SC相模原

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06-25-2023

 試合結果 

【6/24愛媛戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》

愛媛FC 2-1 SC相模原

【得点】
26'ベンダンカン(愛媛FC)
32'矢田旭(愛媛FC)
46'若林龍(SC相模原)

■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2023/062421/live/#live/

戸田和幸監督

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--今日の試合を振り返って。

当然ながら勝ち点3だけを目指して試合に臨みましたので、相模原のサポーターはたくさん来てくれていますから、終わった後に、僕らが励まされている場合じゃないのですが、励ましの言葉をもらうような形になってしまって、勝ちを届けられなくて残念ですし、申し訳ないです。

--相手の背後を狙うプレーが多かったと思うが。

ボールを運びたいチームだと認識していたので、そこをできるだけ止めにいきながら、鋭く背後(をとる)というのは狙っていました。前半の序盤にも決定機と呼べる場面はつくれてはいました。スライドしてくる背後をとるとか、敵陣では揺さぶりを使うとか、クロスを入れてこぼれをとってというところは、選手は意識して取り組んでくれていたと思うのですが、前半に関してはプレスのかかりがよくない場面もありました。

お互いに自陣に入った時の守備対応は粘りが必要になるので、粘りながらどれだけカウンターにつなげるか、こぼれを拾って攻撃に転じられるかは、前半は安定しなかったという印象です。ハーフタイムにしっかりと伝えて、別のゲームにはなったと思っています。ボールを持つところが目的ではないというのを前提としつつ、背後と揺さぶりを試合を通してチャレンジしたつもりです。

--後半の立ち上がりに1点を返しましたが、同点に至らなかった要因は。

前節も良い場面はありましたし、今回も何回かあったのですが、現状はまだ決めて、試合をこちら側に持ち込むところまではつくれていないのは事実です。とにかく練習しかないと思っていますし、どれだけ回数をつくれるか、相手につくらせないかというのは、両面でやっていかなければいけません。失点シーンもしっかりとした検証が必要です。

ゴールを「決める」というより「ねじ込む」という言葉を今は使っています。きれいに決めるというより、体ごとでもなんでもいいからねじ込む。クロスに対して、まだ足でコンタクトしているプレーもあるので、もっと体で、頭で、というところを強調しながら、我々はひたすらゴールを目指して、勝利を目指して取り組むべき立場にあります。

サポーターのみなさんに勝利を待たせてしまっているところに関しては、監督ですから責任を感じています。その責任を感じた中で次の試合にどう向かうか、それも自分の責任と感じて、プランを組んで、ひたすら練習する。そこに向かうしかないですし、向かいたいと思います。


MF/20 若林龍

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--率直に今日の試合を振り返って。

なかなか勝てていない状況でも、全員で同じ方向を向いて常に練習をしていますが、結果に結びついていないのが現状です。複数失点、連続失点という、この状況を全員でどうやって抜け出すかというところが重要だと思っています。僕たち前線の人間が得点をとらなければいけませんが、失点に対しての思いが欠けていたのかなと、前半は率直に感じました。

--0-2で折り返して、戸田監督からはハーフタイムにどのような声かけがあったのでしょうか。

「諦めたら終わりだ」と。最初は4バックだったのですが、攻撃の時は3バックっぽくやるという戦術的な変化もありましたが、大部分は気持ちのところで諦めるな、走れ、戦えというところを強く言われました。

--後半のファーストプレーで若林選手が1点を返しました。

いつも(キックオフプレーでは)左に蹴っていたのですが、今日は松澤(彰)選手が右に配置されていたので、右に蹴って。そこで自分と(藤沼)拓夢くんとカズくん(佐相壱明)がこぼれ球を拾ってという形でした。うまく拓夢くんが拾って、シュートを打ってくれて。自分の課題は、ドリブルからのシュートだけじゃなく、いろいろな得点パターンを増やそうと思っていて、逆サイドからのクロスに詰めるのを意識していて、それが実を結んだ形になりました。前半にもとりたかったので1得点に終わったのは悔しいですが、自分が意識してきたことが出たのかなと思います。

--後半の立ち上がりにとれて、追いつく、追い越すところを目指したと思うが、次の1点が決められなかった要因は。

後半は自分たちが攻めていたと思うのですが、結局は最後の質がまだまだだったと思います。クロスを何度も上げましたが質が高くなくて、スプリントをかけてくれている中の選手に申し訳ないなと。クロスからの得点は中の選手も大事ですけど、クロスの質で決まると思っているので、まだまだ質が足りなかったと感じています。

--クロスに対しての入り方は練習でも繰り返しやってきている部分だったと思います。

自分が仕掛けた時もファーに動き出してくれていたのですが、そこに合わせられなかったので、そこは課題だと思います。

--若林選手としては、ここから上に行くための光はどこに見出していますか。

個人だと思っています。もちろんサッカーは11人のスポーツで、チームでやるものですが、1人(個人)でかわすとか、守るとか。僕自身は常に1人で突破することを意識していますし、チームから入るというより、個人があってチームがあると思っています。もっともっと個人の能力を上げていきたいです。

--開幕当初とは若林選手のチーム内での立ち位置や結果に対する受け止め方も変わってきているのでは。

最初はベンチに入れなくて、すごく悔しくて。その中で努力の質や意識の質を上げてきて、J3の試合に出た結果、自分はまだまだできると感じて、そこから自信がついて、チームへの勝敗に重きを置くようになってきています。自分がチームを勝たせたいという思いは強いです。最近は(選手同士が)ケンカをすることもありますが、自分はそれはすごく良いと思っています。

今まではケンカをすることもなかったので。今日もハーフタイムに大くん(加藤大育)とケンカしたんですけど、大くんからも「チームを勝たせてほしい」と言われて、それのおかげもあって後半の最初にゴールを決められました。もっともっとケンカがあってもよいと思っています。

チームを勝たせないといけない、結果を出し続けないといけないと思っているので、毎日の努力の積み重ねがもしかしたら十分じゃないのかもしれないので、そこを突き詰めていけないと思います。

--今日も愛媛までサガミスタが応援に駆けつけていましたが。

本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。わざわざ愛媛まで来ていただいて。後半はもしかしたら良かったかもしれませんが、前半は情けない試合をしてしまって……。前回の岐阜戦もそうですし、勝負弱いところが出てしまっているので、次はホームでファミリアを歌えるように、チーム全員で気持ちを整えて準備していきたいと思います。


GK/21 竹重安希彦

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--竹重選手は約1カ月ぶりの先発出場となりました。試合前に戸田監督からどんな言葉をかけられましたか。

顔が硬いって言われましたね。もっと笑顔、笑顔と。

--竹重選手ほどの経験があっても、ナーバスになるところはありましたか?

そうですね。結構久しぶりだったので、もちろん緊張もしてました。

--勝ちがない中で苦しい状況で、チームキャプテンとして今をどのようにとらえていますか。

松本戦は別として、それ以外の試合は1点差とか、引き分けとかが多くて、本当にあと一歩と言えるし、その一歩がなかなか遠いというか。本当にやり続けるしかないので、(試合の勝敗を分けるようなシュートを)1本止めるとかで勝ちに持って行ければよいなと意識してやっていました。

--結果が出ないことで、どうしても選手たちのプレーが消極的になるところはある?

消極的だったというよりは、前半は小さなミスが多かったとは思います。2失点してから、後半の躍動感というのは、ゲームのスタートから出せるように僕らみたいなベテランがアシストしてあげられたらよかったなと感じます。

--1失点目は竹重選手がセーブしたものの、セカンドボールを詰められてしまいました。

最初にクリアミスでボールが上がってしまって、1つ2つミスが続いた後でした。僕のセービングもミスといえばミスなのですが、連続したミスで失点してしまうのはサッカーでもよくありますが、誰かが流れを切るというか、そういうプレーができなきゃなというところですね。

--2失点目はコーナーキックのこぼれ球を先に触られてしまいました。

失点直後だったので、嫌だなと感じる部分はあって。チームを集中させるというか、そういうところが足りなかったなと思います。

--2失点ともにセカンドボールで先手を取られてしまった形ですが、練習の中で変えていけるのでしょうか。

練習の中では難しいと思いますが、普段からの習慣はああいうところに出るので、全く同じシーンは2度と起きないとしても、常に集中するというか、全員が準備するという意識は練習から必要ですし、試合の中で研ぎ澄ませる、予測するのは大事だと思います。

--後半はボール支配率が70%以上で圧倒的に攻めながらも追いつけませんでした。何をすれば「あと少し」が届くと感じますか。

今日でいえば、コーナーキックはすごい本数があったと思うのですが、同じところで弾かれている感じはしました。中(の選手)でもっと話し合って、自分たちでアイデアを出すというか、一瞬の隙をつくって、突くというのを練習からやっていく必要はあるのかなとは感じました。

--ゲームキャプテンとしてサガミスタへメッセージを。

本当に感謝しかないというか。もっと罵られても仕方ないような結果なんですけど、常に背中を押してくれているので……本当に勝ちを届けたいという気持ちだけです。

--今シーズンは若い選手が多いなか、ちょっとずつ上積みはできているように感じます。どうすれば、成長を結果につなげられるでしょうか。

今日の後半のようなゲームができればというころに尽きます。若い選手たちが多いので、技術うんぬんというよりも最後は戦えるかどうか。走り切れる選手たちだと思うので、今日の後半のようなゲームを次節では最初からできれば勝てると思います。