SC相模原

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03-02-2024

 試合結果 

【3/2八戸戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》

SC相模原 1-0 ヴァンラーレ八戸

■得点
30' 岩上祐三(SC相模原)

■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2024/030216/live#live/

戸田和幸監督

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--前節に続き1-0という結果で開幕2連勝を収めました。この結果をどのように振り返りますか?

素晴らしいと思います。これ以上はないです。昨シーズンは散々勝てなくて、苦しい思いをしてきたので。昨シーズン、ホームで(八戸と)戦った時に89分に失点した場面があったじゃないですか。あれは自分たちのスローインからでしたけど、それも試合前に見せて、その上で相手のこともしっかりと考えてプレーしました。

(今スタッツを見たら)シュートを7本打ったんだと思いましたけど、よく耐えた部分も見せてくれたと思います。僕が終わった時、選手に謝ったのですが、もう少し早く陣形を変えてあげればよかった。もうちょっとプレーをしたいし、させたかったので、自分がそこを目指してしまい揺さぶられる回数が増えたり、(ペナルティエリア内に)入られる場面が増えたので、そこはすまんという話をしました。

全体としては、開幕から無失点ですし、プレシーズンも最後の3試合は無失点ですので、実は5試合連続で失点してないんです。それは全員の努力の賜物でしかないので、そこを否定的に見ることはまったくないです。勝った上で反省して次に向かおうという話を開幕戦の後もしたので、そういう意味では僕自身もすでに考えていることはあるし、次にどういうふうにつなげていけばいいかと考えていますけど、無失点で素晴らしいゴールが入って勝てたので、そのことに関しては選手にもありがとうと伝えました。

--決勝点を決めた岩上祐三選手は昨シーズンより1列前のポジションでプレーしていて、シュートもチームトップの3本を放っています。

開幕戦も同じ位置でプレーをして、その上でこの試合に向けてのトレーニングと、準備の段階で伝えたことがあって、昨日も確認をして入りました。昨シーズンから変わったことは、身体の状態がすごくよくなったことですね。しっかりと動けるようになりましたから、その中で中盤のセンターの仕事もしつつ一つ前でゲームを作ったり、鋭いボールを出したり、今日はシュートを3本打っていました。すごくよいところを出してくれたと思うので、あとはどれぐらいの時間を祐三や瀬沼(優司)に託すか。ベンチにもフレッシュで、長谷川(雄志)のような選手もいるので、全体で勝ちにいくということと、出し惜しみをしないで最初からエンジン全開でプレーするということで今日も変えました。

やはりプレシーズンから岩上はすごく状態がよくて、昨シーズンの最後のほうは試合に出してあげられなかったですけど、その上でもう1年またここに残ってくれて、すごくよいかたちで進めてきました。彼が点を取れたということは初めてなので、もうちょっと喜べばいいじゃんと思いつつ、意外と照れ屋で表現下手なところもあるので(笑)。でもそういう一つのゴールがチームにとっては大きな意味を持つと思います。

ああいった時間帯をできればもう少し増やしたいというのが正直なところですけど、ボールを持ったところから厚みが出せた時にあの場面が作れていると思うので、それ自体はトレーニングでの準備がしっかり反映されていると感じますから、そこに関してもうれしく思います。

■戸田監督記者会見のコメント全編はYouTubeで公開中!
https://youtu.be/f8l1SklsHtw?si=siYMlWscEe8ceTss

MF/47 岩上祐三

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--岩上選手の素晴らしいゴールが決勝点となりました。改めて、ゴールシーンを振り返っていかがですか?

決まったのは、シンプルに俺のシュートがすごかったからでしょ(笑)。っていうのは冗談ですけど、(福井)和樹がうまくあそこで受けてターンして、引き連れてくれてからパスをくれて、前が空いていたので思い切り振り抜いただけです。打った瞬間に入ったと思いましたし、綺麗に決まってよかったです。

--スタンドからの角度ではわかりにくかったですが、人が密集していた中で平面ではコースが空いているように見えたのでしょうか?

フリーだったのでファーストタッチでボールを前に置けましたし、あとは打ってみようかな、と。うまく力も抜けていてよかったです。

--岩上選手は2戦連続でインサイドハーフの選手として先発出場し、アグレッシブにプレスをかけていました。

それがないと出られないので(笑)。与えられた場所でプレーの選択は変わってきます。その中で頭の切り替えは、プレシーズンから上手くできているんじゃないかと感じています。

--昨季のようにアンカーで配球役に回って、味方を走らせるスタイルのイメージが強いです。

昨季はこのチームでアンカーとしてプレーしていましたけど、元々はシャドーでした。その中で戸田さん(戸田和幸監督)から与えられたポジションで100%を出すことが僕の仕事です。そこはどこだろうと変わらないのかなと思います。

--後半は相手に押される時間が長かったですが、リードしていることである程度構えるスタンスだったのか。相手の前進を許すかたちになってしまったのか。

うちは構えるチームじゃないので、シンプルに押し込まれたというのが正しいのかなと。勝っているからこそ、アグレッシブにいきたかったなと思いますね。リードしている1点は大切ですし、リスクを負いたくない気持ちはわかります。それでももっとアグレッシブにプレーしないといけないのかなと、やっていて思いました。

--水曜日には、ルヴァンカップが控えています。開幕2連勝の勢いを持って臨めると思いますが。

リーグ戦ではないですけど、非常に大切な試合ですし、そこで勝てばまたさらに上へ上がれると思います。勝つか負けるかで大きく変わると思います。

--相手はザスパ群馬です。アウェイでの試合ということで、岩上選手の中に特別な思いはありますか?

群馬で一緒にやっていた選手は多いので、対戦してみたいなとは思いますけど、対戦できたら楽しんでプレーできればいいかなと思います。

--組み合わせが発表された時はどんな気持ちでしたか?

いや、特になく、「群馬か」という感じでした。アウェイなのでしっかりと乗り込んで戦いたいですし、うちとしては開幕戦のギラヴァンツ北九州戦みたいに存分にやりたいです。

--ルヴァンカップの後には、中2日でAC長野パルセイロとのリーグ戦がすぐに控えています。

今日から中3日、中2日での試合が続きますけど、チームとしてどうこうという改善はじっくりできないので、まずは個人としてコンディションを整えることが最優先になります。それができれば、戦っていけると思います。

GK/1 三浦基瑛

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--3シーズンぶりに相模原ギオンスタジアムでプレーして、勝利のファミリアを踊ることができました。

久々のギオンスでしたけど、たくさんお客さんが入ってくれましたし、ゴール裏からの声援にも助けられました。難しい展開の中での勝利ですけど、久々に勝ってみんなで喜んでファミリをできたのは大きいと思います。

--特に後半は押し込まれる展開が多かったです。GKとして心がけていたことは?

とにかく後ろから声を常にかけ続けたことと、相手に足の速い選手がいたので、裏抜けのところで3バックの選手に声をかけて相手が走ってくることを前持って伝えるという準備はできたかなと思います。

--セットプレーやクロスから自陣ゴール前に飛んでくるボールを三浦選手がしっかりと処理されていました。

フィールドの選手がもう少し楽にプレーできるように、自分の守備範囲をもう少し広くすればキャッチだったり積極的に弾くといったプレーで、相手に二次攻撃をさせないことが自分の仕事です。自分が出られないところでも、CBの選手が身体を張ってシュートをブロックしたり、ヘディングをしたりと押し返してくれました。自分としては、見せる場は少なかったですけど、そこはチームとしてよかった。クリーンシートが続いていますし、プレシーズンからずっといい形でシュートを打たせていなくて、自分があまり目立っていないことはチームとしていい状態だと思います。

--前節のミクニワールドスタジアム北九州より、ギオンスタジアムのほうが声が通りやすく連係も取りやすいのでは?

そうですね。味方の反応を見ていると、だいぶ聞こえている感はあります。前節は相手サポーターの圧を後ろから感じましたし、そこでコーチングがちょっと届かなかったので。

--ポジション取りも、景色を覚えている分、より精密にイメージしやすかった?

前節を映像で振り返った時、力が入り過ぎてしまって割とニア寄りのポジショニングだったのかなと思うので、今回はそこの修正を含めて相手に合わせて立ち位置を取れていました。思ったよりニアにいきすぎてクロスボールを取れなかったことはなかったので、見慣れた景色でできていたことが大きかったと思います。

--失点数がトレーニングマッチから少ないそうですが、今日の試合を終えてチーム内でどんな話し合いをしましたか?

内容はもっと上げていかないといけないですし、押し込まれている状況が多いので、その中で後ろは無失点を継続することが大事。みんなももっとできるんじゃないかと一人ひとり思っているので、練習からすり合わせていい準備をしたいです。

--ルヴァンカップ、リーグ戦とこれから続くため、これからはコンディションの回復が優先になってくるのでは。

今日に関してはなにもしてないので、結構ピンピンです。今日、メンバーに入れなかった選手も連戦ということでモチベーション高くやってくれていますし、誰が出ても勝てるように準備したいと思います。

--ご家族は観に来ていましたか?

お母さんが来ていました。髪色がボルドーで派手だったみたいです。またうるさくなると思います(笑)。

MF/27 西山拓実

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--ホームでの初勝利を収め、開幕2連勝という結果になりました。

シンプルに嬉しい気持ちが一番強いです。

--前節も今節も押し込まれる時間がありました。チーム全体としてそういう時間帯は、どう跳ね返していこうと思っていましたか?

プレシーズンからすごく失点が少なくて、この前も失点がなく、「守れる」という感覚がチームにはあります。みんなで(意思を)合わせてブロックを敷くならブロックを敷く、奪いにいくなら奪いにいくというのを合わせてやれば、守れる感覚が試合を通してチームにはあります。

--前半は攻撃でもいい場面を作れていました。特に左サイドの高野遼選手、岩上選手、福井選手の連係がスムーズだったように感じます。

練習でも相手の2トップが縦関係になってきて、自分のところで捕まえられるとわかっていました。逆に祐三さんと(前田)泰良のところに相手がどう出てくるかみたいなのは、練習からセンターバックとウイングバック、インサイドハーフの3人で合わせながらやっていました。そこは練習でやっていたことが見られた場面で、スムーズに進められた部分もあったと思います。

--後半、押し返せなかった点は今後に向けて改善しなければいけないところになる?

そうですね。守れていても、あれだけ押し込まれているとどこがでミスをした時に失点してしまうので、プレスや取った後のつなぐ部分をどう改善するかは一つの課題になります。

--岩上選手のゴールはどうでしたか?

うまかったです。ああいうのを決められるのはすごいなと思います。

--前節はツインシュートが決まり、今節も素晴らしいミドルが決まり、スーパーゴールを守り抜くことがチームの勝ち方になっていると思いますが。

ゴールのかたちはアレですけど、点が入った後に押し込まれても守れていることは、よい部分かなと思います。

--岩上選手と瀬沼選手が交代した後、西山選手がキャプテンマークを巻きました。キャプテンマークを巻いている自分を、1年前に想像できましたか?

まったく想像はつかなかったです。

--左腕は重たかったですか?

そんなことはないです。なんていうか、今までの自分を見て選んでもらっているので、そこは背負うというよりは今まで通り自分のやるべきこととか、チームのために、ということを意識しているだけです。

--これまでキャプテンを務めた経験は?

キャプテンはやったことがなくて、高校と大学では副キャプテンをやっていました。

--2年目のシーズンを迎えて、チームの中心でやれている手応えはありますか?

そうですね。自分自身、身体も心もいいコンディションでプレシーズンを過ごしてシーズンに入れています。2年目ということでチームを引っ張っていかないといけない気持ちで、この1年をスタートしたので、そこは今のところは発揮できているのかなと思います。

--身体と心のよさが、あのギオンスを沸かせたルーレットにもつながった?

あれは、相手が来ていたのでパッとかわそうと思ったからです(笑)。

--次はJ2の群馬とルヴァンカップを戦います。そこへの意気込みを教えてください。

上のカテゴリーと公式戦でやれる経験はなかなかないですし、倒せばJ1のチームとも戦えるので、そこは思い切ってぶつかって、倒しにいきたいと思います。

MF/17 伊藤恵亮

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--久しぶりのギオンスでのプレーはどうでしたか?

今日は多くのサガミスタの方々が来てくれていて、スタジアムの雰囲気もよく、交代ゾーンに立った瞬間は「ここでもう一度プレーできるんだ」という嬉しさと、「ここでやらなきゃいけない」という覚悟でプレーしました。

--相模原に復帰するという決断をされましたが、試合に絡めるかどうかという不安もあったと思います。プレシーズンを含め、ここまでどんな気持ちで過ごしてきましたか?

いろいろなポジションをやっていく中で、自分の得意なプレーを出すことができていました。そういった場面を増やしていけば、チャンスは巡ってくると常に思って練習していました。

--昨シーズンまではワイドでプレーする機会が多かったですが、今日はインサイドハーフでの起用でした。

これまでも何回かインサイドハーフでチャレンジさせてもらって、そういった中でチャンスをもらえたという感じでした。

--インサイドハーフでプレーする選手は他にも多くいる中で自分が起用されたことは、一つの大きな成果になったのでは?

そうですね。今シーズンはチームの層が厚く、常に切磋琢磨できている中(試合に出場できて)そういったところは自信になるかなと思います。

--ピッチに立っている時は、相手に押し込まれる時間も長かったです。あの時間、伊藤選手としてはどんな役割を果たそうとしていましたか?

シャドーからワイドに出ていくことと、ボールを縦に入れさせないことがタスクだったので、そこだけは絶対にやらせない気持ちでいました。

--CBにもプレスをかけにいき、外に出たボールに対しても自分が出ていくイメージですか?

時と場合によりますけど、そこは連係でウイングバックの(綿引)康くんやCBのダイくん(加藤大育)によって変わってくるので、そこは話しながら試合中にできたと思います。ただ、合わなかった部分もあったので、そこは修正したいと思います。

--怪我をしかねないようなブロックもありました。

練習でもゴール前では相手より前に立つということを意識してやっているので、そういったところが出たと思います。

--次のルヴァンカップは、チャンスに飢えている選手を使いたいという話が戸田監督からありました。

公式戦に常に絡んでいきたいという気持ちで練習しているので、そういったところを表現できたらと思います。

--栃木シティFCでJFL昇格など、いろいろな経験を積んで帰ってきて自分の中で変化は感じますか?

変化というものではないですけど、あっちでいろいろなことを経験できて、多くを学ばせてもらいました。そういったところを相模原で表現できたらと思います。

--2シーズン前に特別指定選手として共にデビューした前田泰良選手が先発で出ていることは刺激になりますか?

泰良もそうですけど、同期が結構出ているので、そういったところは刺激になります。