は自分の(自陣からの)パスが引っかかってそこからいかれているので、取り返そうという気持ちを強く持っていました。(岩上)祐三さんからのロングスローを含めたセットプレーで前に上がるチャンスはあると思っていて、得点はその流れから生まれました。風もありましたし、こぼれてきたら絶対に足を振ろうと思っていた中、ファブ(ファブリシオ・バイアーノ)がいい感じに落としてくれたので「振るしかないでしょ!」と。気持ちで押し込んだ感じでした。

--1失点目のミス以外に、昨シーズンは腰の怪我で思うようなプレーをできなかった悔しさがシュートに乗っていたように見えました。

腰に関してはトレーナー陣や三栖さん(三栖英揮ヘッドオブコンディショニング)や家族、いろんな人のサポートがあって今プレーできている気持ちが強いです。その感謝の気持ちが大きいですし、当時はサッカーどころじゃなくて、どうやったらサッカーができるのかなっていう気持ちだったので、こうしてサッカーができている喜びは大きい。このギオンスでプレーできて本当に楽しいです。
 
--前節、先発出場したFC琉球戦から中2日での出場でした。フィジカル的に難しさはありませんでしたか?

正直なかなかキツいです(笑)。ホームでの連戦とはいえ、中2日で90分出ていて、最後の方はキツかったですけど、僕は絶対にやられちゃダメだという気持ちがありましたし、クロスが上がってこようと全部弾いてやろうと思っていました。気持ちですね。

--アンカーの長谷川雄志選手とのプレーでボールが一気に前進できていたように見えました。

日頃からハセとは話していますし、いい関係性が築けています。彼の両足のキックは武器なのでボールを触らせたほうが生きる選手だと思っています。中から見ればサイドも空いていますし、シンプルにターンできればゴールに直結するようなプレーが増えていきます。

--守備面では、大宮はトップ下の杉本健勇選手にボールを収めさせて、その間にワイドの選手が上がってくるシーンが多かったと思います。そこへの対策はいかがでしたか?

正直まだまだやれることはあったなと感じています。後ろに3枚いるので、一人が出てもカバーはいますし、やられてはいないですけど、あそこで溜められるのはポジティブなことではないので、そこはもっとチャレンジしたいと思います。でも崩されたわけではなかったと思うので、慌てる必要はなかったですし、落ち着いてプレーができました。

--リーグ戦ではまだ負けていませんが、いい試合をしていながら勝ち切れないという見方もできます。金城選手は現状をどう捉えて次に繋げたいと思っていますか?

決してネガティブに捉える必要はないと思います。負けてないですし、サッカーの面でできている部分、向上している部分はかなりあるので、あとは勝ち切るために点を取ること、失点をしないことを高めたい。それができれば確実に勝ち点3を自分たちのところに手繰り寄せられると思うので、負けずにゲームの中で成長できれば、もっといい結果に繋がっていくと思います。このまま続けて、ポジティブに取り組んでいけば大丈夫だと思います。

MF/28 ファブリシオ・バイアーノ

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--加入後初めての先発出場でした。

試合に出る前は自分がやってやろうという気持ちで準備していたので、初先発のチャンスをもらえて、すごく嬉しく思います。ホームでの引き分けでしたけども、すごく貴重な勝ち点1を拾えました。

--ファブリシオ選手が相手に競り勝ったことで同点弾が生まれたように、フィジカルの強さを発揮できていたと思います。今日のご自身のプレーを振り返っていかがですか?

まだまだ自分の試合感覚やリズム感は取り戻せていないなと感じましたけど、これから試合を重ねるごとに良くなるといいなと思っています。試合に出た時は常にチャンスを作り出して、チームが勝つためにプレーしたいと思ってやっていました。自分の強さ、スピードからチャンスが生まれたことは良かったと思います。

--2列目での起用となりました。どんなプレーをしようと心がけていましたか?

裏にどんどん抜けて、クロスやチャンスであるならシュートを打とうと考えていましたけど今日は風がすごく強かったので、思うような試合運びはできませんでした。特に前半は逆風で、思うようにチャンスは作れず難しい展開になりました。

--どちらかといえば、外寄りのポジションに立ってプレーされていることが多かったように見えました。

中でボールを受けることがなかなか難しかったので、外に開いて前のスペースを狙い、クロスを上げようと考えていました。だからそういうふうに見えたかもしれないです。

--先発メンバーが多く入れ替わっているように、チーム内の競争が激しいです。今後へ向けたファブリシオ選手の意気込みを聞かせてください。

競争力はチームが強くなるために絶対必要になります。みんな試合に出るために競走して、毎試合勝つためにも、チャンスが来た時にいいパフォーマンスを発揮できるよう準備できていることが大事。みんなで一生懸命やりながら、競争力を高められるよう自分自身もしっかり取り組んでいきたいと思います。

MF/40 長谷川雄志

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--1-1という結果に終わりました。試合をどのように振り返りますか?

勝てた試合だなと素直に感じます。ああやって自分たちのミスを決め切ってくるのが大宮さんの力だと思いますけど、あれはチャレンジした上でのミスなので、ネガティブには捉えていません。監督も次に繋がるようなプレーが見えたと仰っていたので、その通りだなと思います。

--弱気になって選択したプレーでミスをしたわけではなく、コンセプトがあり、チームとして作っているものがある中でトライした結果のミスということですね。

そうですね。

--長谷川選手は今日、リーグでは初めて先発出場となりました。90分間プレーした感想はいかがですか?


開幕からもどかしい気持ちはずっと抱えていました。でも自分の力を信じ続けたことでコンディションは上がってきて、普段通りのプレーを出せた試合になりました。

--風が強く難しさはあったと思いますけど、入りから周りを見ながらパスをさばくプレーがよく見られました。

風は上に蹴らない分にはそんなに感じないので、周りを見ながら繋げるところはもっと繋ぎたかったですけど、そこは周りとの共有なので。もうちょっとコミュニケーションを取れば蹴らずに済んだ場面もありますし、繋ぎの部分でみんな共有できていて、いい繋がりが持てたんじゃないかなと思います。

--後半になってからボールを相手陣内に運んでいけるシーンが増えたように見えましたが。

後半は風が前半より弱まった感じがして、えって思いましたけど、風に関係なく自分たちのサッカーを90分間貫けたかなと思います。あとは細かいところを修正していければもっと良くなるんじゃないかなと思います。

--開幕からここまでを振り返って、手応えはいかがですか?

今日の試合は、みんなの手応えが一番あったんじゃないかなと思います。繋ぎの部分もそうですし、あとはゴール前のクオリティを上げていけたらなと思います。

--ここまでリーグで負けていないことはポジティブに捉えられますが、勝ち切ることができていればさらに上の順位に食らいついていけるんじゃないかと思います。勝ち点3に昇華させるには、どんなところが大事になりますか?


ゴール前のクオリティもだし、出し手と受け手の関係性、クロスの精度を突き詰めていけば自然に点は入るんじゃないかなと思っています。

--今シーズンから戸田和幸監督の下でプレーしてみて、いかがですか?

すごく楽しいですし、こっちに来てサッカーをめっちゃ見るようになりました。まだ細かいポジショニングのミスはありますけど、映像を見てもわかるし、それを次の練習の時に戸田さんからも「あれ覚えてる?」って言ってくれて、そこは自分でも思い浮かぶシーンで、その共有ができていたのはすごくいいです。

--戸田監督が映像を編集して、それを見ながら具体的な修正点を伝えられるのでしょうか?

そうです。個人的にはタイミングの話だけですけど、連戦でも試合の次の日からチームとしてのミーティングも詰め込みますし、ああいうのは本当にすごいなと思います(笑)。寝てないんじゃないかと思います。移動中もずっと試合を見ていますから。

--それだけ伝えてもらえれば選手としても要求されていることは整理しやすいのでは?

それを理解できる選手が増えれば増えるほど、チームとしての勝ち方や細かいポジショニングも良くなっていくと思います。これを続けていけば、自然とゴールが近づくんじゃないかなと思います。