SC相模原

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10-26-2023

 練習情報 

練習レポート(山下諒時選手、若林龍選手)

DF/4 山下諒時

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--前節、普段の左ではなく真ん中のCBを務めてみての感触は?

紅白戦で真ん中をやることはちょくちょくありました。感覚的には真ん中の人であるなら最低限守らなければいけない範囲があるなか、自分はあまり守備範囲が広くないので、自分の周りで攻められている感覚でした。ビルドアップに関しても、自分から効果的なパスはそこまで出せなかったと思っています。

--真ん中に抜擢されたのは、ビルドアップを期待されてのことでしょうか?

そういうことだと思います。

--ビルドアップではどんなところで難しさを感じましたか?

自分が大体フリーでボールを持てていて、次に出す味方がマークにつかれていることが多かったです。パスコースはありましたけど、出した後の選手がハマってしまうと感じることが多くて、そういったところで難しさを感じました。

いつも水口(湧斗)がやっている時は、簡単に左の自分につけてくれていましたけど、自分が真ん中でボールを持った時は持ち過ぎてしまうということがあったからチーム全体としてうまく回らなかったのかなと感じます。

--守備については、全体を気にしながら守らなければいけない難しさがあったのでしょうか?

両サイドのカバーに入るところで、スライドが一つ自分のところで遅れて、後手を踏んでしまうことが何回かありました。そういうところの危機察知能力はもっと高めないといけないです。

--今週末は松本との試合になります。先週の試合を受けて戸田和幸監督からはどんなことが共有されましたか?

攻撃力があるチームで、個が強いと言ってました。練習前にCBの5人が集められて、J3で一番点を決めている小松(蓮)選手だったり、2列目で技術があって点も取ってアシストもできる菊井(悠介)選手がいるので、「自分たちがボールを持てていても一発でやられるぞ」と伝えられました。後ろ重心になるわけではないですけど、リスク管理を行わないといけないので、後ろが声をかけて全体を締めないといけないです。

--そういった強いチームとの試合に向けて、山下選手はどんな感情でいますか?

前半戦の試合では自分が試合に出ていて5失点してしまいました。その後3点取れたのは緩んだ部分があったからだと思うし、前期で戦ったチームのなかで一番パワーがあった印象なので、先に失点しないこととうまく自分たちがボールを持ってプレーしたいです。連動した守備というより勢いやパワーを持って来る傾向にあると思うので、うまくいなせれば問題ないと思っています。

MF/20 若林龍

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--ここ最近、メンバーから外れてしまうこともあったなか、途中出場でプレータイムを得るようになってきました。

7月、8月はコンディションがあまり良くなく、自分らしさを出せていませんでした。ここ最近はコンディションがすごくいいですし、ハングリー精神や自分らしさをピッチで出せている結果、試合に出られるようになってきたかなと思います。

--システムが4-2-3-1の時は若林選手が左からドリブルで切り込んでいくシーンが何度も見られていました。今は3-5-2というシステムに変わり、求められるタスクにやはり変化があったのでしょうか?

4-2-3-1の時は主に攻撃のタスクを求められていましたけど、ウイングバックでは守備のタスクが増えて、守備が攻撃より得意ということではなく、不安要素がたくさんあったと思います。でも、ウイングバックは大学の頃もやっていたので、その感覚を思い出しつつ、いろいろなJクラブとも練習試合をさせてもらって、自分として攻撃も守備もすごくいい感触でプレーできるようになってきました。

--先週のFC東京とのトレーニングマッチでも積極的なドリブルでの仕掛けやクロスでゴールをアシストしようとするプレーが見られました。

最近は紅白戦の方が緊張します。自分のドリブルの型やプレースタイルを把握されているので、ある意味紅白戦の方が相手を抜きづらいですし、公式戦や練習試合の方が初めて対戦する選手が多くて抜きやすさはあります。チーム内の競争も高まっていますし、それが今につながっているのかなと思います。

--最近は2トップの一角として出場することもありますが、そこでの感覚はいかがですか?

最初は僕も驚きましたけど、戸田さんからは「自由に動いていい」と言われています。センターフォワードという感じではなく、シャドーのようなイメージで、外に開いてドリブルしていいとも言われているので、自由に動きながら問題なくやれています。でも、結果がついてきてないので、そこはなんとも言えないです。

--複数のポジションをこなすことでプレーの幅も広がりそうですが。

ユーティリティプレーヤーは重宝されますし、いろいろなポジションができて走れる選手がいい選手だと思いますけど、自分は左が常に主戦場で、ドリブルで切り込んでいくこだわりは相模原でも一番強いです。そこだけは忘れないように、課題を克服するためにこの2、3カ月を過ごしてきました。苦しいという感情もなかったですし、常にポジティブにやることを考えていて、今期で一番学びになる時間でした。

--次は前半戦に3-5で敗れた松本との試合になります。若林選手としてはこの試合に向けて、どんな気持ちで向かいたいですか?

前期の松本戦では法政大の先輩( 宮部大己)にすごく止められて、悔しい試合でした。今年のなかでもトップ3に入るぐらい印象に強い試合で、次は負けたくないですし、結果に自分はこだわっているので、調子に関係なく常にアシストやゴールをできる選手になりたいです。