SC相模原

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07-07-2023

 練習情報 

練習レポート(橋本陸選手、若林龍選手)

DF/8 橋本陸

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--前節途中出場されて、山下諒時選手とのコンビネーションからゴールに迫る場面もありましたが。

試合に出る前、外から見ていて前線の選手が4人だけで攻撃している感じがあったので、自分が出たら厚みを持たせたいと思っていました。11人全員で攻めることを意識して、自分が前へ走ることで諒時がスライドして俺のポジションに入って、ああいった守備陣も加わった攻撃でシュートへいけたと思っています。

--それは前節だけの話なのか、それともここ最近見られる課題なのでしょうか?

外から見ることが最近は多く、毎試合そう感じていました。プレシーズンの時と比べて、今は勝ててない不安もあるのか、消極的なプレーが増えてオーバーラップの少なさやラインアップの遅さがちょっとずつ目立ってきています。ここ何試合かは攻撃のバリエーションが少ないかなと思いました。

--チームに対して、発信していることはなにかありますか?

選手内で「前より孤立感があるよね」と話していて、そこは自分が出た時に体現した方が選手にわかりやすく伝わると思うし、「ああやって駆け上がるのが大事だよね」というふうに映像でも残されたと思う。そういうシーンを前半から増やさないと、スタッツを見ても相手よりシュート数も枠内シュートも少ない。後半のあの時間からそうしても、取れて1点か2点くらい。前半からあれを繰り返すことでどんどん点数も増えていくと思いますし、ああいったシーンをチーム全員が意識を持ってやっていきたいと思います。

--開幕序盤に比べて、良くも悪くもセーフティなプレーも増えてきた分、アグレッシブさが少なくなってきている?

プレシーズンは全員が「自分たちの特徴はアグレッシブさ」という共通認識を持ってやっていました。開幕当初はプレシーズンにやっていたことを最大限出せていた。結果はそこまでついてこなかったですけど、開幕当初は、みんなやる気に満ちて前に前にプレーするシーンが見ていても多かったと思います。今は勝ててないからなのかわからないですけど、連続したプレーが少なく、ミスを怖がってしまっているというのが一番かもしれないです。前へ駆け上がるシーンが減っている結果、守備と攻撃との間延びが目立って、攻撃にも厚みが増していないのかなと思います。

--連続したプレーというのはワンタッチ、ツータッチで叩いて、周りの選手も連動して動くということでしょうか?

それもそうですし、ワンタッチ、ツータッチでなくても自分がボールを持って仲間にパスを出したら追い越していくというシンプルな動きもそうですね。追い越し一つで相手も動くし、自分が動いたスペースに味方が入れる。自分の一つの頑張りによる走りで局面が全部変わると思うので、パスが出てこなくても走ってみることでコースも増えるし、そういったプレーを11人全員がやれば最終的にみんながゴールに向かっていくことになるので、厚みのある攻撃ができると思う。一人がやっていてもダメですけど、一人がそうすることでみんなも気づくと思うし、それを自分が気づかせたいと思っています。

--GKからスタートする攻撃に関して、手応えを感じる部分、課題を感じる部分は?

GKからのビルドアップは、プレシーズンからずっとやってきたことで、それが全然ダメとも思ってないです。GKからの崩しでシュートまでいけてるシーンもある。そこはもっともっとクオリティを上げていく分には全然いいと思います。GKの崩しにフォーカスしてしまうと、結局は点を決めるスポーツなので、ゴールに向かって前進しないと意味がないし、いくら自陣で繋げても意味がない。そこで繋ぐことを目的としないで、GKも含めた11人全員がゴールを決めるための回しであることを理解しないといけない。みんなが共通認識を持ちながら回す分には全然問題ないと思います。

--前節の失点シーンは、左サイドでのスローインを阻まれてからカウンターを受けたことがきっかけでした。振り返ってみて、悔やまれる点がありましたら教えてください。

そこもちゃんとチームと話し合って、解決はしたのですが、自分自身スローインを投げたところはよかったとして、跳ね返された時に自分の前にボールが落ちたのですが、そこでもっと球際強くいけていれば、あそこまで持っていかれなかったというのが一つあります。やはり自分の特徴である前への迫力というのは、守備でも使えると思います。相手が跳ね返したボールに対してもっとプレスにいけば、あそこまで運ばれなかったかなと思っている。クロスの対応は、仕方ないと言ってしまえば仕方ないですけど、クロスの前に止めなければいけなかったです。あそこまでいかれるまでに止める手段はいくつもあったと思います。

--個人としては先発ではなく途中出場の試合が増えています。ここからへ向けた意気込みをお願いします。


開幕序盤は出ていた中、スタメンで出られなくなって、自分でなにが足りないかちゃんと考えています。コンディション自体は悪くなくて、試合に出た時は自分の良さを出せている。その中で足りないと思うのは、守備のところで、良くはなっていますけど、まだ改善しないといけない。そこでスタメンからベンチスタートやベンチ外になって気づけた部分があるので、そこは監督やスタッフに感謝して、いろいろコミュニケーションを取りながら改善できたと思う。もし先発で出たら、万全の状態で準備はできているので、チームを勝たせられる自信はあります。

MF/20 若林龍

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--出場機会を得はじめた当初に比べて、ここ最近は若林選手のドリブルが対策されている感覚は?

最初は警戒もされていなくて、自分に対して(マークに来る)相手は一人だったので、抜きやすい環境でした。最近では大体2人来ることが多く、自分の形に入るまでが勝負なのかなと感じています。それをなかなか作りづらいというのが現状で、どうやって自分の形に持っていくかが重要。周りの選手とコミュニケーションを取ったり、他の選手を使いながら自分の特徴を出すことにフォーカスしていて、自分のところで2人引きつけられれば他が空くと思う。前ほどドリブルでアピールできていないと思っているので、例えば右サイドからのクロスに入っていくことも最近は意識していて、違う形でチャンスが演出するとか、どうやって他の形を生かすかも考えながら今はやっているところです。

--その壁を突破できれば、選手としてもうワンランク上の選手になれそうですね。

そうですね。そこで結果が出れば、自分が上にいくチャンスがあると思う。最大の特徴はドリブルだと思っているので、そこだけは粘り強くやっていきたいです。

--先ほど話していた“自分の形”というのは?

自分は縦にいくのがすごく得意で、スピードを生かして縦に突破してクロスを上げたり、(ペナルティエリアに)侵入することがすごく好きなんですけど、それがバレてきていて、SBには縦を切られて中には別のポジションの選手がヘルプに来て、1対2の状況を作られることが多い。自分がいかに縦に行ける状況を作るのかが重要です。それは準備とポジション取り、ファーストタッチにすべて懸かっていると思っています。

--藤沼拓夢選手がトップ下で、若林選手が左サイドで起用されて組むことが多いですが、2人の連係はどんな感触ですか?

元々は2人とも同じ左サイドのポジションでしたけど、最近はすごくいい関係性を築けています。自分がいきたい時は拓夢くんはサポートに来ないでスペースを空けてくれていて、逆に拓夢くんが一人でいける時はサポートにいってスペースを埋めないようにしています。2人で個々の能力を出し合って、わかり合っていると思うので、左サイドでもう少しチャンスを作れたらいいかなと思いますけど、なかなか2人で結果に結びつけられていないので、そこに対してのアプローチやコミュニケーションを増やしていきたいです。

--前節の八戸戦は藤沼選手がワントップで出場していました。左サイドとトップ下でいい関係性を築けている2人ですが、普段と違う点はありましたか?

縦に速いサッカーを八戸戦では意識していて、自分も中から裏を取る場面が多かった。自分と拓夢くんのところでカウンターをもう少し打てればよかったですけど、そんなにチャンスを作れなかった。拓夢くんが若干右にいく感じで、自分は左で、今までの関係性とは違いましたけど、お互いそこを意識し合いながら、得点もしたかったですしアシストもしたかった。八戸戦はチャンスを作れなかったことが問題なのかなと思います。

--前からプレスをかけて、ショートカウンターを狙っていた?

そうですね。全員足の速い選手だったので。最近は前プレがイマイチかけられていなかったので、そこを意識しながらやっていて、ちょっとずつボールを取れる回数が増えている。そこを得点やチャンスにつなげられる回数を次は増やしていきたいです。

--前プレでハメてボールを奪うためにはどんなことが大事になりますか?

前線の選手だけが頑張るのではなかなか厳しいと思います。後ろの選手の声を聞きながら、自分たちが適切なタイミングで出ていくのが大切になると思う。そこに関しては少しずつ息も合ってきているのかなと思いますけど、その精度と運動量を高められたらいいのかなと思います。

--毎試合そうですが、今節も個人としてもチームとしても結果がほしいところなのでは?

そうですね。チームを勝たせられていない現状をどうやって打開するかが重要だと思っています。練習にすべて詰まっていると思いますし、その上で試合でいいプレーをしないと意味がないと思っているので、そこだけは常にこだわってやっていきたいです。