SC相模原

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10-19-2023

 練習情報 

練習レポート(加藤大育選手、東ジョン選手)

DF/2 加藤大育

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--前節のテゲバジャーロ宮崎戦は、右サイドを起点に何度も脅威を作り、2得点が生まれました。攻撃面での感触を教えてください。

前半も後半も何度かいいチャンスがあって、得点にもつながったので、感触はすごくよかったです。いつも監督から言われているように、前に進むことが大事なので、ボールを取ってすぐに前進できたことで2点目の時のようにスムーズにゴール前へ入っていけました。

--サイドで幅を使った攻撃が効いていたように見えましたが、加藤選手が意識していることを教えてください。

宮崎は4バックだったので、サイドが結構空いてくるとミーティングでも言われていました。サイドから侵入しようというかたちでチームでも練習していました。なるべく相手を押し下げてサイドバックが前に出てこれないようにしたり、サイドハーフの裏のスペースが空くということだったので、そこを自分が使えたらいいなと意識してプレーしていました。

--1点目は逆サイドから流れてきたクロスを加藤選手が回収して、サポートに入った綿引康選手のクロスからゴールが生まれています。

クロスに対して、逆サイドのウイングバックが入っていくように言われているので、左サイドからのクロスに自分が入ったことで相手が絞ってきて、綿引のクロスを上げるスペースが生まれました。

--2点目については、安藤翼選手と右サイドの狭いスペースを崩して決まりました。安藤選手のシュートがスーパーだったこともありますが、加藤選手の技術も光ったように見えましたが。

いいかたちでセヌさん(瀬沼優司)にボールが入って、セヌさんに入った時は自分が前向きのサポートをすることを意識していて、そこでしっかりサポートができて、1タッチで翼くんにいいボールを出せたことでスムーズに(シュートへ)いけたのかなと思います。でも、なんといっても翼くんのシュートが素晴らしかったです(笑)。個人の力も加わったいいゴールだったんじゃないかと思います。

--安藤選手自身は「チームとしてああいう形を作れたことは大きい」と、あくまでチームでの手応えを口にしていました。

スムーズに1タッチ、2タッチで相手ゴールに向かえたことで、相手の対応がどうしても遅れたところはあると思います。そこでうまくハマったなという感じがします。そういう技術がレベルアップしている感覚はありますし、もっともっとうまくなれる部分ではあるので、チームでもっと練習して、そこの精度を上げていきたいです。

--今季のSC相模原はフレッシュな選手が多いですが、加藤選手もそのうちの一人です。にもかかわらず、堂々としたプレー続けていて、ご自身のここまでをどう振り返りますか?

「絶対に出てやる」という気持ちではいましたけど、最初はここまで試合に出られるとは思っていませんでした。試合に出ているからにはチームの成績や個人の成績がまだまだ足りないと思っているので、突き詰めていかないといけないことがまだまだあります。まずは自分の能力を上げて、チームの力になりたいと思っています。

--今はどんなところを伸ばしていきたいと考えていますか?

今はウイングバックというゴールにより近い場所でプレーできているので、アシストやゴールという、得点に絡むプレーを増やしたい。数字にこだわってやっていきたくて、先ほども言った逆サイドからのクロスに入っていく動きや上下動を意識してやっています。

--センターバックでプレーしている時は、後ろからの作りで貢献していることが多かったと思います。ウイングバックでプレーしている今、その時の経験が生きていると感じることはありますか?

どのポジションでも共通していることですけど、準備の質は大事になります。センターバックの時は今まで以上に準備の質を意識してやっていて、今も準備の質にこだわってやっています。

--「準備の質」というのは、どんなものでしょうか?

相手をしっかり見れる位置にポジションを取ることですね。ジョギングで準備するんじゃなくて、ダッシュして相手からしたら嫌な、離れた位置を常に取れるように考えてやっています。

--今節は首位・愛媛FCとの試合です。

前節は勝てた試合だったし、勝たなければいけない試合でした。そこで勝ちきれないことが今のチームの課題です。相手が首位だからとかは関係なく、自分たちの力を出して、思い切りぶつかって勝ち切りたいです。次はホームでの試合で、ホームは勝たなければいけなない場所なので、しっかり勝ちたいです。


GK/35 東ジョン

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--チームはここ最近、負けなしで来ているなか直近2試合は引き分けという結果になっています。

どちらもアウェイで、対照的な試合になったと思います。ガイナーレ鳥取戦は最後の最後まで相手のペースで攻められていて、そのなかでも勝ちたかったですけど、勝ち点1を持って帰って来れたという面でポジティブな試合でした。テゲバジャーロ宮崎との試合は、2-1でリードしているなか、最後追いつかれた試合でした。宮崎は一つ上の順位のチームで、勝てばひっくり返せる状況でプレッシャーもありましたけど、PKで追いつかれてしまって、反省しなければいけないゲームだったと思っています。

1失点目は、カズくん(佐相壱明)が足を痛めて10人で戦っている状況の時に守りきれなくて失点して、2失点目はPKでした。内容では勝っていたかなと思える状況で、絶対にスコアでも勝ちたかったですし、悔やまれる試合になりましたけど、ツバくん(安藤翼)を含め攻撃陣は2点取ってくれているので、自分たちはゼロ、もしくは1失点に抑えたい試合でした。

--80分に遠目のシュートを弾くのではなく、キャッチしたシーンは圧巻でした。

相手の10番(下澤悠太)がミドルシュートを得意としている話は事前に聞いていました。「積極的に足を振ってくるだろう」と思って常にこぼれ球に対しての早い準備とポジショニングを意識していたので、しっかりと移動してキャッチすることができました。あと、こぼしたら相手が2人ぐらい詰めてきていたので弾くだけじゃなく、一つ上のレベルを目指すという意味でもキャッチにいって、練習の成果も出ているなと思いました。

--練習では、どんなことを取り組んでいるのでしょうか?

(GKコーチの松本)拓也さんの練習では、厳しめの位置からでもキャッチにいく、一つ上のレベルを目指す練習をしていて、そういうのが出たと思います。ボールに対してどれだけ身体の中心を持っていけるかで、どれだけ遠くに跳べるかが大事です。もちろんギリギリで跳んだらキャッチはできないので、足の運びとかボールに対してどれだけ移動できるかの練習をよくしています。

--相模原に移籍してきて2カ月が経って、松本GKコーチの指導はいかがですか?

拓也さんは常にいろいろな技術を取り入れたり、新しい試みをしていて、練習からその意図が伝わってきます。常にレベルアップをさせてくれるようにいろんな練習を組んでくれます。どんな練習でも結局は自分がその意図を解釈してやらないとうまくならないので、拓也さんの練習プラス「自分の成長するんだ」という気持ちも大事です。来て数カ月ですけど、確実にレベルアップしているなと思います。

--所属元の名古屋グランパスにはランゲラック選手や武田洋平選手という強力なライバルがいて、そこに割って入っていくために相模原で実力を磨いている面もあると思いますが。

名古屋とは全く別の刺激をここでは受けています。プロ3年目の途中まで試合に出ていなかったので「試合に出ることは楽しいことだな」と感じることができましたけど、サッカー選手として試合に出ることが一番の喜びだと感じましたし、どんなチームにいても出ないといけない。自分は最終的に上のステージでやるために今頑張っています。今もいっぱいいい選手がいて、毎週毎週がスタメンで出るための争いだと思っているので、気を抜かずにやって、自分のレベルアップもできるよう取り組んでいます。

--今節の愛媛戦は相手が首位ということで守備が肝になる試合になりそうですが、この試合に懸ける意気込みはいかがですか?

ホームでの試合で、タフな一戦になると思いますけど、前の選手は絶対に決めてくれると思うので、後ろはゼロにこだわってやりたいと思っています。