SC相模原

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08-24-2023

 練習情報 

練習レポート(水口湧斗選手、安藤翼選手)

DF/3 水口湧斗

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--前節、水口選手は試合途中アクシデントによって、急遽出場することになりました。

アクシデントが起きて途中から出るというのは今季初めてで、アップもあまりできていない状況でしたけど、それに対応してやるしかないと思っていました。前半の残り時間も少なかったので、とりあえず前半をゼロで抑えることしか考えていなかったです。

--後半に内容も好転して、逆転勝利することができました。90分を通して試合をどのように振り返りますか?


前半の最初は外から見ていても先制されて難しい展開だったと感じました。でも、0-1だったし「後半から変えていこう」という話をずっとしていて、後半に選手も代えて自分も後半からは準備をしっかりできていたし、そのなかで勝てたことは大きかったですね。

--後半の早い時間にFKから同点ゴールを決めたことが大きかったと思います。その最初のFKを獲得したきっかけは、水口選手のロングパスからでした。

(岩上)祐三さんから「開始10分は(プレーを)ハッキリしよう」と言われていたので、立ち上がりだったし、セヌさん(瀬沼優司)は前で起点になれる選手なので、とりあえずセヌさんに当てることを意識していました。それで相手のファウルを受けて、そこから2回目のFKで大くん(加藤大育)が決めてくれました。あの時間に同点になれたことはデカかったです。

--ロングフィードを瀬沼選手へピンポイントで通していましたが、キックの精度が上がってきた感覚はありますか?

そこも求められていますし、苦手とか言ってられる状況じゃないので、自分ができる最大限のプレーを見せた結果、ちょっといいボールになっただけです。

--戸田和幸監督が水口選手について「廉太が来て彼のトレーニングが変わりました」と話していました。東廉太選手が移籍してきて、自分の心境になにか変化はありましたか?

廉太が来て、自分が出ていたポジションで廉太がすぐ出場していたのは正直悔しかったですけど、下を向いていても仕方がないですし、練習からやっていこうと思っていました。戸田さんからも「プレーがいいよ」と言われたこともありましたし、常にいいプレーをして試合に出る準備をしていました。

--パスに関しても「よりチャレンジするようになった」とも言われていました。

ボールを動かすことやビルドアップは、サブ組の方で國廣(周平)くんと並んで一緒にやっていて、すごく参考になりますし、他の選手プレーを見て、前よりも余裕が持てるようになりました。言われたことを意識して取り組んでいることが今につながっているのかなと思います。

--今節は今季初の連勝とアウェイでの初勝利が懸かった試合です。水口選手としての意気込みはいかがですか?

今季まだ連勝がないですし、アウェイで勝てていないというのが現状なので、まずはY.S.C.C.横浜戦で勝った勢いそのままに琉球戦でも一つになって戦いたいです。


MF/14 安藤翼

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--前節、安藤選手は70分からの出場になりました。どんなことを心がけてピッチに立ちましたか?

途中出場の場合は、「自分が試合を変えてやる」という気持ちが常にあります。前節僕が出た時は1-1で、流れがどっちに来るかというところだったので、「自分が入ることでチームに勢いづけなければいけない」と思っていました。ホームで熱い応援を受けていて、体が勝手に動く状態になっていましたし、入りを大事にしつつチームに勢いを与えようと思っていました。

--前半戦は内容としてうまくいかなかったなか、ハーフタイムで選手とシステムを変えたことで流れは変わっていきました。安藤選手がピッチに立った時の空気感をどう感じましたか?

前半もチームとしていい部分はたくさん出ていました。でも失点してしまって、守備の部分で後手を踏んでいたところがあったので、見た感じではチームとしての勢いを感じられなかったかもしれません。後半になにが必要かを理解して、カル(デューク・カルロス)と「自分たちが入ったらこういうプレーをしていこう」と話していたので、それを含めた上で戸田(和幸)さんからの指示があって、それをピッチで表現できたことが勝利につながったと思います。

--戸田監督からはどんな指示がありましたか?

守備に関してで、「ボランチの中里(崇宏)選手をうまく消しながら、前にプレスをかけていこう」と言われました。見ていて「圧力がもっともっと必要だな」と感じていたので、そこでうまく二度追いできれば相手はロングボールが増えてボールを奪える感覚がありました。前半にセヌさんや(齊藤)聖七が頑張って前プレしてくれたこともあったので、後半はそれが布石になって相手はポジションを取るのが遅れたり、運動量のところでも落ちてきていたことで、それが後半にうまくつながりました。

--逆転弾をアシストした場面は、ボールを受けてから前を向くまでの動きが見事だったなと思いました。

正直、あれはあんまり考えていなかったというか、練習から前を向ける時は前を向くチャレンジをたくさんしていました。それがピッチで無意識のうちに表現できるようになったことがあれにつながったと思っています。どんどん前につけて、ゴールに進んでいけるようなサッカーができるので、そういう場面を前半から増やしていけるようにしたいです。

--Y.S.C.C.横浜戦はOBの梅井大輝さんも観に来ていました。試合が終わってなにか言われましたか?

「ナイッシュー!」って言われました。僕が決めなかったら「ナイッシュー!」って言ってくるんですが、いつもどおりのいやらしい絡みがありました(笑)。でも、後から「ナイスアシスト!」って言ってくれました。まずはイジりから入ってきて、思い出しましたね。今度、9月9日にも15周年記念の特別試合で来るので「ヘディング頼みますよ!」って言いました。

--今のチームについてはなにか言ってましたか?

環境がどんどん良くなってると言ってました。ウメくんはこのチームのいろいろなものを見てきた人なので、「そういうのに感謝しないといけないよ」と話してくれて、それは自分自身も改めて感じました。サッカーについては、戸田さんと(2010年にザスパ草津で)ちょっとだけ一緒にやっていたみたいなので、「たくさん聞いたらたくさん返ってくるから、どんどんコミュニケーション取ったほうがいいし、サブでも個人の成長は絶対あるから」と言ってくれたので、どんな状況に置かれても今、自分ができることをしなさいという感じでしたね。

--Y.S.C.C.横浜に在籍していた福田翔生選手は昨季、FC今治を契約満了になって半年でJ1へステップアップしました。ベストを尽くし続けていれば、誰にでも可能性が開けるということが改めて証明されたようにも思えます。

自分もどちらかと言えば“雑草魂”の選手なので、日々の練習で120パーセントを尽くした上で試合でどれだけ活躍できるか。いい時も悪い時もあると思いますけど、そこで一喜一憂しすぎず積み重ねていきたいですね。結果を出せば上に上がっていける世界なので、諦めないでやることが大事だと思いますし、自分もJ3→J2と上がっていったこともありますけど、J1はまだなので向上心をもっともっと持ってやりたい。このチームにはそういう選手がたくさんいるので、いいところを盗んで成長したいし、チームと共に上に上がっていきたいですね。

--まずは今節のFC琉球戦が大事になるかと思います。週末に向けた意気込みはいかがですか?

チームとしては確実に連勝しないといけません。ここで2連勝、3連勝していくことが大事になると思います。個人では、自分自身がゴールやアシストで結果を出すことが絶対に必要です。負けていても自分が出て点を取ってひっくり返せばいいだけのことなので、チームになんとしても貢献するためにやっていきたいです。