SC相模原

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07-23-2023

 試合結果 

【7/22今治戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》

SC相模原 0-0 FC今治

■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2023/072211/live/#live/

戸田和幸監督

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--今日は『SAGAMIHARA ENERGY FES』がということで4,589人の方がスタジアムに足を運んで、特に後半は多くの決定機を作れてあと一歩というところだったと思います。試合をどのように振り返りますか?

先週末にようやく試合に勝てて、今日は新しい選手が入ったなかで勝利を目指しました。僕は「新しい選手が入るまでに絶対に勝てる」という話を選手たちにしてきました。このフェスティバルも含めて考えると、先週末に勝てたというのは「君たちはできる」ということを僕は伝え続けてきたし、その上で努力をしてきたので、すごく良かった。その流れのなかで新しい選手が入ってきてくれて、百戦錬磨なところがありますし、今日も試合が終わって「来てくれてありがとう」という話を改めてしました。そこにいるだけで他の若い選手にとっては学びしかないでしょうし、プレーヤーとしてのクオリティも含めて、刻み込まれた生きた経験と彼らがこのクラブに入ると決めてくれた時に心に誓ってくれたものが彼らから発せられている気がしますし、トレーニングの雰囲気も質も強度もグッと上がりました。

その上で今日を戦って、スタートからの起用も考えましたけど、コンディションも少し心配でしたし、先週末立派に戦った選手への信頼もあったので、あの形(3-5-2のシステム)で入りました。少し難しい時間もありつつ、敵陣での時間もしっかり作って、後半2人が入ってくれた時に、チームがグッと前に向かって、決定的な場面が作れたと思います。もちろん、勝ちたかったですし、勝って初めてということを先週末みんな経験しているので、「これを勝つところまでに持っていくためにひたすらトレーニングをする」という話を今日もまたしました。

たくさんの人が集まってくれて、選手もいろいろなものを感じたなか、ゴールは決めれませんでしたけど、目一杯ファイトして走り、スタジアムの雰囲気が今季一番充満したものを感じました。次、ホームに戻る前に長野(AC長野パルセイロ)での試合もあるんですけど、今日感じられたものとできたことをしっかりつなげて、我々はここから勝って勝って巻き返すんだと言ってきていて、そこにつながるような一戦にできた気もします。勝てなかった悔しさも持って、次に向かいたいと思います。

--前節の後半戦に採用した3バックのシステムを今日も継続し、新加入の東ジョン選手もスタメンに組み込まれていました。ゲームプランの狙いとしてはどんなものがありましたか?

フォーメーションに関しては相手ありきで決めたわけではなく、自分たちでできたことと自信を持っているもので「これだろ」というものがあったので、その上で相手も踏まえて、ゴールを奪う、ボールを運ぶとか、そこはしっかりトレーニングをしました。ジョンなんかは「最高だった」という話をしましたけど、堂々としていて能力も発揮してくれましたし、前進するプレーも彼のキックを使いながら、加藤(大育)のヘディングも使っていましたけど、相手にもクオリティのある選手がいますし、三門(雄大)のようなハードワークできる選手もいました。ただ「牧山、お前は三門と同じぐらい走れるから、そういう姿をしっかり示せ」とも言いながらハードワークをしっかりして、相手の運びも止めてカウンターから考える、ボールを持っても背後を取るようなアクションを続けるということで、試合を組んで行いました。

今、初めて公式記録を見させてもらいましたけど、(90分通してのシュート数は7本で)シュートをもっと打たなければという思いはありますけど、相手が我々に対してどういうことを考えてプレーしているのかを観察していましたけど、我々としてできたこともたくさんあった気もします。相手にも若くて才能あるアタッカーもいて、ヒヤリとさせられる場面もありましたけど、ピッチに立った選手たちが個人の責任も含めすごくよく対応したと思う。そのなかにジョンも含まれますし、水口(勇斗)も含まれるし、成長を感じられる部分がありました。

--後半の頭から新加入の岩上選手と瀬沼選手を投入して、攻め込む場面を多く作れていた印象です。2人を投入した狙いはどんなものがありましたか?

我々にとっては助けにしかならない選手です。ここに来るまでの彼らの今季はどんなものだったかを考えると、どういった時間をプレータイムとして与えるべきかと考えましたし、結果的に後半からで良かったと思っています。前半は前節までの選手でしっかりとゲームを作ることとその中でもゴールを狙うということで、岩上と瀬沼にクオリティがあるのは間違いないですから、そこを後半からのチームに加えることを確認した上でプレーしてもらいましたけど「やっぱりな」というところを両者ともに見せてくれました。

シュート本数を見ると「(3本ということで)そんなになかったんだな」と感じましたけど、敵陣に押し込む場面は後半の方が明らかに増えたと思うので、そこからシュートまで持っていく場面をどう作るかというところと、決定機はあったと思うのでそこで一発決めなければいけない。選手に批判をする意味ではなく、そこまで来ているから、あとは押し込むだけだということ。それは「執念」という言葉でもなんでもいいと思いますし、体ごと入ればいいと思っていますから、そこまで持っていければ我々に多くの勝ち点をもたらせると思うので、次はアウェイでまた難しい試合になると思いますけど、つかめたものはあると思うので、それを選手たちとしっかり共有していきたいです。

岩上や瀬沼はいろいろなクラブでプレーをして、たくさんの試合を経験しています。彼らには生きた経験があると思いますし、知識もあるので、いろいろ話を聞きながら来週に向けて準備したいと思います。

■戸田監督記者会見のコメント全編はYouTubeで公開中!
https://youtu.be/nx57dwRmov0


MF/47 岩上祐三

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--0-0という引き分けでしたけど、試合を終えてどんな感想ですか?

自分は後半からしか出てないですけど、後半で何点か取れるチャンスがあったなかで取れなかったので、そこはこのチームの課題かなと思います。ここに来る前に何試合か見させてもらっていて、それが今日も出てしまったのかなと思います。

--合流されて間もないなかでの初出場でした。岩上選手はどんなことを意識して試合に入りましたか?

若い選手が多いので、うまくチームに馴染むことを考えましたし、僕が入ったことでマイナスにならないよう心がけて、そこは試合を見返してないのでわからないですけど、チームを勝たせてあげたかったですね。

--中盤の底やサイドから長短のパスを織り交ぜて、攻撃の中心になっている印象でしたが。

周りのみんなが僕のプレースタイルをまだわかってないと思いますけど、ある程度コミュニケーション取りながらやってくれたので、やりづらさはなくスムーズにいけたと思います。

--ロングスローを何度も投げて、スタジアムがどよめくようなシーンを作れていました。

今日はイベントをやって、4,500人以上も入ってくれたので、そういったプレーで盛り上がってくれればいいですし、勝てなかったことはサポーターのみんなに申し訳ないですし、勝って喜びたかったです。

--スタジアムの雰囲気はどうでしたか?

アウェイで何度か来たことがあって雰囲気はなんとなくわかっていました。ホームとして戦うのは初めて、先ほども言いましたけど今日はイベントがあって4,500人以上も入ってくれたので、これを維持できるような人数でいてほしい。そのためには結果を残さないといけないので、選手はまず戦わないといけないかなと思います。

--チームとしては前節久々に勝利を挙げて、今日は引き分けでした。ここから勝ち点を積み重ねる上でどんなことが大事になってきますか?

一つひとつのプレーの力強さがこのチームには足りないと思います。球際だったりで避けているようではダメですし、いかにマイボールにするかが一つポイントだと思う。そこはうまく伝えられたらいいかなと思います。

--今回の移籍は、オファーを受けていろいろ考えて決断したのか。それとも即決だったのでしょうか?

(ザスパクサツ)群馬の細貝(萌)選手や昨季いた渡辺(広大)選手たちに相談して決断しました。非常に難しかったですね。ただ、強化部長も含め戸田さんともzoomでミーティングさせていただいた時に、チームプランや僕の立ち位置をしっかり話してくれました。強化部の方だけではわからないこともありましたし、監督と話せたことが一番大きかったですね。

--岩上選手へかかる期待も大きいと思います。次節から始まる後半戦へ向けた意気込みを教えてください。

一緒に戦ってくれれば嬉しいですし、そのなかで僕たちが勝たなければ意味がないです。勝ちをプレゼントできる戦いをしたいです。内容よりも、まずは勝ちを意識してやっていきたいです。

FW/39 瀬沼優司

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--チームに合流して間もないなか、後半の頭から出場されました。地元のクラブでもある相模原でのデビュー戦をどんな気持ちで戦いましたか?

自分が生まれ育た地元ということもあり、チームにはDeNAさんがついて戸田監督を呼んで新しい挑戦をして変わろうとしているなか、厳しい状況に置かれていることを知っていました。こういう状況にいて自分を必要としてくれて、自分にできることは、若い選手が必死になってもがいてチャレンジを来季もこのJ3の舞台で絶対に続けることだと思って移籍してきました。今日は途中からでしたけど、早速出場のチャンスがあり、勝ちにつながるような場面はありました。そこを結果に結びつけられたらよかったですけど、まだまだ足りなかったかなと思います。自分が感じたことをこのチームに落とし込んで、自分も競争に勝ってまた試合に出て、このチームと共に成長していきたいです。

--岩上祐三選手と共に後半の頭から出場して、流れを変えることができたと思います。

FWなのでゴールのところとゴール前の動き出しですね。守備のところでは、合流して間もないですけど、このチームにはしっかりとした守備のやり方があるので、それを1日1日練習で吸収しながら仲間と合わせていけるようやっている段階なので、1日1日が貴重で、1日でも早くみんなの特徴を知って、自分の特徴をみんなにわかってもらって合わせていきたい。あと、このチームの戦術を理解してやっていけたらなと日々試行錯誤しています。

--今日、初めて相模原の選手として公式戦のピッチに立って、もっと伸ばさないといけないと感じた部分は?

今日、全部が出たんじゃないですかね。ゴール前の最後の質、ラストパスの質、最後のシュートの質……。勝てるチャンスがあったけど、自分も含めて決め切れないというのがこのチームの実力だと思います。だけど、みんながこれまで積み重ねてきた努力があったので、あそこまで相手を押し込むことができました。相手は上位のチームでしたけど、今日の試合は間違いなく勝てるゲームだったと思うので、それをあのまま引き分けで終わるのか勝ちに持っていけるのかというのは、細かいところですけど、そこが勝負のキワのところになるので、そういうところでゴールを決めてチームを勝たせるために自分は来たと思っています。ああいうところを自分もしっかり決めたいですし、仲間にも決めさせてあげられるようなチャンスを作りたいです。

--瀬沼選手個人としても、今季は栃木SCで悔しい思いをしたなかで新しい挑戦を決断されたと思います。移籍の背景やこのチームに懸ける思いを教えてください。

正直カテゴリーは自分のなかでは関係ないです。「自分が心から必要とされるところで、自分がやれるところを見せてプレーしたい」といつも思っているので、相模原が自分を一番強く必要としてくれていると感じたので、このチームに来ました。地元のクラブでせっかくプレーさせてもらえる機会を与えてもらえたことに感謝して、絶対になにかを残したいですし、このクラブに貢献したい。このクラブに貢献することが地元にも貢献することになると思うし、こんなにやりがいのあるクラブはないと思うので、自分のすべてを出してこのクラブのためにプレーしたいと思います。

--上溝南中出身ということで、この相模原ギオンスタジアム周辺はまさに地元だと思います。

ここなんて車走らせたら10分で実家ですし、今日も家族と親友が応援に来てくれました。いろいろなクラブがありますけど、仲間がすぐ応援に来てくれる環境はなかなかないです。相模原を愛して応援してくれるサガミスタの皆さんを喜ばせるには、プレーで点を取ったり勝つことだと思うので、本当にやりがいしか感じてないです。だから結果を出したいですしプレーで応えたいですね。

DF/2 加藤大育

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--今日はシステムを従来の4バックではなく3バックにして、加藤選手は右のウイングバックで出場して、決定機を何度も作れたと思います。今日の試合をどのように振り返りますか?

ブリオベッカ浦安時代からウイングバックはやっていたので、違和感なく入れました。自分の良さである前への推進力を出そうと思って試合に臨んで、それがいい形で何本か出すことはできましたけど、ゴールにつながってないので、そこはもっと突き詰めないといけないです。

--加藤選手がチャンスに絡む回数も多く、ゴールまであと一歩だったと思います。自分自身のプレーで手応えは感じましたか?

個人としての手応えはあります。あそこ(ペナルティエリア)に入っていくことで、チームは勝ちに近づくと思っています。そこで点が取れればいい形で試合を進めることができるので、個人としての手応えはありつつも、それがあったからチームが勝てるというわけではないので、そこはもっとやっていきたいです。

--後半は新加入の岩上祐三選手、瀬沼優司選手が入って、相手を押し込む回数が増えたように見えました。前半と比べて、どんな違いがありましたか?

2人は経験ある選手なので、声や意思疎通でチームを落ち着かせられることがすごくプラスだなと思っていました。自分も祐三さんと「裏には走るんで、ジャンジャン出してください」とコミュニケーションを取っていたので、それで何本か出てきたのは収穫でした。

--今日でシーズンの前半戦が終わって、次節から新加入の選手たちと共に後半戦を戦うことになります。

順位はまだ最下位なので、一つでも上の順位にいきたい。新加入選手も入ってきたので、いい化学反応を起こして、チームのレベルが上がっていったらいいなと思っています。個人としては、ウイングバックというゴールに関われるポジションとして数字にもこだわってやっていきたいです。

GK/35 東ジョン

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--Jリーグデビューおめでとうございます。試合には落ち着いて入っていたように見えましたが。

そうですね。落ち着いて入れるような環境を作ってくれたので、チームメイトや監督に感謝したいです。緊張はしていましたけど、ナラさん(楢﨑正剛)のような落ち着いてこなすような選手を見てきたので、自分も同じようにやりたいと思っていて、そういうところも含めて落ち着いてできたかなと思います。

--先発で起用されることはいつ告げられたのでしょうか?

直接言われたわけではなかったですけど、3日くらい前にスタメンのチームに名前がありました。確定ではないですけど、出るつもりで準備していました。でもめちゃくちゃ緊張して硬くなることもなかったです。いつかはデビューする時が来るわけで、それがこの瞬間ということで、今までいい準備をしてきたので、あとは自分を信じてやるだけでした。そういうのも含めて落ち着いてできました。

--前半から遠目のクロスボールに対してワンタッチしたシーンなど積極的なプレーが多かったです。難しいボールもキャッチして、相手の攻撃を終わらせる場面が後半は多く、チームの安定感を生んでいたと思います。

プロになって1年目、2年目、3年目はずっと練習だけをする日々でしたけど、特に名古屋ではランゲラックとかを見ていて、絶対にボールをこぼさないんです。そこでキャッチできるかどうかでだいぶ変わってきます。目標とする選手がいて、技術系の練習もしてきた積み重ねが今日は出たと思うので、あとはそれを継続して、ランゲラックみたいな安定した選手になれるよう頑張っていきたいです。

--デビュー戦でしたけど、セーフティにボールを弾くのではなく、いつも通りプレーしていた感じなんですね。

そうですね。

--角に飛んできたボールに対して右手一本で伸びたシーンもありました。

ああいうボールってシュート性のクロスみたいな感じで、シュートもあり得るしクロスもあり得るので、風もあったので難しかったですけど、まずは基本的なプレーにかえろうと思いました。(橋本)陸くんがしっかりとカバーに入ってくれたので、チームメイトの助けもあって守れたかなと思います。デビュー戦だからと言って、いつもと違った欲張ったプレーをするのではなく、自分のあるものをしっかり出そうとやりました。

--ホームでの一戦となりましたが、スタジアムの雰囲気、空気感はいかがでしたか?

今日はイベントをやっていたこともあって人がたくさん入っていて、雰囲気もすごくよかったです。ここでプレーし続けられたら幸せだと思いますし、後半とかサポーターがめちゃくちゃ雰囲気を作ってくれて、ガンガン攻めていけました。いつも上から見ていましたけど、今日はピッチから見て全然景色が違いましたし、よりサポーターの力を強く感じられました。

--チームは連敗していたなか、2試合負けなしと来て今日は無失点で試合を終えました。シーズン後半戦に向けた意気込みはいかがですか?

失点が多くなっている試合もあったと思いますけど、GKとしては後半戦のリーグでは最小失点を目標にしたいです。前は決めてくれると思うので、僕たちはしっかり守って、ゼロにこだわって頑張っていきたいです。