DF/5 綿引康
--今週のモチベーションはいかがですか?
だいぶ気合いが入ってます。今週は(古巣の)宮崎で試合をするので、懐かしさもありますし、久々に会えるメンツもいるので、楽しみな気持ちがありますけど、ほとんどは「やってやろう」という気持ちが占めています。
--綿引選手は今季初めて移籍を経験しましたが、古巣戦は特別な気持ちになりますか?
そうですね。リーグ戦の1試合なのは変わらないですけど、いい経験もさせてもらいましたし。初めて契約満了になったチームで悔しさもあるので、特別な思いがあります。「成長した姿を見とけよ」という気持ちですね(笑)。
--CBでプレーするようになって、守備での対人が際立っていますが試合ではそうしたところも見せていきたい。
宮崎の時はどちらかと言えば攻撃面で期待されているところがありましたけど、今季は守備の面で成長を感じるので、そこを見せつつ持ち前の攻撃も見せていきたいです。
--ディフェンスは相模原に来て変わった感覚ですか?
そうですね。ポジションが3バックに変わって後ろ目のポジションになったこともありますけど、昨季より「自分が守らなきゃ」という責任感も出てきたので、そういう意味でも守備での成長を感じます。
--守備の向上が見られる要因は、戸田和幸監督の指導なのかどんなものがありますか?
球際に関しては戸田さんからも結構言われます。あと、藤沼拓夢とか(練習後に)「1対1をやろう」と言ってくる人がめっちゃいるので、そいつらと1対1をしていたら自然と対人が強くなって、そこで自信がついたなとも感じます。
--システムが5バックになって、綿引選手はサイドバックからウイングバックになるのかと思っていましたが、もうずっとセンターバックで出場していますが。
自分も最初はウイングかなと思っていましたけど、真ん中のポジションを与えられて、今でも難しさを感じて悩むこともありますけど、日に日に発見を得られているので、いい経験になっていますし、成長も感じられています。
--難しさはどんなところに感じますか?
ディフェンスのところもそうですし、ビルドアップもそうですね。4バックの時は自分が高い位置にいたら勝手にボールが出てきましたけど、今は自分からそういう場面を作らなければいけない立場なので、持ち運んでリズムを作ったりしなければいけなくて、後ろから組み立てる苦労を身にしみています(笑)。
--宮崎は、勝ち点差1の相手でもあります。
そうですね。個人的な気持ちよりもまずは、チームが上にいくために戦うことを意識してやっていけたらなと思います。
MF/22 佐相壱明
--前節、佐相選手はFWで出場していましたが自身が出ていた時間帯を振り返って、どんな感想ですか?
もっとボールを受けられればよかったなと思っています。今までの試合と比べて前半が特に背後のスペースが少なかったと感じていました。カル(デューク・カルロス)や(安藤)翼くんが出ると背後ができて押し込める時間が増えていましたけど、(齊藤)聖七やセヌさん(瀬沼優司)は足元で受けたいタイプの選手で、僕が出た時は「背後は増やしたい」と思って意識していましたけど、あまり(ボールを)引き出せなかったので、「課題だな」と思いました。
--ボールを奪ったあとが課題になったと戸田和幸監督が話していました。
取った後の自分のミスに関しても、2個ぐらいパッと浮かんできます。そういうパスミスとかをなくしていければ、こっちの展開になったんじゃないかと思います。
--あとは、ボールを止める技術も大事になりますか?
そうですね。そこがあってこそカウンターにつながると思います。止まらなかったこともよくなかったかなと思います。
--試合全体としては、終盤も含めてシュートを打たれることが多かったです。そのなかで勝ち点1を得て、一定の収穫はあったのでは?
大宮アルディージャにいた時、残留争いをしていて残れた経験があるんですが、その時も負けるような内容の試合でもなんとか1を取ることの大事さをわかっていました。もちろん勝ち点3を取りたかったので悔しさがありますけど、0で帰ってこないことが大事なので、1取れたことはよかったと思います。
--鳥取戦の反省を踏まえて今週取り組みたいことや、ミーティングで共有されたことはどんなものがありますか?
それこそセカンドボールを回収してショートカウンターにつなげることをミーティングでも言われました。個人としてもボールを下でも裏でももっと引き出せるようになりたいし、怪我をする前はできていた部分でもあったので。トップ下で出ていた時は右側に落ちていましたけど、今回左側で景色の違いも多少はありました。でもそれも慣れの問題だと思うので、裏でも足元でもボールを引き出してもっとゴールへ前進できるプレーとか、ミドルシュートを増やしたいです。
--試合を見ていたら瀬沼選手がワントップで佐相選手は2列目にいるようにも見えました。佐相選手の役割が少し低い位置で仕事をするものだったからでしょうか?
背後への動き出しは要求されていたので、「自由に動いていいよ」と言われていて、もっと動けたらよかったなという感じです。背後にもっと引き出したかったです。
--次の宮崎戦へ向けては、どんなマインドで臨みたいですか?
戸田さんも言ってましたけど、宮崎からしたら僕らはいつのまにか真後ろについてきている存在なので嫌だと思います。僕たちの方が食ってかかるじゃないですけど、宮崎より強いメンタルで挑めると思うので、その有利さを生かしてガッツリいきたいなと思います。