FW／15 前田泰良

－－前節、今季初先発を果たして。

プロになってからは初めてのスタメンということで、「チャンスが来たな」という思いと「チームを勝たせたい。チャンスがあれば得点とアシストという目に見える結果を出してチームに貢献できれば」という思いで試合に入りました。

（パフォーマンスは）悪くなかったと思いますけど、すごく良かったかと言われれば、もっとやれたし、やらないといけないと思っています。トップ下で出ましたけど、攻撃の部分ならもっとボールを受けてチャンスを演出したりシュートを打ったりしたかった。一人少なくなった分、そういう時間が少なくなって守備の時間が長くなりましたけど、守備でもプレスをかけるところなど、走るところは体が動いたので、次につながる試合になったと思います。

－－これまで途中出場が多かったなか、スタートから出るにあたって意識したことはありましたか？

勝つためのゲームを作っていくうえで最初にピッチに立っている選手なので、役割は途中からと最初からで変わりますけど、そこでチームとしてやることが変わったり、僕に求められていることが変わるかと言われればそんなことはなく、常に練習でやっていることを試合で出せるように意識していました。

－－チームで向上していると感じる点はどんなところが挙げられますか？

結果だけで見たらうまくいってないように見られがちですけど、チームとしてもちゃんと前に進んでいる感覚があります。ボールを持って前進することやプレスで相手に向かっていくことは良くなっています。この前の試合でも10人になってから追いつけたというのは、あまりないパターンだと思います。点の取り方に関しても、真ん中から作って相手の背後を取るという、目指している形だったので、勝ち点3を取ってないのでまだ喜べないですけど、前向きな1ポイントだったと感じます。

－－今節のカターレ富山戦へ向けてはいかがですか？

今日も戸田（和幸）さん言われたのですが、相手が首位というのはチームとして燃える材料になりますし、一つ勝っていい波に乗れれば結果はまた出てくると思います。今やっていることを前向きに、結果につなげるだけです。

チームでは毎週いい競争ができています。ただ、もっと良くなっていけると思います。個人的には求められることをピッチでしっかり表現して、最終的にゴールやアシストという目に見える結果を残さないといけないです。

MF／24 牧山晃政

－－前節、スタートから右サイドバックで出場して。

カズくん（佐相壱明）とバランスを取りながら、自分はしっかり前に行くなか、後ろに引きすぎると相手は高くポジションを取ってくるので、サイドバックに（プレスへ）いける立ち位置を意識していました。そこは練習の中で監督とコミュニケーションを取ってどうやったらうまくいくかをやっていたので、うまくハマりました。攻撃に関しては簡単にボランチの（吉武）莉央くんにつけていたら広く展開できていたシーンがありましたけど、自分は視野が狭く縦しか見えていなかったので、そこは改善しなければいけないです。

－－本来と違うポジションでプレーしても自分の持ち味を発揮できた感覚はありますか？

見える世界が違ったので、以前は相手にいきたいけれど後ろが気になって出ていきにくかったのですが、そこは整理して自分が出ていくタイミングもつかめたので、今回はボールを奪いにいきやすかったです。

－－普段と見える景色も違い、どんな感覚でしたか？

ボランチの時よりも見えやすいですけど、見慣れていない景色だったので戸惑いはありました。でも、少しずつ慣れてきています。

－－いつもと違うポジションでの出場になり、驚きはありましたか？

それよりも自分の幅を広げるじゃないですが、新しい挑戦としてワクワクした気持ちでいました。守備のところでしっかりバランスを取って持ち味である奪いにいくところでアプローチしてほしいと伝えられました。あとはクロスをワンタッチで上げられるよう意識していました。

－－失点数はここまで少ないですが、どんな部分に手応えを感じていますか？

前より連係を取れてスライドできているので、それで危ないところにあまり侵入されていないと思います。失点したシーンではいかれてしまっていますけど、他のところではよくできている感覚があります。

－－ディフェンスではどんなことを監督から言われていますか？

それぞれが持っている個性を生かしたいと思っていらっしゃると思うので、相手に合わせて特徴をハメてこっちへ追い込もうと意識されているのだと思います。

－－次のカターレ富山戦へ向けて。

練習でやっていることを試合で表現できたら自ずと勝ちは近づくと思います。練習でやってきたことを出せなかった時、ミスにつながっているので、試合につなげるように意識をすれば相手が首位でも食っていけると思います。

－－前節、60分間数的不利でしたが失点を「1」に抑えたことは自信につながるのでは？

あまり一人少ないという感覚がなくて、全然やれる感じがありました。トレーニングでやっていることを出せば恐れずにプレーできていたので、逆転はできなかったですけど、それで同点に追いつけたと思っています。練習でやってきたことを表現して、次はなにがなんでも勝ちを取りたいです。