いつもSC相模原をご支援いただき誠に有難うございます。
2023シーズンも半分となる19節を終えましたので、チーム・クラブを代表して、私から後半戦に向けた方針についてお伝えさせていただきます。

私たちは常にフットボールを中心に据え、クラブ全員で創り上げる「ENERGY FOOTBALL」を日々磨き上げることこそが最重要だと考え、取り組んでいます。
今シーズンからコンセプトを刷新し、6割の選手がプロキャリアのスタートを迎えました。とても若く大きなポテンシャルを秘めたフレッシュなチームです。
こちらにまで緊張感が伝わってくるような開幕戦から、試合を追うごとに徐々に頼もしい姿への成長を感じつつも、このチームが持つ本来のポテンシャルはまだまだ発揮されておらず、こんなものではないと感じています。

7月15日には、あまりに長く遠ざかってしまっていました相模原ギオンスタジアムでの勝利を、絶えず応援し続けていただいているサガミスタの皆様へようやくお届けすることができました。また、先週末のエナジーフェスでは、コロナ禍となって以来最多のお客様をお迎えすることが出来ました。

しかしながら現在、チームの勝敗や順位成績は期初に立てた目標を大きく下回る水準になっています。JFL降格の可能性があるシーズンであることから、なおさら皆様にご心配をおかけしているこの状況をいち早く打開し、活路を見出したいと思います。

後半戦は、まずは序盤の試合で勝ち点を着実に積み重ね、降格圏から浮上していくことが必須になります。
チーム強化の方針として、選手たちの成長を軸にクラブがステップアップを遂げていくという、基本戦略は今後も変えるべきではないと考えています。
ただし、そのような選手たちの成長とチームの成果をより一層早く手にする必要があることから、戸田監督ともよく話し合い、特に中核のポジションには百戦錬磨の経験を備えた選手が、現状のチームには必要だと判断しました。
分厚いプロキャリアを重ね、リーダーシップを備えた選手たちがピッチ上の道しるべを示してくれることで、若い選手が安心してプレー出来る好循環は、チーム全体のダイナミズムを高め、試合を決めるクオリティーの向上にも大きく貢献するものと信じています。

このような状況下でも、いつも暖かく寄り添い一緒に戦い続けてくださるサガミスタの皆様の存在が、私たちには本当に心強く、最大のモチベーションとして、粘り強く日々戦い続けるエネルギーの源泉となっています。
皆様と共に、肩を組んで何度も最高の喜びの瞬間を味わうべく、クラブに携わる全員の力を合わせ、後半戦は必ず巻き返してまいります。
どうか引き続き、SC相模原の背中を押してくださいますよう、よろしくお願い致します。

スポーツクラブ相模原
代表取締役社長
西谷義久