SC相模原

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03-26-2023

 試合結果 

【3/26鹿児島ユナイテッドFC戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》

鹿児島ユナイテッドFC 2-1 SC相模原

■得点
33'五領淳樹(鹿児島ユナイテッドFC)
56'五領淳樹(鹿児島ユナイテッドFC)
84' 安藤翼(SC相模原)

■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2023/032615/live/#live/

戸田和幸監督

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--今日の試合を振り返って。

試合が終わった後に選手たちには「どうせ負けるなら、こういう負けがいい」と言いました。スタイルがあって、コンセプトがあって、ゲームの狙いがあって、あとは個々人がどれだけやれるか。僕は「勇敢にプレーしろ」とずっと言ってるんですけど、そういった中でうまくいかないプレーがあったでしょうし、うまくいくプレーもだんだん増えました。それでも負けるなら、必ず次につながると考えています。

前節も讃岐と対戦して、ボールを持つ時間が長くて、今日はそれよりも進んだ感覚はありましたし、ゴールにも迫れました。試合に負けた時の責任は僕がとるからと選手にはしているので、できたこと、できなかったこと、自分としてすべきことを考えよう、前に進もうと話をしました。強いチームを相手にどう戦うかを考えて、僕たちは目標があるので、そこに突き進むために、今日もこの地に乗り込んできたので。

序盤から表現しようとして、プレーしようとしましたし、ボールも奪いに行きましたし。相手の背中をとった瞬間にボールが収まらないとか、前向きな状態を作った時にちょっとパスがズレるとかもあるんですけど、選手のレベルと、チームのレベルが上がって、リーグで勝っていくためには、そこを省いて先には進むことはありえないので。

最後まで点を仰いだり、下を向いたりせずに、プレーに没頭してゴールを目指してほしいと選手たちには言っています。今日は良い場面がたくさんあったし、次につながる試合になったと思うので、それだけを選手に伝えました。

--前半45分間でシュート数が1本と、鹿児島のペースで試合が進んで、自陣から出られない状況が続きましたが、どのように分析していますか。

自陣から出られなかった理由は、僕は自分たちにあると思っています。相手を外すときに、どこからボールを運ぶのか、どこにボールを入れて前向きをつくるか。我々からすると、できている場面があったので、次のパスに持っていけるか。シュートは打たなければいけないのですが、その前段階まで進むのかというところは、できている部分が多いなと思っています。シュート本数も大事なので、そこまで辿り着かなければいけないのですが、我々としては惜しいなという場面が多かったです。

--ちょっとした展開で変わったのではないかと。

こちらから見れば、そうです。ボールは入っている、前向きは作れている、そこから次のボールをどこに出す。失った瞬間にカウンターを受けるというのはあるんですけど、そう見ています。

--鹿児島のダブルボランチのところでパスが引っかかってしまって、前に進めなかったという印象も受けましたが。

中盤の脇をどうとるか、手前でどうフリーマンをつくるか、もしくはそこを経由しないで外から背後をとるかというのは、僕らとしてやっていることはあったので。そこで引っかかることがあったとしても、僕らとしては、そこをやっていかないと次がないと思っています。

もちろん、能力が高いウイングがいたり、経験豊富な中盤の2センターがいたりするのはわかっていました。敵陣に入る場面が少なかったとしても、敵陣に入るために何をしているかが前提にあるので。僕はそういうふうに試合を見ているので、できている、惜しいと見ていて、ハーフタイムに伝えて、後半に臨みました。

--後半の立ち上がりに藤沼選手の惜しいシーンがありましたが、その直後に失点してしまいました。どのように見ていましたか。

シュートを打たれたから決められるわけなので、シュートを打たせないように何ができるかが一つです。2失点目は対応のところで甘さが出たのは事実ですが、選手は精一杯やっていると思います。我々からすると(鹿児島は)強いチームで、能力のある選手が多いというのは感じたでしょうし、それも含めてどう次につなげるかだと思っています。2失点目を喫した後に下を向いたかというと、それはないですし、しっかりとボールをつないでゴールに迫ることは増えたので、そこを次につなげたいと思います。

--2失点後にゴールを決めましたが、吉武選手、藤沼選手、安藤選手とつながったシーンについては。

前半から同じような形は出ていたので、できれば前半からゴールをねじ込みたかったです。人を変えつつ、目指すものを踏まえてプレーできていたので、それがゴールにつながったと思います。


MF/14 安藤翼

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--鹿児島には昨年のアウェイで安藤選手のゴールで勝ったイメージが残っていると思います。

昨年も勝って良いイメージがある中でスタジアムに来て、コンディションもよかったので楽しみでした。

--鹿児島は昨年同様にボールを保持するのがうまいチームですが。

相手に押し込まれた時間帯もありましたけど、自分たちでボールを保持してつないで、ゴール前まで運べていたシーンもあったと思います。ただ、ゴール前での怖さが少し足りなかったと思うので、練習から意識してやっていきたいです。個人的にも、質を上げていけないと試合に出られないので、もっともっと求めていきたいです。

--安藤選手は0-1でリードされた後半18分に投入されましたが、どんなプレーをしようと思っていましたか。

いつ出てもよい準備はしていましたし、1点リードされていたので、ゴールに向かう姿勢を出せればと考えていました。(綿引)康がボールを持った時に、斜めに走るランニングで、相手の左サイドバックの背後のスペースをとっていくのを狙ってこうと。ベンチメンバーでも、「自分たちが流れを変えよう」と話していました。2点差だったので前に行くしかない状況だったので、チームにエネルギーを与えるようなプレーを心がけました。

--藤沼選手のアシストからゴールを決めたシーンを振り返っていただけますか。

(吉武)莉央から(藤沼)拓夢にパスが出た瞬間に、抜けるというのがわかったので、2対1をつくれればと入っていきました。良いボールが来たので、自分は押し込むだけでした。そういうトレーニングを今週もしていて、シュートに対してもう1人詰めることが大切なので、チームとしてやろうとしている形がゴールにつながったのはよかったです。

--DAZNの中継でも安藤選手は鹿児島に強い男として紹介されていましたが。

2年連続でゴールを決められたことはよかったですけど、今回は勝てなかったのは悔しいです。チームとしても2連敗してしまいましたが、前を向ける内容だと思いますし、選手たちも下を向いていません。小さなところが失点につながっていくので、試合で感じたことをピッチで表現していきたいです。サガミスタのみなさんも今日も遠いアウェイまで来てくれていたので、ホームでは必ず勝てるように、良い準備をしていきたいと思います。


MF/25 田中陸

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--田中陸選手にとっては今シーズン初出場となりました。どのような気持ちで試合に臨みましたか。

ここまで3試合、出場することができなくて、自分の中で課題を意識して取り組んだ結果、メンバーに選んでもらえたので、やってきたことを試合で出すだけだと思っていました。

--プレシーズンから右サイドバックをメインポジションになっていますが、どういうふうに良さを出していきたい?

今日に関して言うと配球のところです。自分がボールを受けてから前に当てたり、縦に流したり、あとは横につけて、マッキー(牧山晃政)から前に出す。自分が配球者になる形は出たかなと思っています。

--鹿児島にボールを持たれて、押し込まれる時間もあったと思いますが、守備に関してはどのように感じていますか。

ボールの獲りどころは決めていましたが、スライドや寄せに行くタイミングが少し合わなかったりして、ボールを獲り切れなかったので、修正していきたいです。

--1失点目はサイドチェンジから揺さぶられてフィニッシュされましたが。

(田中陸選手がマッチアップする鹿児島の山本駿亮選手が)カットインからのシュートを持っているというのはわかっていたので、そこのケアをしつつ、味方がスライドする時間をつくろうと。そこでボールにもっと寄せていれば、もっと時間をつくれたと思うので、最初の部分でもう1歩寄せたかったです。

--最終的には1点届かなかったのは、どこに要因があったのでしょうか。

攻撃の狙いは悪くなかったので、質を高めていきたいです。あとは、守備のところで抑えきれなかったところは、チームとしても個人としても取り組んでいきたいです。

--1勝3敗と黒星が先行した状態でホームでのアスルクラロ沼津戦(4月2日/相模原ギオンスタジアム)を迎えます。

今日は結果は出せなかったですが、また練習から全員で高めあって、自分たちがやっていることに自信を持ってプレーできるように準備していきたいと思います。