SC相模原

SC相模原

MENU

NEWS DETAIL

05-11-2023

 練習情報 

練習レポート(水口湧斗選手、牧山晃政選手)

DF/3 水口湧斗

DSC_0197 copy.jpg

--少しずつ出場時間を得るようになってきましたが、できるようになってきたことはどんなものがありますか?

自分の強みは球際や力強いディフェンス、ヘディングです。戸田さんのサッカーでは大学時代よりも一層ゲームを作るプレーやビルドアップ、止める・蹴るが求められています。開幕前はそこに課題が多くゲームにも絡めていませんでした。トレーニングを積み重ねる上で、そこを意識して取り組んでいて、自分のなかでもゲームを作る部分に関して成長を感じていて、戸田さんからもちょっとずつ評価してもらえるようになり、ゲームにも使ってもらえています。今まではうまい選手につけておけばなんとかなると思っていましたけど、現代サッカーではCBにも足元の技術が求められるので。

--ビルドアップの時に意識していることは?

ゴールキックの時はGKの横に僕が立って、そこから作る場面が多いですけど、まずは前線にターゲットになる大きい選手がこのチームにはいるので、ゴールに近いポジションの選手につけて前進できるのが一番です。そのなかで、真ん中には(吉武)莉央くんやうまい選手がいるので、そこを使いながら相手を引きつけて、どう前進するか。サイドに簡単につけるとハマってしまうことも多いので、サイドよりも中を見てプレーする意識が高まっています。

--ゴールに近づくためのプレーを常に選択する。

そうです。「一番はゴール」と言われていますし、それは間違いないと思います。(栗原イブラヒム)ジュニアや(松澤)彰くんに大きなボールをつけて、そこで収まって前進できるのが一番です。CBはミスをすれば失点につながるポジションですけど、恐れずプレーしないと試合には使ってもらえません。そこはちょっとずつですけど自分のなかで改善できている。試合に初めて出た時はめちゃくちゃ緊張して、恐れてしまったことがありましたけど、試合を重ねる上で余裕が生まれてきました。

--CBから中盤へつけるプレーが、どの選手が出ても増えているように見えます。受け手の選手が顔を出すタイミングと出し手のタイミングが合ってきている感覚ですか?

そうですね。「莉央くんや(佐野)陸人とずっとつながっておけ」という指示があるので、僕が持ったら受けに来てくれる。それを相手が読んできたら逆が空く。中盤の選手にサポートしてもらいながらやっています。

--ギラヴァンツ北九州戦の同点弾がまさにその形だったのでは?

はい。あのゴールも、前の僕なら正直あそこにつけてないです。負けていましたし、あの時間帯だったGKに前に蹴ってもらっていたと思う。でも一人少ない状況でもGKの横に立ってビルドアップを始めて、3本のパスでゴールが決まったというのは練習の成果が表れた形だと思います。そこは戸田さんからも評価してもらえて「あれを忘れてはいけない」と言ってもらえました。

--前節のカターレ富山戦の得点もそうでしたが、チームとして狙った形でのゴールが増えているのでは?

自分たちのやってきた積み重ねができているからだと思います。要求されたことをゲームですぐに発揮するのは難しいことですけど、少しずつ形になっている実感があります。

--CBは加藤大育選手、山下諒時選手というそれぞれ違った個性を持つ選手が先発で出る機会が多いですが。

それぞれに違うストロングポイントがありますけど、チームに求められる部分とは別に、自分には大学から強みにしている強さやヘディングがあります。そこは忘れずに戸田さんの要求にも応えて、試合に出て活躍したいです。切磋琢磨しいながら競争したいです。

--天皇杯でも何度もボールを弾き返していましたし、グラウンダーのボールに対しても前に出て何度もカットしていました。

そこで負けていてはいけないと思っています。相手がボールを持っている時、自分がついているFWに対しての1対1は大学時代もやってきましたけど、こっちに来て2人の選手をどう見るかの行き方をもう少し改善しないといけない。全然守り方も違うので、ポジショニングの修正もしなければいけないですし、まだまだ課題はあります。

--今、すごく充実しているように見えますが。

試合に出るまでは結構キツかったです。今までずっと試合に出ない経験があまりなかったので、「メンタル的にもっと強くならないといけない」と思いましたし、そんなに甘くない世界なので。でも、出ている時は試合以外の練習でも余裕が生まれていいプレーにつながっているので、メンタルも大事ですね。


MF/24 牧山晃政

DSC_0143 copy.jpg

--今週末の第10節・Y.S.C.C.横浜戦へ向けて。

天皇杯予選で勝って、着実に力をつけることができています。次も勝つしかないので、勝利にこだわってやっていきたいです。個人としては、最近はサイドバックで出ることが多く、ボランチの時よりもアシストなど結果に結びつくプレーをもっと出していきたいです。

--天皇杯の県予選決勝では、プレスを仕掛けてから2点が生まれました。

みんながしっかりプレスにいけていたから、いい形でボールを奪えてゴールにつながっているので、そういう形でゴールを決めるのも大事ですけど、しっかりと下からつないでのゴールも決めたいですね。

--リーグ戦では難しい戦いのなかでも、勝ち点をしぶとく拾えるようになり、手応えを得ている部分はあると思いますが。

手応えはみんなも感じていると思いますけど、やはりプロなので、勝たないといけない立場です。あとは決め切る、守り切るというところにこだわりたいです。

--YS横浜の福田翔生選手は、2試合連続で2ゴールを挙げていて警戒しなければいけない選手なのでは?

高校の同級生で、3年間友達だった仲ですけど、なにも仕事をさせないで終わらせたいですね。すごくアグレッシブな選手で、守備でも攻撃でも勢いがあるので、その勢いをなくすくらいの対応をしたいです。みんなが連動していれば止められると思うので、大丈夫だと思います。

--牧山選手といえばボール奪取が強みですが、奪う上で意識していることはありますか?

ボールの移動中に自分の間合いを捉えて、入っていきます。まだまだですけど、自分の前の選手を動かしていかに自分でうまく奪えるかを最近は意識しています。サイドバックの時は、サイドハーフの選手と連係を取ってうまくサイドに流させている。一つ飛ばしのパスを出されるとなかなかうまくいけないので、外へ向かって“各駅停車”させたら自分も移動できる時間が生まれるので、そうした動かし方をさせるようにしています。

--サイドバックとボランチの時でボールの奪い方にどんな違いがありますか?

ボランチの時はサイドバックとかが持った時に、持ち方によって立ち位置が変わるので、縦を切らせたら中にしかパスコースはないので、その時に連係を取ることを意識しています。

--ボランチもサイドバックも競争はかなり激しいですが、充実感はありますか?

充実はしています。自分の幅が広がっている感じがしていますし、ボランチだけでなくサイドバックもこなせるような選手になったらチームのなかで大きな存在になれると思っています。