SC相模原

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05-13-2023

 試合結果 

【5/13YSCC戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》

Y.S.C.C.横浜 2-2 SC相模原

■得点
25' 栗原イブラヒムジュニア(SC相模原)
39' 若林龍(SC相模原)
51' 中里崇宏(Y.S.C.C.横浜)
73' 柳雄太郎(Y.S.C.C.横浜)

■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2023/051314/live/#live/


戸田和幸監督

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--今日の試合を振り返ってください。

天皇杯(神奈川県予選決勝)に続けての対戦で、大きくメンバーが変わるのはわかっていて、その中でこちらも準備して臨みました。

前半と後半では「別のゲーム」にお互いになったと思います。天皇杯の試合後に、詳しい内容までは言いませんが、サポーターと会話することができました。今日はすごく情熱的なサポートもあって、前半をリードで終えて、(ハーフタイムに)まったくここから別の試合になる、前半のことは忘れろと。自分たちが必要なことをもう1回、相手に向かってプレーするんだと。

ただ、後半はそれがうまくできず、引き分けで終わってしまって、サポーターに申し訳ないと思っています。(チームを)勝たせてあげられていないのは事実なので、その悔しさと申し訳なさがあります。

--前半は2点を先取する良い流れでしたが、2点を取れた要因は?

ずっと続けてきたことと、今日こういうことをやろうということが、うまく合致したからじゃないかなと思います。両方ともクロス(からのゴール)なんですけど、クロスに持っていくまでの前提の部分と、仕掛けの部分、人が入る部分まで一貫して取り組んできたことがあったので、それがカタチになったのは単純にうれしかったです。

--若林龍選手が1ゴール1アシストと2得点ともに絡みました。

ずっと期待をして、伝えてきて、本人も努力をしてきて。今日の試合でも、守備では自分が向かっていった背中のほうにボールがこぼれることが序盤はあったんですけど、攻撃は悪くなかったです。

「もっと速く仕掛けて、シュート、クロスをしよう」と話をしたら、ちょうどアシストになって。逆からのクロスにもよく入っていったと思います。努力してきた選手が、ゴールやアシストという結果を出したのはうれしく思っています。

自分たちの強みというか、能力、特徴をしっかり活かして、毎試合勝つために努力していますが、前半に関しては、相手を把握して、しっかりとパワーを使って、すごく良かったと思います。

--守備時は若林がDFラインの左に下がる5バックになって、中盤が3枚になるというオーガナイズでしたが、これはY.S.C.C.横浜対策だったのでしょうか。

ベースの部分は今回が初めてじゃないんですけど、天皇杯の時とは違うやり方はしています。今日の試合でプレーする(相手の)選手の能力などを考えて、受け止めるところは受け止めて、相手陣内に向かっていくために必要なものは何かなと考えて、そういう形にしました。

--後半は相手に押し込まれる時間帯が長くなって、2点差を追いつかれてしまいました。この結果を招いてしまった要因はなんだったと思いますか。

(1-1で引き分けたカターレ)富山戦でも点を取った後に、それまでより(プレーが)落ち着いてしまう感じがありました。

今日は(リードして折り返して)ハーフタイムを挟んでいるんですけど、後半はこちらのキックオフでしたから、敵陣深くに運ぼうと話していたのですが、まず失敗していると思います。

もちろん相手も人を変えてきて、狙うポイントをサイドに持ってくるのはあったんですけど、だからこそ、そういうバランスのフォーメーションにしていたので。

(後半の)早々に失点してしまったことが、選手たちの精神状態で怖さが生まれたんじゃないかという感じはしました。

--2点目を取られる前の時間帯も、何度も危ない場面がありました。戸田監督は後半30分過ぎまで動かなかったのですが、それは交代しないでも凌げると考えていたのか、それとも交代が遅れてしまったという思いはありますか。

交代(のタイミング)については見ている人の評価なので、自分の中で今はなんとも言えません。交代に関しては、ずっと考えながら試合を見ていたんですけど、その時点では代えようと思っていなかったということです。これから振り返りたいと思います。

(後半も)前に出るべきポイントはあったと思うんですが、(相手の攻撃を)受けてしまって、後半からピーターゼン(世穏)が入ってポストも使い始めたので、まずは跳ね返して、プレスから入ろうと考えていました。

--試合後のピッチ上での円陣ではどんなことを伝えたのでしょうか。

前半と後半が違うゲームになってしまったので、後半に関して少し話をしたのと、自分たちからその展開を作ってしまったので、ハーフタイムに共有したように、本当に向かっていったのか、もう1点を取るつもりでゲームを始められたのかを自分に聞いてみてくれと。

今日は本当にたくさんの人が応援に来てくれて、(天皇杯の試合後に)ちょうどお話をさせてもらう機会があって、お互いの考えていることを共有して「一緒に戦いましょう」と言ってもらえたところだったので。今日こそはそれを見せる日だったと思います。

自分自身(戸田監督)にも矢印を向けるという話をした上で、今日プレーした選手は自分に矢印を向けて、どうだったか考えてほしいと話をしました。


FW/26 栗原イブラヒムジュニア

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--SC相模原での初ゴールを決めましたが、あの場面を振り返っていただけますか。

練習からクロスの立ち位置は細かく求められていて、その中で(若林)龍が得意な右足の前にボールを置いた時は、しっかりタイミングをとって、ああいう動きをしてクロスを待ち構えるという意識できていて、それが結果につながったのはすごいうれしいです。

--DFの背後に逃げるような動きでした。

自分の特徴を活かしたというか、後ろにでかい選手がいると圧を感じるだろうし、嫌だと思うので。あのゴールは面で合わせる、テクニカルなところが必要だったと思いますが、落ち着いて合わせられてよかったです。

--伊藤恵亮選手からのヘディングをファーで合わせた決定的な場面もありました。

あそこも狙い通りのポジショニングで、相手の頭を越える、自分の特徴を活かしやすいボールだったんですけど……。結果的に、あれが入っていればという試合になってしまったのが残念です。

--FWとしてスタメン出場が続いていますが、戸田監督から求められていることは?

自分の高さだったり、フィジカルだったりっていうのは、他のチームにもあまりいない武器ということで評価してもらっています。今日だったらポストプレーをしてから最後にヘディングを合わせるとか、ああいう場面を増やしていれば、チームの力になれると思います。ボールをキープしたり、前線で身体を張ったりするのはこだわっています。結果的に、ゴールをとれたのはよかったんですけど、相手より1点多く取って勝つことができなかったので、もっと突き詰めてやっていきたいです。

--前線からのプレスでも守備のスイッチを入れていました。

ただ走るというよりは、狙いを持ってプレスに行くというのがチームであったので。100%で行くところはどこかというのは頭で理解していたので、それが体現できて、相手を困らせることができて、ボールを回収したり、ミスをつなげたりできたと思います。

--Y.S.C.C.横浜のGKが左利きだったので、ジュニア選手が左足側からプレスに行って何度もマイボールにしていたと思います。

後半、さらにできたらよかったのですが、後ろが重たくて、何人も自分の横にフリーの選手がいて、GKまで行くことができませんでした。全体を押し上げるような言動だったり、前半できていたことを後半つなげることを意識していかないと、自分たちからゲームを相手に渡してしまうので、90分を通して試合に勝つというイメージを持って練習からやっていくしかないなと思いました。

--後半はジュニア選手が1人で何人も見なければいけない状態で、孤立しているような感じになってしまっていました。

後ろの選手は出づらいと言っていましたが、人数は相手が後ろに多かったので、余っている選手がいたので、チームとしてもうちょっと前に重心を持っていければ、チャンスを作れるはず。後半は特に自分たちのサポーターの方に攻めていて、力をもらっていたはずなので、そういうものを力に変えていきたいです。

--CBとの二刀流に挑戦していますが、ゴールを決めるのはやっぱり特別なもの?

FWとしてゴールを決めるというのは、サッカーで一番うれしいシーンですし、特別なものです。直接的に勝利に関われるプレーなので、今日ゴールを決められて、勝ちにつながらなかったのは本当に悔しいですけど、自分としてもFWとして出ている中で自信になりました。

--次こそは、勝利につながるゴールを。

本当に。ゴールをとって喜ぶのは一番幸せなことなので、次こそは勝利につながるゴールを期待してもらっていいかなと思います。

--ジュニア選手のファミリアでのステップをまた楽しみにしています。

もちろん、がんばります。


MF/20 若林龍

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--前半25分の栗原イブラヒムジュニア選手の先制点をアシストした場面を振り返っていただけますか。

チームとしてクロスからの得点を意識していました。ジュニがイメージ通りのところに動いてくれて、自分はそこにパスを合わせるだけというか、本当に練習通りの形ができてよかったです。

--そして前半39分にJリーグ初ゴールを決めました。右からのクロスをヘディングで合わせる形でしたが。

自分はクロスとドリブルが得意なんですけど、得点を決めるところが自分の課題だったので。原田(慎太郎)さんから、クロスの入り方について言われていたので、それを意識しながらやっていたら、(伊藤)恵亮から良いボールがきたので最後当てるだけでした。

--伊藤選手と若林選手のラインでゴールが生まれたことについて。

僕たちはメンバー外で悔しい思いをしていて、恵亮とも必ずあの場面でゴールやアシストをしようと話をしていたので、それが叶って。勝ちたかったですけど、勝たせられなかったので、次の僕たちの課題なのかなと思います。

--守備時は若林選手が左ウイングバックになって5バック気味になっていました。

前回(天皇杯神奈川県予選決勝)が4バックでやっていたので、相手に違和感を与えるために5バックでやったんですけど、前半は手応えを感じていました。ただ、後半は自分たちが引いてしまって、相手に流れを渡してしまったので、勝っている時こそ自分たちが気概を見せて、前からアタックしていかなきゃいけないなと思いました。

--2失点目は若林選手がマークしていた相手に決められてしまいましたが、どうすれば防げたと考えていますか?

「準備が大切」というのは戸田さんから言われているのですが、自分の詰めの甘さが出てしまったと思います。

--2-0から追いつかれるという、この経験をどのように活かしていきたいですか?

前半はみんな素晴らしくて、後半はまた違う試合になると戸田さんからも言われていたんですけど、自分たちが引いてしまって、相手に流れをとられてしまったので。もしもまた前半でリードした場合は、前半よりもアグレッシブに行かなければいけないなと思います。

--プロ初ゴールのうれしさと、追いつかれてしまった悔しさ、両方が入り混じる試合になった?

プロ初ゴールは通過点というか、目標ではなく、とらなければいけないものだと思っていました。もちろん、とれたことは素直にうれしいんですけど、チームを勝たせられなかったこと、サポーターのみなさんを喜ばせられなかったことが本当に悔しいです。


MF/17 伊藤恵亮

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--初先発した富山戦に続き、右サイドバックでスタメン出場となりました。どんなプレーをしようと考えていましたか。

攻撃的にプレーしたいと思っていましたし、クロスのところで良さを出したいと考えていました。

--開幕からメンバー外が続いていた中で、今こうやって試合に絡めています。

試合に出られていない時も、常に試合を出ることを想定して積み上げてきたと思っているので、そこが試合に絡めている要因なのかなと思います。

--右サイドからのピンポイントクロスで若林選手のゴールをアシストしました。あの場面を振り返っていただけますか。

中でつくっていて、サイドでフリーだったので、うまくクロスを上げられたと思います。練習から、龍とはクロスに飛び込んでいく形は意識してやっていたので、それがゴールという結果につながってよかったです。クロスは自分の武器の一つでもあるので、チームに活かしていきたいです。

--ディフェンス面については、どのように感じていますか。

うまくいっている時間帯もありましたけど、相手がシステムを変えたときに、もっとうまく対応できればよかったです。前からプレッシャーに行く時に人数が足りなかったり、ズレが生じていたりしたので、修正したかったです。できれば前に出たかったんですけど、うまくタイミングを見つけられずに下がってしまったので、ああいうところで前に出たかったです。

--2点差を追いつかれたことについては。

2-0から2-2で引き分けて、勝ち点2を失っているということなので、本当に悔しいです。勝っている時の戦い方だったり、受け身に回らないということを教訓にしてければと思います。

--ニッパツ三ツ沢球技場は昨年、特別指定選手として出場した時にデビュー戦でゴールを決めて、今日もアシストをした、伊藤選手にとって縁起の良い場所になっているのでは?

はい。今日もアシストできたので、相性が良いのかなと思います。次はホームなので絶対に勝ちたいです。


MF/22 佐相壱明

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--前半に関しては戸田監督も「よかった」と話していましたが。

ジュニがいることで、高さがあるので、積極的にクロスを使っていこうと考えていました。チャンスは作れていたので、2点にとどまらず、3点目を狙っていければ、もっと楽な試合になったと思います。

--クロスへの入り方は、どんな狙いを持っていましたか?

ふわっとしたボールを上げるとか、こぼれ球を狙うということは、練習からやっていたので。ジュニ、若の2点とも練習の成果があったんじゃないかなと思います。

--2点目は吉武選手→佐相選手→ジュニア選手とつないで、右の伊藤選手からのクロスを若林選手が決めました。狭い局面で冷静にプレーの選択をしたと感じました。

もともと、(吉武からパスを受けた時は)シュートを打とうと思っていたけど、トラップが決まらなくて、慌てちゃうかなと自分でも思ったのですが、(伊藤)恵亮が外で呼んでくれて。あの場面は、みんなのおかげで周りが見えましたし、良いクロスを上げてくれました。

--今日は守備時は5バック気味になって、中盤は佐相選手、吉武選手、西山選手の3センターのような形になりました。

北九州戦の時など、他にも何度かやった形です。バランスを見つつ、寄せる時は寄せるという練習はしていたので、そこはなんの心配もありませんでした。

--前半からプレスに行くことが前半はできていたけど、後半は行けなくなったのは、なぜだったのでしょうか。

守りに入らないようにしようとしていたのですが、どこかでセーフティーに、裏を取られたくないというのがあったから、後半は重たくなったのかなと思います。僕のサイド(右サイド)でいうと、相手の人数が増えた印象があったので、自分が行っていいのか、行かない方がいいのか。どうしたらよかったかは映像を見ながら検証したいと思います。

--Y.S.C.C.横浜のボランチの中里選手が左サイド(相模原の右サイド)に流れて、あそこで数的優位をつくってパスを出していたように感じます。

1発もありますし、つなぐのも上手だったので、寄せづらい環境になってしまったので、もっと早く気づいて何か変えられればよかったです。

--後半に中盤の並びを3枚から4枚に変更した直後に失点してしまいました。あそこは混乱してしまったのでしょうか。

(中盤を)4枚にすることで混乱はなかったんですけど、プレッシャーをかけられなくて、相手に突破されてクロスを上げられてしまったので。もっと迫力のあるプレスをかけられていたらと思います。

--2点をリードしながら勝ち切れませんでした。勝ち切るためには何が必要になってくると思いますか。

富山戦もそうでしたが、引くつもりはないんですけど、どこかで引いてしまってるメンタリティが僕自身もあったと思うので、ずっと0-0の状態というぐらいの気持ちでいかなければいけないと感じます。この負けは苦しいですけど、切り替えて、また練習からみんなでやっていきたいと思います。


DF/2 加藤大育

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--2点差を追い付かれるのは、非常に悔しい結果だと思います。

前半あれだけ良い形で試合を運べて、2-0で折り返して。戸田監督から「後半は違うゲームだぞ」と言われていたのですが、相手に向かえずに、受け身になってしまったのは、すごい反省点だと感じます。

--後半はY.S.C.C.横浜の中里選手のところでボールを動かされて、プレスをかけられずに押し込まれてしまいました。

相手が中里選手のポジションを変えてきて、僕たちのプレスのかけ方をかいくぐる形にしてきたので、そこが原因なのかなと思います。

--後半は横浜の左サイド、相模原の右サイドから突破されてクロスを上げられるシーンが多かったと思います。特に2点目はゴール前を通過されてあわされてしまいましたが。

相手はクロスから得点を狙うのはわかっていたのですが、大外の選手をしっかり戻さなければいけませんでした。自分がもっと声をかけて絞らせなければいけなかったと思います。

--この悔しさを、どのようにつなげていきたいですか。

前節も富山戦で同じような形で引き分けに持ち込まれてしまったので……。悔しいという気持ちを、勝ちたいという気持ちにして、チームで競争しながら次に勝てるようにしたいです。