SC相模原

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03-01-2024

 練習情報 

練習レポート(山下諒時選手、藤沼拓夢選手)

DF/4 山下諒時

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――ギラヴァンツ北九州とのアウェイでの開幕戦、押し込まれながらも最後のところでやらせない守備ができていたと思うのですが、いかがでしたか?

プレシーズンのトレーニングマッチから失点はそこまで多くなくて、自分たちのなかでも「ある程度守れている」という感覚はありました。開幕戦ではかなり劣勢になってしまい、相手のシュートミスに助けられた部分もありましたが、最後のところで体を張る、コースを限定するということは最低限できていたと思うので、そこは次節以降も継続していきたいです。後半は相手のゴール裏の目の前で守っていたので、声の連携も取りにくい部分がありました。そのなかでも各自が意識的に大きな声を出したり、まず近い人に伝えて連携するという意識を最後まで持ち続けることができたので、その点は良かったと思います。

――山下選手個人としても落ち着いてプレーしていましたね。昨季レギュラーとして1シーズン試合に出場し続けた経験が活きているように見えました。

そうですね。去年の開幕戦は緊張しすぎて前半で足を攣(つ)りそうになるほどだったのですが、今年は緊張しすぎることなく、程よいメンタルの状態を保ってプレーできました。いいプレーを多く出せたわけではなかったですが、DFとして最低限の仕事はできたのかなと思います。去年たくさんの経験を積ませてもらった以上、今年は自分が引っ張っていかないといけないと自覚していますし、チームとしても個人としてもいいシーズンにしていきたいです。

――開幕戦でバックラインを組んだ水口湧斗選手、國廣周平選手と一緒にプレーするのは2シーズン目に入りました。連携面での習熟度は深まっていますか?

去年はミナが3バックの真ん中、クニくんが右で出ることが多かったのに対して、今季は逆にクニくんが真ん中、ミナが右でスタートしているので、守備のスライドの面など、連携の構築はまだ完璧ではないですね。ただもちろん、味方のプレースタイルや特徴はすでに把握できていますし、試合を重ねるごとにもっと良くしていけると思います。それと、今季コーチングスタッフにミズさん(水本裕貴コーチ)が入ってきてくれたことで、DF陣はより多くのことを学べているように感じます。去年よりも安定感のあるDFラインを作れると思うので、ここからどんどん上げていきたいです。

――水本コーチが実際にミニゲームのなかに入ることもありますよね。一緒にプレーしながら肌で感じられることも多いのではないですか?

本当におっしゃる通りで、ポジション取りやコーチングの部分など、勉強になることはすごく多いです。自分が課題としているクロス対応のやり方などもうまく言語化して伝えてくださるので、より多くのことを吸収して自分のプレーに活かしたいと思います。

――今週末はいよいよホーム開幕戦です。意気込みをお願いします。

北九州戦は正直勝点3以外にあまり収穫がない試合になってしまったと思います。勝てたから良かったものの、あの内容で引き分けや負けに終わっていたらサガミスタの皆さんにとっても観ていてつまらない試合になってしまっていたはずなので。次節はホーム開幕戦ということで多くのお客さんが詰め掛けてくれると思うので、観ていて楽しいサッカーを展開して、そのなかでしっかり勝利して開幕2連勝したいと思います。

FW/9 藤沼拓夢

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――開幕戦のギラヴァンツ北九州戦では終盤の74分にピッチに立ちました。とてもいい入りをしていたように見えましたが、ご自身としてはいかがでしたか?

前半をベンチで見ながら「少し難しい試合になりそうだな」と感じていましたし、おそらくどこかで行くだろうというイメージを持って準備していました。相手のプレーをしっかり見る時間もありましたし、展開的にもスペースがあって自分の良さが活きそうな状況だったので、気負いなく落ち着いて入れたかなと思います。

――藤沼選手が相手のDFラインと中盤の間でうまく縦パスを引き出すことでチームのゲームラインが押し上がるシーンも多かったように思うのですが、ああいったプレーも事前に見て準備できていたのですね。

ベンチから見ていても、後ろ向きでパスを受けたFWに対して相手CBはそんなにタイトに寄せてくる感じに見えなかったので、CBの前のスペースでどんどん受けようというのはイメージしていました。逆に背後も狙えそうだなと思ったので、味方が前を向いて持った時は積極的に裏を狙うようにも意識していました。

――藤沼選手が入ってからすぐの79分には、右CKからあの綿引康選手とのツインシュートが生まれました。久々の相手陣内でのセットプレーでしたが、よくあのワンチャンスを活かしましたね。

そうですね。相手の攻撃を受けて押し込まれる時間が長かったので、あそこで決められたのは大きかったと思います。ただ、諒時がうまく折り返してくれたので、一発目のヘディングをしっかり決めたかったですね。あそこで決めていればこんなややこしいことにもならなかったので(笑)。

――確かにどちらのゴールだったのかまったくわかりませんでした(笑)。お二人ともボールに触れていたんですよね?

二人とも触っていますね。それにしては変なところに飛ばず、決まってくれて良かったなと。SNSなどでもすごく話題になってチームの名前もいろんなところに出たので、結果的に良かったのかなと思っています(笑)。

――1点リードになったあとはどんなことを考えてプレーしていましたか?

あまり引き過ぎないようにしたいとは思っていました。ただ終盤は足が攣っている選手も多くて、そのなかで僕一人前線に残っても間延びしてチームを助けられなくなってしまうので、最後は少し下がって対応するようにしました。それでも何度か自分のところにボールが入った場面もあったので、そこでは何が何でもキープして味方が押し上げる時間を作ろうと考えていました。

――前線でタメを作ったり、あるいは角の奥でボールキープしたりと、最後まで落ち着いていい仕事をしていましたね。

相模原に来てもう3シーズン目になりますし、自分のような中堅の選手がああいうところであたふたするわけにはいかないので、時間帯や点差、展開に応じたプレーは今後も心掛けていきたいと思います。

――今週末はいよいよホーム開幕戦です。意気込みをお願いします。

この第2節で勝利してこそ、アウェイでつかんだ勝点3がより活きてくると思います。去年のホーム開幕戦では得点こそ決めたものの勝ち切れなかったので、八戸戦ではチームを勝利に導くゴールを決めて貢献したいと思います。次こそは「どう見ても藤沼のゴールだ!」というゴールを決めたいです(笑)。勝ってサガミスタの皆さんと喜べるように、いい準備をして臨みたいと思います。