SC相模原

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08-03-2023

 練習情報 

練習レポート(瀬沼優司選手、東ジョン選手)

FW/39 瀬沼優司

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--移籍が発表されて3週間ほどが経ちました。選手一人ひとりのキャラクターなど、新しく見えてきたものはありますか?

みんな若くて、大卒で年下の選手が多いから、チームの印象としては若い印象です。みんな素直でフレッシュだし、これからの選手がたくさんいる。その中に入って若い選手と競争できて楽しいし、若い選手から教わることもこの3週間でたくさんありました。半年ですけど戸田(和幸)監督のもと、先にやっているメンバーから守備や攻撃の戦術を聞いて、自分の経験も伝えながら一緒に成長してきた感じがあります。それに限界はないと思うのでここからもっと高めていこうと思うし、若い選手ともっともっと競争して、協力して、一緒に成長していきたいです。

--瀬沼選手が加わってから練習や試合の雰囲気が変わったように感じます。

僕だけじゃなく、岩上(祐三)選手も入ってきて、サッカーはチームスポーツなので、それぞれがバラバラにやっていてもいけないです。自分たちはつながりが必要だと思うから、そのつなぐ手助けをしたいです。若くて勢いはあるけど、勢いだけでは守備はできないので、いくところといかないところのタイミング、プレスの角度を合わせるというのは声でつながれる。僕が最初の発信になりますけど、後ろの選手に「喋ってね」と伝えることで後ろからの指示が入って後ろと前がつながる。それを前から中盤にかけては声が届くけど、ディフェンスまでは届かないところを岩上選手がやってくれるので、2人で前と後ろ、右と左の選手も声でつないで、全体がつながればいいなと思って意識しています。

--若い選手が多いチームですが、瀬沼選手が働きかけていることは?

僕や岩上選手という経験ある選手が来て、全く自信を失う必要なんかないし、自分たちのやっていることを信じてやるだけと伝えています。この前の長野戦も自分のところであったチャンスを含め、先制できていればまた違った試合になっていたと思います。チャンスをどっちが決めて、どっちが体を張って守れるかの攻防だと思うので、それを自分たちの方へ手繰り寄せられれば結果は転がってきます。やり続けるしかないし、自分は残留争いの経験ももっと苦しいミスの仕方をして落ち込んだこともあります。この前の試合が終わった後、下を向いている選手がいましたけど、下を向く必要はないし、自分で立ち上がって、自分で戦い続けるしかないので、そういうことは言っていきたいです。

--前節の長野戦でうまくいったところ、うまくいかなった点は?

どの試合もそうですけど、うまくいくシーンとうまくいかないシーンがあります。長野戦は前から守備でハメていい形で奪えている時もあれば、相手のビルドアップに逃げられているシーンもあったので、極力高い位置で奪えるように、自分たちのやりたい守備でボールを奪えるように誘導していきたい。自分はファーストディフェンダーに位置しているので、いいファーストディフェンダーになって2人目、3人目のところへ誘導してボールを取れればなと思う。それを次の選手がやりやすくなるように、声でつながってプレーできたらなと思います。

毎試合毎試合、良かったところ、悪かったところを振り返って改善していますけど、より自分たち主体でもっといい時間帯を増やせるように反省して、改善してやっていければと思います。

--前節は前半35分に瀬沼選手が高い位置でプレスをかけにいって、相手に横パスを出させて、次に藤沼拓夢選手がプレスをかけ、右サイドへ追い込んだところ、さらに加藤大育選手がプレスをかけて、相手は長いボールを蹴るしかなくなって、マイボールにした場面がありました。あの場面はチームの狙いが出た形だったのでしょうか?

狙い通りでした。相手が最後に蹴ってミスしてくれたり、相手が長いボールを使って回収できた時は、自分たちのいいプレスができている時だと思う。極力そのシーンを出せるように、細かいパスやワンタッチのプレーでうまく入れ替わって逃げられて、攻撃にまでもっていかれるシーンを極力減らせられるように、いい守備をかけられたらと思います。そうしたら守備の選手の助けにもなるし、チームの助けにもなれます。その役割が前の選手の最初のプレスに詰まっていると思うので、そこは意識して続けたいです。

--パスを各駅停車させて、大外にまで追いやることができていましたが、プレスでキモになる要素は?

個人としては長いボールを蹴らせないことと、自分のところで取れたら最高ですけど、なかなかそういうプレーはできないです。この前の試合で言えば拓夢と(吉武)莉央のところにうまく誘導して追い出して、長いボールを蹴らせないことが自分のタスクでした。それを90分やり続けられるように意識してプレーしています。

理想は僕のところで一発で取ることですけど、僕が誘導した先で拓夢と莉央のところで取れれば次が攻撃しやすくなります。拓夢と莉央のところで取れないなら、その次の2手目、3手目で取ることを意識して守備しています。極力早い段階で取れた方がシュートにいきやすいというだけで、どこで取ってもいいと思います。ただ、2手目や3手目では確実に取れるようにチームで守備しているので、そこで逃がさないようにしなければいけない。そこが取りやすくなるようないい誘導ができたらなと思います。

--今節はホームで讃岐と対戦します。前回対戦時は、事前の想定とは違って守備的に戦ってきた相手に苦しみ0-1で敗れてしまいました。

そここそ僕とか祐三くんが声をかけて、相手を見てサッカーを変えていきたいです。用意してきたことと違うことが起きた時は、監督から指示を受けることもありますけど、中の選手が判断して変えていくことが大事なので、中で声をかけてうまく対応できるようにするか。パッとスイッチを変えられるかは経験でしかないので、そこはゲームで伝えていきたいです。


GK/35 東ジョン

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--相模原に移籍してきてJリーグデビューも果たせました。まだ加入して間もないですが、ここでどんな時間を過ごせていますか?

チームは今、厳しい状況ですけど、ネガティブな雰囲気じゃなくて、雰囲気はめちゃくちゃいいです。もちろんやる時はピリッとしていて、休むところはいい雰囲気で、本当に溶け込みやすい雰囲気でした。若い選手も多いですし、ミナくん(水口勇斗)は名古屋グランパスの練習参加に何回か来ていたことがありましたし、ジュニくん(栗原イブラヒムジュニア)も知り合いの知り合いで、すぐ仲良くなれました。

--GK陣の競争については?

競争はどんな状況でも絶対にあります。今は試合に出させてもらっていますけど、誰が使われるか本当にわからない状況なので、これから本当に頑張らないといけません。やることをやるだけだし、アピールをしっかりしたいし、試合に出るだけじゃなくてチームを勝たせなければいけないので、そういうのを含めて頑張りたいと思っています。

--松本拓也GKコーチの練習に触れてみて。

技術的な練習が多くて、ここに来て3週間くらいですけど、「1年間通して練習したら絶対にうまくなる」と思えるような練習ばかりしてくれます。ユニークな練習も多いですけど、自分に取り込んでやっていたら絶対にうまくなれるので、ポジティブにやっていきたいです。

--技術的な練習というのは、ビルドアップの際に必要な足元の技術ですか?

それもありますし、ちょっとしたキャッチングや一つの技術、(フィールドプレーヤーとの)コンビネーションですね。そういうのは今求められているものが多いですね。

--まだチームに合流して間もないですが、向上している感覚は得られていますか?

3週間しかやってなくて、技術的なことはすぐにはうまくならないですけど、そういう環境に身を置いているだけで考えることが増えるし、うまくなった気になれる。そういうのも大事なので、技術を自分のものにできるようにやっていきたいです。

--前節の長野戦はお互いチャンスがあったなか、一つのFKを相手にモノにされて、0-1で敗れてしまいました。

自分の仕事としては、あそこも守り切ることでしたけど、やはり経験不足だったというか、あそこで壁をもっと信頼すればよかった。あの時ボールが見えなかったし、位置も近かったので、ちょっと先に左に動いてしまったんです。タラレバの話になってしまいますけど、自分の役割をしっかりと自覚してやっていれば防げたかもしれないし、次に生かすしかないですね。シュートを13本くらい打たれて、厳しい状況は続きますけど、ディフェンスも頑張ってくれてゼロで抑えられる試合だったので、次からは集中してやっていきたいです。

--後半戦はまだまだ始まったばかりです。ここからに向けてはいかがですか?

東廉太とか新しい選手もたくさん入ってきましたし、下を向いてる暇はないので、ベテランの選手を頼っているばかりじゃなく若い選手がもっと盛り上げて、いい雰囲気を作っていきたい。監督もいろんなことを試しながらやっていると思うので、監督とコーチ、仲間を信じてやるしかないです。