SC相模原

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10-08-2023

 試合結果 

【10/8ガイナーレ鳥取戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》
ガイナーレ鳥取 0-0 SC相模原


■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2023/100813/live/#live/

戸田和幸監督

--試合の総括をお願いします。

シーズン後半戦に入ってからの自分たちの積み上げてきた勝ち点、勝ち数をいつもチームに共有しているんですけど、今日対戦した鳥取さんは「我々よりも勝ち点を2つ多く取っている、すごくよいチームだ」という話をした上で「我々は勝って勝って、ここから上の順位に食い込んでいく。その一歩手前のすごく重要な試合だ」と言って、ここに来ました。

よいチームなのはわかっていたので、よいチームを相手に勝ち点を取れる準備をした上で、選手は一生懸命ハードワークをして、結果的には勝ち点1でした。攻め込まれる時間もあるなかで、選手たちはゴールを目指す姿勢を持ちながらも、最後までゴールを割らせないためにハードワークしてくれました。

さっき選手には「この勝ち点1は必ず最後に重要な意味を持つ」と伝えました。もちろん勝ち点3を目指した上での1で悔しさはあると思いますけど、その1を大切に、次につなげられる試合になったんじゃないかと考えています。

--この勝ち点1を3にするには、なにが必要でしたか?

ボールを持つ能力も高いし、どこでボールを持たれるとより能力を発揮されるかを考えると高い位置でボールを奪うことを一つテーマに掲げて人を組んで試合に入りました。前半の方がゴールに近い場面はあったと思いますし、後半も橋本陸の決定的なシュートがありました。基本的に奪ってから速く攻めるというところがメインになったと思いますが、「そのなかで一つ取れればな」というのと、あとは「奪った後のボールの処理と攻撃につなげるクオリティのところは上げなきゃな」と前半から感じていましたし、伝えました。

鳥取さんもそうかもしれないですけど、我々からすると少しプレーしづらいサーフェス(ピッチ)だったと思うので今日は上のボールも混えつつこぼれも取ってバトルをして、そのなかでプレーすることを考えていました。僕らはそこのクオリティをもうちょっと出せるようにしたかったですし、どんなサーフェスでも発揮できるようにもっとトレーニングを積まなければいけないですけど、チャンスがなかったわけではないです。どれだけ回数が少なくても、一回の決定的なところでボールを押し込むということは基本的には一緒です。あとは、選手交代も含めて行ったなかでもっともっとゴールに迫る場面を作りたかったなと思います。

--終了間際にも東ジョンにいいセーブがありました。彼の今日のプレーの評価についてはいかがですか?

(名古屋グランパスから)こっちに来てすぐに試合に出るような形になりましたけど、うちに来て初めてJリーグに出た選手になるので、いろいろな種類の試合、環境の試合があって、劣勢の時もあるなかで常に勇敢なプレーをしてくれています。今日は彼の活躍もありましたし、ディフェンダーが最後まで体を投げ出す部分もありました。それで失点せず終わりました。もちろん勝ち点3を取りに来ているので、1だと2ポイントを失ったというネガティブな感情が残りますけど、3を取りにいくまでに選手がどれだけ努力をしたかを自分はキチンと伝えなきゃいけないと思っています。ジョンもよくやりましたし、守備もよくやりました。その上でもっとできると思っているという話をさっきしました。じゃないと僕らは上がっていきません。今日は鳥取さんのクオリティを感じた試合でしたけど、今日に関しては我々は、ゴールを割らせずにゴールを奪うチャンスもあったなかでの引き分けだったので、次は内容のところでも自分たちがつかむところまで持っていけるようにトレーニングに励みたいと思います。

GK/35 東ジョン

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--0-0という結果で、勝ち点1を持ち帰る試合になりました。

相手の猛攻もすごかったし、アウェイの鳥取という地で「よく耐えた」という見方もできると思います。でも、試合が終わってロッカーへ戻る時、みんな「守り切った」というよりは悔しがっていました。最近のチーム状況はいいですし、勝ち点3がほしかったなかでの勝ち点1という結果なので、プラスの面もたくさんありましたけどマイナスの面にフォーカスしていきたいです。

--守備に追われる時間が長い印象がありましたが、東選手としてはどのあたりで難しさを感じましたか?

こっちのクリアボールや相手のロングキックからのこぼれ球を相手に結構拾われていて、セカンドボールで主導権を握られて速攻を受ける場面が多かったです。チームとしてセカンドボールに対しての準備をいかに先にとれるかというのもありますし、チャンスはあったのでそこを決め切ってほしかったというのもあります。そういう細かいところが目立ったなと思います。

--鳥取はビルドアップの際、ピッチの横幅を広く使って相模原の連動した前からのプレスがかかりきらず、そこを掻い潜られて攻め込まれる場面が多かったように見えていました。

鹿児島ユナイテッドFC戦でも前からのプレスが全然ハマらなくて、そこで3失点をしてしまっていました。全部の試合がうまくいくわけではなく、ハマらない試合もあるなかでミナくん(水口湧斗)やクニくん(國廣周平)たちディフェンス陣が一緒に頑張ってくれて失点しなかったので、そこは鹿児島戦より成長できたなと思います。

--前半からあまりうまくいかない展開だったなか、ハーフタイムでは岩上祐三選手に代わって西山拓実選手がピッチに立ちました。戸田監督からはどんな指示がありましたか?

交代に関しては聞いてないですけど、攻撃の勢いづけや変化を加えるための交代だったと思います。僕たち(ディフェンス陣)は引き続き守ることを言われたので、そこのタスクは遂行できたかなと思います。

--まずは守備から入って、いい攻撃につなげていくという狙いですか?

前節のギラヴァンツ北九州戦は後半の立ち上がりに失点しているので、最初の15分はしっかり集中してハッキリやるところはハッキリやると思ってやっていました。うちには走ってくれる選手が多く、守備から入ってもリズムの作れるチームですし、後半の入りはいい入りができたかなと思います。

--終盤も含めてディフェンス陣の奮闘もあるなか、東選手のビッグセーブが何度も飛び出していました。今日の自分の評価はいかがですか?

練習していることをしっかり出せたと思います。ただ、最後に自分のミスから危ない場面になることもあったので、自分たちのピンチの芽を摘む意味でも一個一個のプレーを正確にやれたらと思います。中にはどうしようもないピンチもありますけど、ゼロで抑えたことはポジティブに捉えたいです。

--相手のシュートが枠の外へ飛んでいく場面もありましたが、東選手を含む全員で粘り強く守っていたことで相手はギリギリのコースを狙わざるを得なかったのかなと思ったのですが。

積極的にシュートを打ってきて、枠内に飛んできたシュートは11本ぐらいで枠外シュートも合わせたら全部で20本以上のシュートを打たれたと思います。そのなかでゼロにこだわって無失点で終えられたことはよかったです。

--後半のアディショナルタイムも猛攻を受けていて、このまま耐え抜くのか1点を取りにいくのかでピッチ内の意思統一が難しかったのでは?

そうですね……。ピッチはサッカー専用スタジアムで声も仲間の近くにいかないと聞こえないような状況で、意思疎通は難しかったです。でも、J1なんてもっともっとお客さんがいますし、そのなかでどうコミュニケーションを取って試合で課題を解決していくか能力が問われると思います。祐三さんは経験を生かして、その場でなにか一番的確なのかという判断をできる選手ですけど、祐三さんが交代で下がった後、僕たちみたいな若い選手で意思疎通できるようにならないといけないなと思いました。

--今日の試合を受けて、次の1週間はどんな準備をして勝ち点の近いテゲバジャーロ宮崎との試合に臨みたいですか?

ギラヴァンツ北九州戦もそうでしたけど、かなりプレッシャーがかかるなか、どれだけ準備できるかが自分も含めて大事になります。いつもとなにかを大きく変えることはないですけど、しっかりと気持ちを作って死ぬ気で戦えるような準備をしたいと思っています。

DF/19 國廣周平

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--前節、國廣選手は右のCBとして久しぶりに先発出場して、今日は左で2試合連続のスタメンとなりました。監督からはどんなことを求められてプレーしていましたか?

攻撃でしっかりと時間を作ることが自分の特徴なので、簡単にボールを失わないことや一本のパスをつなぐという自分らしさを求められていました。ただ、そこに関してはイマイチできていなかった中という感じです。

試合の流れ的に相手にボールを持たれる時間が流すきたので、自分たちの時間をどうやって作るかというところで、自分一人ではビルドアップはできないですけど、もう少しボールを受けてから外へ逃げず中から(攻撃を)作っていく部分もやっていかないとダメだったかなと感じました。

--今日は従来の3-5-2ではなく3-2-4-1フォーメーションが採用されていたのでしょうか?

1トップではなく2トップという形ですね。

--佐相壱明選手が気持ち低めの位置でプレーしていたということでしょうか?

そうですね。プレースタイル上、そう見えているのかなと思います。

--ボールを持っている時は、増田隼司選手が國廣選手の近くにいた印象もありました。2人の連係はいかがでしたか?

隼司にパスを入れられる場面はあまり多くなかったかなと思います。どちらかと言えばアンカーの選手に預けることが多かったです。アンカーの選手へつなぐとなると、逆への展開がなかなか難しくなってくるので、隼司との連係はもう少し深めないといけないなと感じました。

--攻守両面で見て試合全体としての感想はいかがですか?

相手のパス回しがすごく上手だったので、そこに対して後ろからプレスをハメにいくための思い切りのよさがあってもよかったかなと感じました。ゼロ点に抑えたことはすごくいいですけど、今は耐えるだけになってしまいました。そこからどう攻撃を組み立てていくのかというのが今後の課題かなと思います。

--攻撃の組み立てに関しては、どんなところが課題として挙げられますか?

ボールを奪った後の一本のパスなど一つひとつの精度はもちろん、押し込んでクロスを上げる場面もあったので、そういう場面をいかに多く作れるかは後ろとしての課題です。前線の選手としては、大体どこのチームもそうですが決め切るかだと思います。前線の選手にいい形でボールを渡すことをチームとしてやっていかなければいけないと感じています。

あとは後ろからうまく運べれば、前線の選手はいいランニングを持っているので、その場面をいかにどれだけ多く作れるかが課題なのかなと思います。

--ただ守備に関しては先ほども言われたように、猛攻を受けたなかでゼロ点に抑えたことはすごく大きいのでは?

そうですね。90分間全部集中できていたかと言われれば、簡単にボールを取られる場面もあったので、そこは課題ですけど、全員が体を張って最後までゼロに抑えたことはチームとしてすごくよかったと思います。

--次戦もアウェイで、宮崎との試合になります。

どの試合も大事なので、今まで以上に特別なことをやるわけではなく、やるべきことを今まで通り高い基準でできるようにやろうと思います。