SC相模原

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06-03-2023

 試合結果 

【6/3松本戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》

松本山雅FC 5-3 SC相模原

【得点】
9' オウンゴール(松本山雅FC)
34' 村越 凱光(松本山雅FC)
52' パウリーニョ(松本山雅FC)
59' 滝 裕太(松本山雅FC)
61' 小松 蓮(松本山雅FC)
63' 綿引 康(SC相模原)
87' オウンゴール(SC相模原)
88' 栗原 イブラヒム ジュニア(SC相模原)

■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2023/060317/live/#live/


戸田和幸監督

--今日の試合を振り返って。

特別な場所、独特な場所で、経験を持ったチームに我々がどれだけプレーできるか。「プロでなければ、こういう場所でサッカーはできない。全員でゴールを目指すプレーをして、自信をつかんで次につなげていこう」という話をして臨みました。もちろん負けていますし、その責任は自分にあります。それでも最後までゴールを目指して、3つとって、4点目もとれそうなところまで行くという、選手のたくましさが見られた部分に関しては、すごくうれしく思います。

サポーターの方にもお話してきたんですけど、この経験を次につなげて、結果を出して、みなさんを喜ばせられるように努力していくしかありません。諦めないという気持ちだけじゃなく、しっかりとプレーをして、チャンスをつくって決めた選手たちに、サポーターのみなさんに、心から感謝しています。あとは自分の仕事としてチームを勝たせられるように、必死に努力しなければいけないと思っています。

--オウンゴールによって失点した後、前半で2失点目を決められたことでバランスを崩してしまったように見えたが。

入りは良かったと思います。プレスをかけて、押し込めて、シュートも打てました。相手の攻撃力をどれだけ削ぎながら、自分たちが攻撃の場面をつくれるかということができていました。そういう中でああいう形で失点したのですが、それ自体で崩れた感じではなかったと思います。

ただ、前に出た時に、中盤のセンターを空けてしまって、(真ん中から)ワイドに早く展開されて、クロスを入れられてしまいました。クロスからのフィニッシュは一番警戒していたのですが、そこが2失点目につながってしまいました。その一方でボールを持つところ、運ぶところ、侵入するところは、個人ができることを踏まえてやってくれました。

課題としては、切り替えの瞬間や、スローインになった時です。後半もスローインをクイックで始められて、サイドチェンジをされて、そのままフィニッシュに行かれてしまったので、もうちょっと詰められたらなというのは反省点です。

--勝ちがない状況が続いていますが、次につながっていく要素は。

もちろん勝てなければ、自信は大きなものになりません。そこ(勝利)を目指して、毎日毎日やってきています。リーグ戦の中でも点が取れそうな場面をつくりながら引き分けに終わってしまうことが続いています。勝ち点1の重みも共有しながら、勝ち点3を目指して今やっています。

今日は勝ち点0で終わりましたから、(結果として)得たものはないんですけど、試合の中で見せてくれたものや、交代選手も含めて、あの点差になってからも最後までゴールに向かって3点をとれたのは、選手たちのメンタリティとクオリティが上がってきている証拠だと思います。それを勝つところまで持っていけるかが勝負になります。

ただ、できたことは絶対に忘れないようにしようと。いろいろな選手がいて、いろいろなことができるようになってきたチームというのを、自分は大切にしています。選手たちには「勝たせてやれなくて申し訳ない」と伝えた上で、「もう1回ここから行くぞ」と話はしました。次につながる試合の終わり方にはなったので、下を向かないで、顔を上げて、また全員でやっていきたいと思います。


DF 19 國廣周平

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--開幕前の怪我から復帰して、スタメンでのJリーグデビュー戦となりました。どんな気持ちで今日を迎えましたか。

ただただサッカーが楽しみで、早く試合をしたいなと思っていました。

--試合の入りとしては良かったと思います。

ビルドアップは問題なくやれていましたし、相手も押し込めていました。ただ、あの1失点目が全てなのかなと思います。

--何気ないバックパスがオウンゴールになってしまいました。國廣選手としては、何が要因だったと思いますか。

古賀選手は1つ寄ってもらおうとしていたけど、自分としては遠い方にトラップして、サイドを早く変えてもらおうと考えていて、イメージのズレがあったと思います。

--今日の試合では右サイドを何度も崩されて失点する場面が多かったと思います。守備の受け渡しや、マークのつき方などに問題はあったのでしょうか。

チームとして相手のセンターバックに対して、カズ(佐相壱明)を出して当てようとしていたのですが、相手の左サイドバック(8番/下川陽太選手)もガンガンが上がってくる中で数的不利になっていました。今日は2センター(バック)で相手の2トップを見ている状態だったのですが、オープンなサイドに出された時に(自分がマークしているFWが中にいるので)出て行くのが遅れることがあったと思います。パスを出された時点で、右サイドバックの(田中)陸を止めて、構える守備に切り替えてもよかったのかなというのはあります。

--改めて、Jリーグのピッチに立って見えてきたものは?

攻撃面に関しては、相手を見て、味方を見て、配球できていたので、もっとよくしていきたいです。今日に関しては守備面が課題だったのは間違いないですし、オウンゴールになった場面も含めて、反省、修正していきたいです。もちろん、今は悔しい気持ちしかないですけど……引きずっても仕方がないので、次に向けてやっていくかないと思っています。


GK 31 古賀貴大

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--Jリーグ初出場となりましたが、率直な感想はいかがでしょうか。

素晴らしいピッチで、素晴らしいスタジアムで、すごくワクワクしながらプレーできました。たくさんの観客がいる中で、声が通らないところもありましたし、たくさんの課題が残りました。ただ、最高の環境でプレーできたのはうれしかったです。

--1失点目のオウンゴールについて聞かせてください。國廣選手からのバックパスを古賀選手が触れず、そのまま入ってしまうというものでした。

僕と國廣選手の意思疎通が合わなかったのが一番大きいです。僕としては正面に相手のFWがいたので、相手の正面でボールを受けないように、(利き足)左足の側にスペースをつくろうと思って、右に少し動きました。國廣選手は僕がその場にいるというイメージでパスを出したので、わずかにズレてしまって……。練習中からコミュニケーションをしっかりとって、ああいうミスがなくなるようにしたいです。

--イレギュラーな失点の仕方だったと思いますが、どうやって気持ちを切り替えましたか。

起きたことは仕方ないので、目の前のワンプレーワンプレーをしっかりやるしかないと思っていました。自分の武器はキックやハイボールで、クロスボールも遠いところまで出てつかむことができたので、そこは良かったかなとは思っています

--ただ、結果的には5失点というGKにとっては辛いデビューになりました。

GK人生の中でも5失点というのは何回も経験しているわけではないので、すごく悔しいです。素晴らしいシュートを決められてしまいましたが、ああいうのを止められる選手が「守護神」と呼ばれると思いますし、そこを目指していきたいと思います。

--Jリーガーとして、プロとして、1歩目を踏み出しました。ここから次に向けての気持ちを教えてください。

試合に出られるかは僕が決められることではありませんが、とにかく最高の準備をして、次の2歩目を踏み出せるように、また頑張っていきたいと思います。


DF 5 綿引康

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--Jリーグ初ゴールの感想を教えてください。

素直にうれしい気持ちはあったのですが、それ以上に失点が多かったことがDFとしては悔しいです。ただ、ゴールを決められたことはうれしいです。

--1失点目は予想しない形だったと思います。あの失点を受けて、チームとしてどういう心境でしたか。

ああいうミスがあっても、仕方がないから、0-0の気持ちで、いつも通りいこうと。チーム内でも落ち込んでいる状態ではなかったと思います。

--相模原がボールを保持している時間は長かったと思います。ただ、カウンターを受けて失点することが多かった要因としては。

前線でやり切る、打ち切るというのもやっていかなければいけなかったですし、ある程度カウンターを受けることは覚悟していたので、最後の最後で体を張るところが足りなかったのかなと思います。

--0-5となってから綿引選手のゴールで反撃が始まりました。あの場面は左サイドバックの綿引選手がインサイドでボールを受けましたが、どのような狙いがあったのでしょうか。

あの時は(藤沼)拓夢がドリブルで入っていったので、マイナスのボールをもらえるところに動こうと思って行ったら、たまたまボールが来たので。点差もありましたし、思い切って打てば何かあるかなと思って打ったら入ったので良かったです。

--そこから3点をとって2点差まで追い上げました。この経験はどうつながっていくと思いますか。

(開幕戦のガイナーレ)鳥取戦も2点差から追いついて、最後は負けてしまったんですけど、点を取られてから、ファンの声も聞こえてきて、やらなくちゃいけないなと。この経験を無駄にしないように、リードされたとしても、勝てるにしたいです。

--次のホームゲームは古巣のテゲバジャーロ宮崎戦です。綿引選手にとっては古巣となります。

一番気合が入る試合ですし、絶対に負けたくありません。天皇杯の(北海道コンサドーレ)札幌戦も全力で戦って、気持ちを切り替えて、またテゲバ戦を全力で戦いたいと思います。