SC相模原

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04-29-2023

 試合結果 

【4/29ギラヴァンツ北九州戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》

SC相模原 1-1 ギラヴァンツ北九州

■得点
58'中山雄希(ギラヴァンツ北九州)
77'藤沼拓夢(SC相模原)

■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2023/042930/live/#live/

戸田和幸監督

--試合の総括をお願いします。

毎週そうなんですが、選手と一緒に90分戦ったので喉が大体効きません。総括は、勝てなかったですし勝ちたかったです。それが総括です。

--前半に退場者が出てしまい、後半へ向けてどんなことを伝えましたか?

「このシチュエーション、めっちゃ燃えないか?」という話をしました。ディティールのことも伝えましたけど、「俺だったらめちゃくちゃ燃えるし、これで勝ち点を3つ取って帰ってくることは、次につながるから楽しんでいけ」と。

退場者が出て、本人は責任を感じたと思いますけど、その選手のためにも、今日も来てくれたサポーターのためにも、一見不利に思える状況だからこそ試されるものがあると思いました。それはメンタリティも戦術も連係もそうです。「しっかりとゲームを楽しんで勝って帰ろう」と伝えました。

--なかなか背後をつけなかったなか、得点は背後を狙って生まれたものでした。

残り60分を一人少ない状態で戦うというのは、どう考えても圧倒的に不利なはずです。相手は優位なはずなので、相手が優位だと感じられる要素をどれだけ作れるか。押し込んでアタックをするとか、ポゼッションの時間を伸ばすというのは簡単じゃないので、そのものに対する考え方とどうやってゴールを狙うのかというのと、あとは選手のことを信じているので、今日は吉武(莉央)がやってくれましたし、藤沼(拓夢)が決めてくれた。そこにつながる土台を全員で作って、思いをつないで点を取りましたから、最後までもう2点目を取って勝てると思っていましたし、退場者が出るまでもすごくよかった。

今は勝ち点3を取れなかった悔しさがあって、その悔しさは選手に対しての不満とかではなく、彼らがあれだけ勇敢に戦ってくれたからすごく誇りに思いましたし、「次こそは勝ち点を3つ取るためにチャレンジしよう」と言いました。難しかったんじゃないかと思います。「我慢」がテーマで、試合前だったと思うのですが、「相手がボールを持った時に違和感を与えろ。それを不安に変えさせろ」と言って、そういう場面はいくつかありました。そうはいかずに球を取れず侵入された場面もありますけど、シュートブロックやGKがよくやってくれたので、全員で戦って勝ち点をとりあえず取れたと思っています。

FW/9 藤沼拓夢

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--同点ゴールを決めた場面を振り返ってください。

中盤でいい形で前向きができて、裏の自分がほしい場所へすごくいいボールが来て、中から相手のディフェンダーも来ていたしGKをずらしたいという狙いもあってちょっと外へ持っていって、タッチは少し大きくなりましたけどサイドネットのコースが見えたのでそこへ決めました。

--人数が少なかったことでゴールに迫るのが難しかったと思います。攻撃の狙いはどんなものがありましたか?

自分が入るタイミングでは「まずは守備から」というのと、一本は絶対狙っておけというのは言われていました。一人少なくても点を取れるチャンスは結構あったと思うので、そこは自分としてもそうですし、チームとしても改善点だなと思います。

--1点ビハインドのなかでの出場でしたが、まずは失点を重ねないことがタスクだったのでしょうか。

そうですね。それは言われてましたけど、自分としては外から見ていて「点を取れそうだな」と思っていたので、守備は意識しつつもどこかで点を取りにいくことを狙っていました。

--どのあたりで「点を取れそう」と感じていましたか?

背後のケアがそんなによくなかったのと、相手は一人多いけどそこまで守備に圧力をかけてこなかったので、もう少しつなげるかなと思いました。一人少なかったですけど、そんなに悲観することはなかったです。

--今日はリーグ戦で初めてベンチスタートとなりました。個人としてはどんな気持ちでこの試合に入りましたか?

試合前や前半が始まったところは相手のプレーを見つつ、イメージしていたことはありましたけど、一人少なくなったことは仕方がないですけど「キツい展開になるだろう」と思っていました。そのなかで「自分が途中から入るだろう」というのはわかっていたので、気持ちの面で準備していました。

--第2節の福島ユナイテッドFC戦以来、久しぶりにゴールを決められたことについては?

嬉しいは嬉しいですけど、福島戦以降散々チャンスを逃してきたので、責任はすごく感じましたし、自分が点を取れていたら勝ち点を拾えた試合は何回かあった。ここで1点取ったからと言って満足するつもりはないです。

--とはいえ藤沼選手個人としてもチームとしても次につながる結果になったのでは?

結果は勝てませんでしたけど、次につながるポジティブなものにはなったと思います。ディフェンス陣が最後まで体を張ってくれましたし、一人少ない中全員で守り切れて次につながると思うので、次はみんなで気持ちの入った試合をやって勝てればと思います。

--次の試合までいつもより感覚が短いですが、相模原ギオンスタジアムでの初勝利を楽しみにしているサポーターは多いと思います。

今日も引き分けに終わって、勝ちではないので、サポーターの方々も満足はしてないと思いますし、自分たちも全く満足はしていません。自分たちのホームスタジアムで勝ち点3を絶対取りたいと思います。


MF/13 吉武莉央

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--北九州での試合になりましたが、個人的に特別な気持ちはありましたか?

出身が北九州なので、たくさん応援が来るというのは聞いてました。なにがなんでも勝ちたかったです。

--数的不利のなか追いつけたことはチームとして大きかったと思いますが。

早い時間に一人少なくなって難しい状況でしたけど、全員が声を出しながら走り切った結果、引き分けに持ち込むことができました。後半も攻めている時間はあったので、一人少ない状況でも勝ちたかったです。

--立ち上がりからボールを握られる時間もあったなか、退場者が出てしまったことでゲームプランはどのように変わりましたか?

前から守備にいきにくくなったので、我慢しながらワンチャンスを狙おうとハーフタイムに話して、それを後半はうまくできました。

--ゴールシーンはまさにその狙いが現れたようなシーンだったのでは?

普段の練習から中を見ながらというのを常にやっていて、佐相(壱明)選手に入った時にスペースがあるのはわかっていて、藤沼選手は足が速いので、そのスピードを落とさないようなボールを出そうと思ってパスを出しました。

--今日は初先発の選手や普段と異なるポジションを任されていた選手が何人かいましたが、連係面はいかがでしたか?

普段の練習でもみんな意識高くやっていて、いつも話しながらやっているので連係は特に問題なかったです。

--ハーフタイムでCBに山下諒時選手、前線に栗原イブラヒムジュニア選手が代わって入りましたがボランチとして意識していたことは?

山下選手は左足のロングフィードが得意で、ジュニアは収めるプレーが得意なので、そのセカンドボールを拾うことを意識していました。

--普段と異なる状況で勝ち点1を得ることができ、次の試合へ向けてはどんな準備を進めていきたいですか?

今日みたいになにが起きるかわからないので、練習から常に全力でやって、なかなか勝ててないので、次はホームですし勝ちたいです。

--勝利に向けて、いい感触はありますか?

そうですね。難しい状況のなかでも追いつけたことはプラスに考えてやりたいです。監督からも「下を向かず、プラスに捉えていい」と言われました。難しい状況でも勝てるチームになりたいです。