SC相模原

SC相模原

MENU

NEWS DETAIL

03-09-2024

 試合結果 

【3/9長野戦】試合結果・監督・選手コメント

game_stats-30676 (2).png

《試合結果》

AC長野パルセイロ 1-1 SC相模原

■得点
27'忽那喬司(AC長野パルセイロ)
87'ブルーノサントス(SC相模原)


■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2024/030915/live#live/

戸田和幸監督

DSC_5588.jpg

--試合の総括をお願いします。

今日の試合の前に、週の半ばにカップ戦があって、そちらは敗れはしましたけど、開幕からの2試合以上に目指すものに向かったパフォーマンスが発揮できた試合でした。それをチームとしてしっかりと共有して、今日の試合に臨みました。もちろん勝ち点3を目指す上で、自分たちがどうプレーするかということにすごくフォーカスをしていましたけど、前半は彼らの中にいろいろな難しさがあったと思います。

ハーフタイムに強めに伝えさせてもらって、そこから選手も代えながら、チームとしてはパフォーマンスをしっかり発揮できました。このスタジアムでプレーすることについて、すごくやりがいがある場所だと思うんですけど、一方では圧迫感を感じるアウェイチームというところがあるので、得点をよく挙げて、まだ取れそうな場面もありました。

昨シーズンは長野さんに勝てず、連敗しているという話も試合前にしました。前節は昨シーズン勝てなかったヴァンラーレ八戸さんに勝つことができて、今日は勝てませんでしたけど、自分たちが成長してきたというものを示せたところもある。後半は特に、勇敢な部分も躍動する部分も出せた中での勝ち点1でした。次につながるものだったかなと思います。

--ハーフタイムに岩上祐三選手も交代させていましたが、岩上選手が残っていればロングスローというオプションもあったと思いますが。

ロングスローももちろん重要な武器になりますけど、まずはインプレーの中でどうゲームを組み立てたり、敵陣に入るかというところについての課題が前半はかなり多かったので。もちろん相手があることなので、長野さんがどういうふうに出てきそうだとか、それに対してどう運んでいこうとか、ある程度の配置があったり、グループでのアクションがあったとして、やり切れない部分がありました。

先ほど話したカップ戦では、後半の頭から出た徳永(裕大)は非常に評価できるものを見せてくれました。プレスももちろん大事で、毎試合みんなよくやってくれていますけど、そこだけじゃなくて、なんのために走っているのかというと、ボールをゴールに押し込むため。そこの部分をしっかり改善しつつ、ブルーノも加入してから2カ月ぐらいが経って、われわれのチームの上でブルーノ・サントスという選手としてのパフォーマンスを発揮してくれるようになりました。ザスパ群馬戦でも非常によいかたちが見られたので、前半の内容を踏まえて、ここは動いたほうがいいなと思って代えました。2人とも期待にしっかり応えてくれたので、とてもうれしかったです。

--ブルーノ・サントス選手は最後のところで推進力をよく発揮してくれたと感じました。彼のプレーについてはいかがでしたか?

水曜日に120分プレーしていて、120分プレーさせるべきだったのかとか、いろんなことを考えながらここまでやってきましたけど、彼に関してはアクションの頻度がすごく高い。高強度のアクションも繰り返し起こせる。スペースに対して抜け出す意識も加入当初よりかなり良くなっています。プレシーズンからずっと見させてもらってきて、いろいろ対話もしてきましたけど、ちょっとタイミングが速すぎたり、ここは(抜け出して)背後だなという時に逆に降りてくることがありました。新しい選手なので、そういったところのズレはもちろんあるんですけど、ここに来てガチっとハマってきた感じが得点の場面に明らかに出ています。

プレッシングも伝えたことを前提に鋭く行ってくれています。あのスピードで寄せられると、ディフェンダーは嫌だろうなと思います。ブラジル人選手はゲームのほうがリズムがつかめるんだろうなとわかった上でここまでやってきましたけど、120分やって(中2日で)今日は45分プレーして、明確に存在感と結果を残してくれました。これは本当にうれしく思います。

徳永もキャンプの時から練習に参加してくれて、少しずつコンディションも上がってきて、チームのクオリティや競争力を上げてくれている。前半は見方によりますけど、相手チームの選手に話をしてみたら、意外に嫌だったと言われました。僕らからすると、もっとできるだろう、怖がってちゃダメだというところがあったとして、そこは選手を交代させてもらった時に、新しく入った選手があの試合のなかでゲームをキチンと変えてくれたことは、ありがたいこと。

こういったことで勝ち点を取りながらチーム内でしっかりと共有をして、確認をして、トレーニングをして、とやっていけています。それができているのは、昨シーズンから全体のベースが上がって戦えるようになったのかなと、内容を含めて感じています。

■戸田監督記者会見のコメント全編はYouTubeで公開中!
https://www.youtube.com/watch?v=uS3BhftE-JI

MF/6 徳永裕大

DSC_5151.jpg

--試合を振り返って、どんな感想ですか?

全体的には、後半は自分たちの時間が長く、やりたいサッカーが体現できてゴールに迫ることができていました。欲を言えば勝ち点3を取り切って帰りたかった試合でした。

--前半はベンチで戦況を見て、どんなことを考えていましたか?

前半は長野さんがアグレッシブにハイプレスに来ていて、なかなかボールをうまくつなげず、やりたいサッカーができていませんでした。そのなかで失点してしまい、僕が入った時はどこでボールを受けて、どんな展開をしていこうかイメージしながら見ていました。それを体現できて、追いつけたところまではよかったですけど、自分自身ラストパスの精度が物足りなかったです。

--徳永選手自身のコンディションがすごく上がっていて、ボールを受けて推進力を高めるようなプレーが多かったように感じましたが。

すごく身体が馴染んできたこともありますし、スペースで受けてターンして、前向きにプレーするというのは自分の特徴だと思っています。それをもっともっと出していけたらなと思います。

--相手の視野から一度消えて受ける動きなど、工夫をかなりされているように見えます。どんなことを意識していますか?

僕の今までの経験と、戸田監督からポジショニングについて細かく教えてもらっているので、そこを意識しながら新しい自分ができてきているんじゃないかと思います。

--3試合を終えて2勝1分と未だ負けなしですが、ホームで迎える次節へ向けての抱負を聞かせてください。

シーズンを通して、今日の後半戦のようなゲームを前半の立ち上がりからできるようにやってきたいです。勝ち点1で終わるのではなくて、勝ち点3を取っていかないと昇格争いに食い込めないので、次のホームで勝ち点3を取れるようにチーム全体でやっていきます。

MF/25 田中陸

DSC_6044.jpg

--先制されながらも追いついて、1-1の引き分けとなりました。

アウェイの地で勝ち点1をもぎ取れたことはよかったと思います。

--ブルーノ・サントス選手のゴールは、田中選手からのフィードでした。イメージどおりのボールだったのでしょうか?

イメージ通りというわけではなかったですけど、ブルーノが日頃の練習からあそこへ抜けてくれているので、顔を上げた時も抜け出してくれていて、ブルーノの速さを信じて出しました。そうしたらいい感じに入れ替わって決めてくれました。

--スペースにボールを落とせばなにか起きるんじゃないかというイメージで蹴った。

そうですね。ブルーノの背後に落とすような意識でした。

--田中選手はいろいろなポジションで出場できるため、試合ごとにタスクが変わると思います。貴重な役割をチームで担っていると思うのですが、自分としてはどう感じていますか?

昔からいろいろなポジションができますし、それが自分の強みでもあります。それがいい方向に向いているのかなと思います。

--途中交代での出場は最初は難しさがあると思いますが、非常にいい入りができているように見えました。

入りからボールに触れてテンポをつくれました。入ってから早い段階でボールを触れると早く落ち着けますし、今日は相手が引いていたということもあるので、そういう意味ではよかったです。

--次節のFC琉球戦はホームでの試合となります。意気込みを聞かせてください。

ここでつかみ取れなかった勝ち点3をホームでは全員でつかめるよう、頑張ります。

FW/96 ブルーノ・サントス

DSC_5764.jpg

--後半の頭から出場となりました。監督からはどんな指示を受けて試合に入りましたか?


背後のスペースをどんどん狙おうという指示で、幸いにもいいボールが出てきて、ゴールに結びつけられたと思っています。

--裏へ出るタイミングと出し手の選手のタイミングが試合を追うごとに合ってきているように見えます。

そうですね。練習からコミュニケーションを取っていて、味方とのコンビネーションやタイミングの取り方は、だんだん良くなっていると感じます。

--得点後はゴール裏のサガミスタへ向かって、喜びを爆発させていました。すごく気持ちよかったのでは?

ゴールを決めることができて、すごくうれしく思っています。遠い長野にまで足を運んでくださった方たちに少しでも喜びを表現したかったので、近くまでいってパフォーマンスをしました。

--チームはここまで2勝1分で、次はホームでの試合となります。意気込みを聞かせてください。

試合に勝つという目標は、毎試合変わりません。自分は遠い国から仲間を助けるため、チームを勝たせるために来たと思っているので、地に足をつけながらまた1週間いい練習をして、次の試合では勝てるようにしたいです。

DF/16 高野遼

DSC_4852.jpg

--試合を振り返っていかがですか?

自分を含めて細かいミスが多かったことが反省点としてあります。後半は切り替えてゴール前に何度かいけるシーンはありましたけど、前半からそれをもっともっとできればいいかなと思いました。

--前半は相手のプレスをかなり受ける展開になったように見えましたが。

最終ラインではある程度ボールを持てましたけど、足下、足下となって裏へ抜ける選手が少なかった印象もあります。

--足下だけでなく裏へ抜けるアクションがもっとあれば、相手のプレスをもう少し弱められたなという感覚ですか?

全部が全部そういうわけではなく、その時その時で一人ひとりがもっといい選択をできていれば、もう少しスムーズにボールを前進できたんじゃないかなと思います。

--後半は相手陣内でプレーする時間が長くなり、高野選手も何度も積極的に攻撃参加していて、いいリズムでプレーできていたのでは?

そうですね。基本的に自分たちで主導権を握ってサッカーができていたので。ただ、僕もそうですけど最後のクオリティはもっと上げないとゴールに結びつかない。でも、ブルーノがああやって点を取ってくれたことはチームとして大きいですし、負けずに引き分けで終えられたことが唯一の収穫だったと思います。

--高野選手は怪我の影響で長らくリーグ戦から遠ざかっていたこともありましたが、3試合連続でほぼフル出場を果たしています。コンディションがいい感覚はありますか?

徐々に徐々に身体は慣れていってると思いますけど、今日なんかはまだまだ走らないといけないなと思いますし、縦への突破だったり疲れている中でも仕掛けなければいけないと思っています。試合を重ねていくにつれて、そこのクオリティをもっともっと上げられるようにやっていきたいです。

--加入して3試合を終えて、サガミスタの印象はどう感じていますか?

今日は引き分けでしたけど、みんなあたたかく自分たちのことを迎え入れてくださってましたし、試合中もずっと声援を送ってくれて、すごくあたたかい。この前のホームゲームでも、子どもを含めてたくさんの方が来てくれた中、勝つとみんなすごく盛り上がってくれますし、すごく雰囲気がいいなと思います。

--次はホームに戻っての試合になります。

今日の引き分けで得たものもあれば、反省点はもっともっとあります。次から連戦で厳しい試合が続きますけど、もっともっと上にいけるよう来週からまた取り組んでいければと思います。