DF/4 山下諒時
--前節のFC琉球戦は4-0と無失点で終えました。ディフェンスとしては試合をどのように振り返りますか?
前半はカウンターを受けるシーンが多く、ヒヤッとする場面がありました。相手のミスに助けられた部分もありましたけど、「水口(湧斗)と声をかけあってリスク管理をしないといけない」ということをミーティングでも伝えられましたし、そういうところはもっとこだわらないといけないと思いました。
--今週末のカターレ富山戦はそうした反省がそのまま生かされそうですが。
前期に対戦した時も感じましたけど、パワーがあって縦に速いサッカーをしてくる印象です。自分たちとしてパワーで押し負けてしまうところも出てきてしまうと思う。前期では先制してから追いつかれるという試合でしたけど、相手が決めるところを決めていれば、ひっくり返されるゲームだったので、後期はパワーで押し負けないところもタスクになってくる。そういうところを意識していかないと一発のチャンスをモノにされてしまう。相手の守備は硬いと思うので、少ないチャンスを決めて、後ろはゼロでしっかりと押さえていきたいと思います。
--相手がゴール前を硬める守備を敷いてきても、前節の山下選手のアーリークロスから瀬沼優司選手のような前線の選手がゴールを決めるという打開策もありそうですが。
今、5バックでやっているのでディフェンスの選手がどんどん前に出ていく機会が多いです。後ろの攻撃参加がカギになってくると思うし、前回の得点は立ち上がりだったので瀬沼さんと目が合って早めに入れる決断をしました。時間帯関係なく、自分から入れることを意識した方がいいと思います。
あとは、牧山(晃政)がファウルを受けて、相手にレッドカードが出た時のFKを自分は決めきれなくて、あれを決めていれば試合はもっと楽になりましたし、プロ初ゴールという形になっていました。その前のY.S.C.C.横浜戦は自分のミスから失点していますし、「次は自分が勝利につながる活躍をしたい」と思っていましたし、点を取れたらベストでした。ゴール前での攻撃も意識したいと思っています。
MF/27 西山拓実
--前節は西山選手にとって約1カ月ぶりに先発出場した試合になりました。
長い間試合に出られなくなった期間があって、自分のなかでは毎日ベストを尽くすことを意識して練習していました。できることに対して全力で取り組んでいただけなので、いつチャンスが来てもそれを生かせられる準備をしていました。
--夏に入ってきた選手は中盤の選手が多く、競争がさらに激しくなったと思いますが。
自分はプロ1年目なので補強という経験が初めてで、新しく来た選手がその週の公式戦で自分たちのポジションに入って出場することに対して悔しさはもちろんありました。でも、(岩上)祐三さんみたいに実績も経験のある選手が同じポジションに入ってきてくれて、「毎日学ぶものしかない」と感じていて、すごくいい影響をもらっています。ただ、シーズン当初から自分はいたので新しく入ってきた選手に負けたくない気持ちもありますし、そんな簡単にポジションを奪われたくないという気持ちも強いです。
--選手が新たに入ってきたことで、自分のプレーやアイデアの幅が増えた感覚はありますか?
祐三さんを見ていたら自分の課題の部分をすごく学べます。なにかを聞いても教えてくれますし、課題を克服する上でのすごいお手本がいるので、幅が広がることにつながっています。東海大出身なので、大学の先輩でもありますし、本当にすごい先輩です。この前の試合で、自分はアンカーをやったことがなかったので、試合に出るとなって向こうからのアドバイスを言ってくれましたし、本当に勉強になります。
--前節は4-0というスコアで勝利を収めました。西山選手は最後まで出場していましたが、個人としての出来はいかがでしたか?
自分のできる限りのことはやれたと思うので、それで次どうなるかという感じですね。出た課題に対しては練習から取り組んでいくしかないので、それだけですね。
--次節は3連勝が懸かる試合ですが、個人としてもいい流れをつなげていく?
そうですね。練習で試合に出られる準備をして、チームとして3連勝して、この波が止まらないようにみんなでやっていきたいです。