SC相模原

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03-04-2023

 試合結果 

【3/4ガイナーレ鳥取戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》

SC相模原 2-3 ガイナーレ鳥取

■得点
7'普光院誠(ガイナーレ鳥取)
36'重松健太郎(ガイナーレ鳥取)
52'松澤彰(SC相模原)
63'藤沼拓夢(SC相模原)
90+3'田村亮介(ガイナーレ鳥取)

■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2023/030411/live/#live/

戸田和幸監督

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--試合を振り返って。

クラブが新しいフェーズに入って、僕もプロカテゴリーの監督は初めてで、本当の意味で最初の試合で、チームとしても新しい船出の試合でした。試合前選手たちには、勝つことを目指すのは大前提だけど、クラブとして目指す方向性に対するメンタリティを見せた上で勝利を目指すと伝えてピッチに入りました。

(地域リーグから)ジャンプアップしてきた選手やプロカテゴリーでプレーするのが初めての選手がいて、いろいろあったと思いますけど、試合は必ず難しくなるし苦しむこともあるだろうけど、それを乗り越えて勝利を手にするために努力をしようという話をしました。しかし入りのところで緊張があったのは事実です。もう少し前へ出させてあげたかったですが、前半受ける時間があった時にもうちょっとできたのかなというのが一つあります。

ただ前に出る決断ができて、ボールを奪いにいくところから敵陣に入っていくとか、保持ができた時にどのように入っていくかというところと、背後を忘れないというところで、前半のうちから少しずつゴールに迫れていたと思います。 ハーフタイムの時に立ち方と出し方をちょっとだけ修正させてもらって、その上でチャレンジするところだけは変わらず試合に入ろうという話をして、選手は応えてくれたと僕は感じています。

あとは勝ち切るところまで繋げてあげられなかったというのが素直な思いです。試合が終わった後、あいさつをしにスタジアムを一周した時に、期待値込みの反応なのは分かっていますけど、後半に選手たちが見せたものが少し伝わった部分はあったんじゃないかという反応を感じました。その感覚を忘れてほしくなかったので、最後ピッチで「次の試合を終えた時には、観ている人たちを喜ばせてあげることと、自分たちの努力の結果、勝利を手にできてみんなでそれを分かち合って爆発させるように前だけを向いていこう」という話をしました。

--スタートのシステムを3バックにした狙いと、前半は前からプレスにいけてなかったのか、様子見しようとしていたのか。どんなプランだったかを教えてください。

システムで選んだというよりは、(選手の)状態と相手を見て決めたというのは実際のところです。自分の中ではディフェンスラインは4でもなければ3バックでもないという感じです。

受けたように見えたのは出られなかったからだと思います。試合の始め方のところと、相手に対しての向かっていき方が、トレーニングでは例えば前半の5分は敵陣で始めるということもある程度共有して入りましたけど、相手が先にボールを持ってきた時にうまく挽回するところが最初はできなくて、その時に例えば橋本陸のところがどのタイミングで出られるかというところと、鳥取さんのストロングが10番(世瀬啓人)、14番(普光院誠)のところなのは間違いなくて、2CBも蹴れる選手がいて、前に重松(健太郎)選手がいるので、真ん中を上手く消しながらどのように相手に向かっていけるか取り組んできました。

ただ見た感じ、どうしても下がった感じに見えたと思うので、途中から前に出られるようにと伝えて入りました。多分、緊張もあったでしょうし、5バックというつもりは実はなく、もう少し前に出るというのが元々の設定でした。

--前半の立ち上がりは[5-4-1]からスタートしたように見えましたが、点を取られて[5-2-3]のようになってからサイドで思い切り当たれるようになったと見えました。監督としては開幕戦でJリーグのピッチが初めての選手も多いなかで、前向きにハメるような出し方をした方が良かったと感じていますか?

もともと[5-4-1]ではなかったですし、相手が保持をした時に右サイドの田中恵太選手が前に出てくるので、そこをどう抑えつつ、ゴールに向かうプレスを作るかというところでいろいろなことを考えて、相手の10番と14番の大体のプレーエリアとボールの運び方、左利きの左サイドバックの6番(文仁柱)も上手なので、相手の大体の配置だったり、そこからどのようにボールが動いていくかというところで、藤沼が松澤を高めたり佐相壱明が中盤のサポートをしながら前にも出るという狙いでした。

最初に自陣の深い位置に持って来られた時に押し戻せなかったことは事実だと思います。[5-4-1]にするつもりは元々なかったですし、[5-4-1]とも言ってません。(Jリーグの舞台が)初めての選手が何人もいたので、5枚のスライドの部分に橋本が出た時の山下の距離が遠くて、そこに中盤のセンターが埋まってしまったりという、後ろが重くなった瞬間がありました。一つひとつ試合のなかで改善して前へ出られるようにして、相手のボールのケアもある程度自分たちの思惑のところに持っていった時にプレスが少しずつかかり始めたのかなと思います。

--前半、ボールを保持して前進していくプレーは改善が見られましたが、相手に後ろで構えられた時の後方でのテンポ感が出せなかったように見えました。それは選手が慎重になってなかなか出せなかったのでしょうか?

右にいた加藤大育のところは随分ボールを呼んでくれていましたし、山下諒時のところでは運べていました。そこに真ん中を見ながらどのタイミングでボールを出せるかというところだと思いますけど、例えば(後ろの並びが)3枚気味だとすると、栗原のところは少し振り分け役になったり、ある意味そこで方向づけをしたり、ズバッと縦につけたりするプレーができたら良かった。それがどれくらいのものとして彼ができるのかというのも、試合の中で前を見てプレーしなさいということはずっと伝え続けていました。

あとは中盤のセンターのサポートのところをうまく作れた時に外からはある程度進入できると思ったので、相手のサイドハーフがどうするかというところをずっと見ながらやっていて、左だったら橋本を出すのか、橋本と藤沼を入れ替えるのかが前半のテーマになった気がしました。

--ハーフタイムに立ち位置を修正して、後半になって明らかに流れが変わりました。それ以外にメンタリティの部分で選手たちに働きかけたことはありますか?

僕はハーフタイムに笑っていた気がします。緊張もあるだろうし、必ず苦しむので、それを全部受け止めた上で、最初のミーティングの時に「志を高く、勇敢に、大胆に」と選手に伝えて、試合前にもそれをまたホワイトボードに書いたんです。それが油性のペンで消せないとなってしまったのですが(笑)、消えないんだからいいんだ、と。ずっとその気持ちを忘れずに僕たちはチャレンジャーとして挑戦するから、その気持ちだけは忘れずにできた部分と修正したい部分をちょっと伝えて、「そのままいけ」と言いました。

「前半で経験したものを後半にぶつけるんだ」という話をしたと思います。試合のなかで自信をつけたり、できるようになった部分はあったので、元々目指していた勝ち点3を取りにいこうと決断をして、結果負けてしまった。選手には試合が終わった後、「負けた責任は俺にしかないから何も気にするな。前だけを見て行くぞ」という話をしました。

安定してゲームをコントロールすることより、相手の背後を取ることとゴールを目指してアクションを起こすことをずっと考えてやってきました。そのなかでの技術的なズレで局面が入れ替わってしまうということは出てきていると思いますけど、その上で続けていくことが、チームと個人が成長して前に進むために一番のことだと思います。

保持が目的化した時に難しくなることがあるのですが、その瞬間を逃さずに常に背中やゴールを狙った時、それが長いボールだろうがなんだろうが、スタンドが湧く感じがあったり、前半も山下からプルアウェイした松澤のところに真っ直ぐのボールが入って、3人目が飛び込んでくるところがあったシーンは、彼らが取り組んできたものなので、それをどのくらいの回数を作れるか、どこから進入できるか。「最終的に目指す場所はここだ」というのが片時も忘れずにプレーしてもらえるように伝えながらトレーニングに励みたいと思います。

--後半、センターバックのところに金城ジャスティン俊樹選手が入って、球出しも含めて良くなったように見えました。どのような意図で交代カードを切りましたか?

ジャスに関しては、ジュニが足をつっていたのでジュニを前に上げて、あれは応急処置的な感じでした。今日は牧山晃政がスタートで出て、牧山は前に前に行く推進力とこぼれの回収に期待をして起用しました。彼は彼で良くやってくれたと思いますけど、彼も足をつったので、そこでジャスティンを入れました。

最初に下げたのは松澤彰でしたが、もう少しプレー時間を引っ張れたかなという気持ちはありますが、試合を動かす時にボール保持から動かすのではなくて、非保持の方からもう一つ相手の脅威になる展開を作ろうと交代カードを切る時には考えています。今日はモビリティと飛び出しの狙いは見られた気がしますけど、試合のなかでの局面が切り替わった瞬間の一本とかスピードに乗った時の判断はいつまでも入ると目指しながらプレーしてもらいたいというところがありました。ゴールに向かうチームとして加速するように交代カードを一応切りました。

--昨季は東京都1部リーグで指導されていましたが、やりたいことができなかったことは多々あったと思います。それが今季からはプロの世界になって、いろいろなものが整ったなかで取り組んできて、やりたいことがよりできるようになった部分やJリーグだからこそ取り組めている部分の手応えはいかがですか?

環境の部分ではクラブハウスはありませんけど、食事の提供をしてもらえるようになりましたし、スポーツクラブやメディカルの部屋を用意してもらって、トレーニング後のケアを選手はできています。今の僕にはコーチングスタッフがいるので、彼らとどのように仕事に臨めるかというところからずっと取り組んでいます。

選手たちもフルタイムでプロフェッショナルですから、それだけに時間が使える。そういう意味では、確かに昨季までと全然違う環境で仕事をできているので、目指すものは高く掲げた方がいいですし、高く掲げたものがどこから始まるかということは忘れてはいけないと思う。僕たちはどこからどこに向かうのかというのと、トレーニングも試合も自分たちが意識することと、表現していくべきもの、示すべきものは常に同じじゃないといけないと思っています。

「上手さは最初から出ない」と言われますし、「もしピッチの上で『上手い』と思われるプレーが出るとしたなら、それは先にすべきことがあって、その先にしか出ない」という話をしました。前半の序盤に恐らく緊張もあったでしょうし、プレシーズンのトレーニングマッチでは1試合もお客さんが入ってないので、今までとは違う景色があったと思いますけど、彼らはそのなかでも全力で臨んだと思います。

僕はウォーミングアップも最高だったと伝えたし、その上で前半の序盤のパフォーマンスがあったとすると、彼らには何も責任はない。あるとすると、僕だけです。試合のなかで変化したものがあり、それがポジティブに映るものであるなら、それを続けるのみです。

あとは戦術の部分と個人の部分というのは、個人が先に来て戦術があると僕は思っています。でも彼らにできることはだいぶ分かってきましたし、それをどれくらいの幅で彼らに渡してあげて、自信を持って決断するというもののなかでエラーが出ることはありますが、エラーが出たことをどうこう言うつもりはありません。エラーも含めて次にどういう気持ちで迎えるかがよっぽど重要です。

ボールが上手く蹴れないのであれば、それはトレーニングで改善すればいいし、そういうものの第一歩として今日の試合があるのであれば、自分はそれでいいかなと思います。見てくれる人、応援してくれる人のことを忘れてはいけないので、「次こそは」という気持ちで全員でポジティブに次の試合に迎えられるようにしたい。明日は今日のゲームに関われなかった人の練習試合があるので、そっちから始めていきたいと思います。

--勝ち点は得られませんでしたが、選手たちは時間が経つにつれて勇敢にプレーして、サポーターの心を惹きつける場面は多くあったと思います。次のホームゲームに向けてはどんな準備をして臨みたいですか?

励ましも含めてでしょうけど、今言ってもらえたことが本心であったら嬉しいなというのと(笑)、もしそういうものが試合途中からあったとしたら、それを試合が始まった直後から終わりまでずっと続けられるチームにしたいです。

自分のフットボール人生を振り返っても、最初からできたことは何もなかったですし、いつも難しいことがあって、それに対して考えて工夫して努力して乗り越えて、ようやく何かを手にしてきた人生でした。

始動してから今日までの8週間を選手、スタッフと取り組んできて、習慣やポジションが変わった選手もいますけど、よくついてきてくれたなと思っています。だから勝たせてやりたいと思っていますし、点が入って僕があんなに喜んだことは多分ないですね。それはプロのカテゴリーだからなのかは分からないですけど、拓夢が抜け出して決めたゴールなんて、まさに僕たちのゴールだと思いますし、彰が決めてくれて嬉しかったです。できればもう一つ取って勝って終わりたかったという思いは、次に取っておけばいいやという気持ちで、僕自身が前をしっかりと見てやっていきたいです。僕が選手をずるずる引きずるのではなく、選手が自分たちで前に進んでいくんだという努力をして、個人をサポートして、個人の改善も含めてトレーニングを頑張りたいと思います。負けるのは大嫌いですから、次は勝ちます。

--今日は3,400人近いお客さんが戸田監督のことも期待してスタジアムに詰めかけたと思います。生まれ故郷の相模原でプロの監督キャリアを始めて、どういう感想でしょうか?

初めてプロカテゴリーの指揮を執る経験は、今日が最初で最後の日なので、僕はできるだけ楽しもうと思っていました。今日、スタジアムに来たらスタッフも多くて僕がのんびりできる場所はあまりなかったので、ずっとグラウンドをウロウロしたり、運営の人と話をしたり、できるだけいろいろな人と今しかできない会話をしました。これから勝ったり負けたりが繰り返されていくなかで、今日みたいな真っ白でフレッシュな気持ちはないと思うので、その瞬間を僕は大事にしたかった。

今日は自分の家族も親も来ていて、確かに僕が育った土地なので、そういう意味では特別な思いはありますから、作っていきたいし、掴み取りたいです。選手にも「プロは掴み取る場所だ」という話をよくするのですが、教わる場所でもなければ自分で掴みとる場所だというのを僕自身が体現しないといけないと思っていますし、その気持ちで毎日臨めば次こそは、となっていくだろうと思います。土地に恩返しをする意味もありますし、今日来てくれた人が「次ももう一度来よう」と思ってくれたらいいなと思いつつ、次は試合のなかで見ている人が釘付けになるような場面をスタートからたくさん作りたいと思います。

これも初めての会見で、初めてというのは今日が最後ですから、負けて会見に来るのも辛いものがあるだろうなと思いつつ、それもすべて次のエネルギーに変えたいです。

選手には「どんな時も相手をリスペクトして、過小評価しないで」と伝えていましたが、「過小評価しないで」という考えがもし後ろ向きな形でパフォーマンスに影響しているとしたらいけない。正しく相手を恐れて、正しく相手に向かい、その先に大胆さが必要だと考えています。そこも含めてもう一度振り返って、コーチの意見も聞いて取り組んでいきたいです。

なんでもかんでも前に人数をかけていけばいいわけではないと思っていて、そこに工夫や罠があったり、“来た!”というタイミングでボールが取れたりした場面は、今日の前半からありました。

あとは前向きに奪った時はどうするのか、前に進めない時はどうするのか。そのあたりをこのピッチ上で、あのスピード感でやっていきたい。感じたものが違うのは明らかだと思うので、自分の現役を振り返っても違うだろうなと思います。

例えば吉武莉央は僕が見つけて九州リーグからジャンプアップして来てもらい、もっとできる選手ですけど、彼だからできる時間の作り方やボールの奪い方は毎週良くなっています。今日の時点でできたことではなく、どこから今日まで来たのかというのは、個人には伝えたいです。

それは佐相もそうですね。彼のプレーを最初に映像で見た時に、僕には「彼ならできる」というのが見えました。藤沼もそうですね。彼を見た時に、「拓夢はできる」と思いました。拓夢は拓夢でポジションと役割が変わって、今日の場所(左サイド)でプレーしていますけど、彼にしかできないものは見せてくれたと思います。

それをどれだけの回数見せられるかは、ある意味僕にも懸かっています。周りのサポートを上手く作りながら、鋭くという部分と、相手が下がった時はどうするのかというのは、相手の分析も入りますけど、頭でっかちになりすぎず、選手が自分のものとしてプレーできるようにしっかり仕事をして、選手が自分たちでプレーして勝ったというところへ持っていけるように頑張ります。

FW/18 松澤彰

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--開幕戦のピッチに立った感想を教えてください。

「Jリーグに戻って来れたな」というのがまず一つです。去年1年、JFLでサッカーをさせてもらっていて、戸田さんのおかげでチャンスをもらえて、初めて開幕スタメンを取れてどうしても結果を残したいところでしたが、戸田さんやサポーターの皆さんに勝利をプレゼントできなかったことが心残りな試合でした。

--チームとして前からプレスをかけにいこうと取り組んでいたと思いますけど、前半はうまくプレスが掛からなかったように見えましたが。

前半にいこうとしていましたけど、硬さだったり、(緊張など)いろいろあったのか分からないですけど、自分たちが思うようにプレスをかけられる場面が少なかったのは事実です。でも2失点した後、「後半は取り返そう」という意識で2点取れたところまでは良かったですけど、詰めの甘いところが出たなという感じです。

--“戸田・相模原”にとっての公式戦初ゴールを松澤選手が決めたことについてはいかがですか?

素直に嬉しいですね。戸田さんは僕のことを信用して使ってくれて、期待に応えることが少しはできたんじゃないかと思っていますけど、年間通して自分のプレーを維持して点を取り続けることが恩返しでもあるし、相模原のためにもなるので、それをやっていけたらいいなと思います。

--こぼれ球に素早く反応して決めたゴールでしたが、どんなことを意識していましたか?

こぼれてくると信じながら待っていただけです。僕は綺麗なゴールを取るタイプではないですし、うまくもない泥臭いタイプなので、自分一人で点を取れないというのは重々分かっています。細かいところですけど、こぼれ球やクロスを決めることができたのは良かったと思います。

--戸田監督が常々言っている背後を取る動きやゴールへ常に向かう姿勢は、どのくらい出せていましたか?

まだまだ出せます。これ以上出さないと勝てないということが分かったので、チーム全体もそうですし、僕自身もまだまだ足りないと思います。このチームは成長していくチームだと思っているの<で、次に向けて前を向いて早く初勝利を戸田さんやサポーターの皆さんに届けたいです。

--取り組んでいるサッカーや戸田監督から教わっていることの面白み、フレッシュさはいかがですか?

学びしかないです。僕らは若いチームですし、ほとんどの選手が入れ替わったなかでゼロから全部作り上げてきて今日の一戦のために取り組んできたわけですが、みんな成長しているし、まだまだここから上へ成長できるので、皆さんに楽しみにしていただきたいなと思います。

FW/9 藤沼拓夢

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--試合を振り返っていかがですか?

勝てた試合だったと思うので、悔しいです。

--そのなかで藤沼選手はゴールを決めましたし、クロスで1点目の起点になることもありました。

(松澤)彰からすごくいいボールが入ってきて、自分のスピードを殺さないようにかわして打ちました。GKが出てくるのが見えていたので、冷静に見えたことがよかったです。
負けてしまったのは申し訳ないですけど、0-2の展開から追いついて、若いエネルギッシュな力をサガミスタの皆さんも感じ取ってくれたと思うので、次は結果で示したいと思います。

--藤沼選手は昨季からプレーされているなかで、今季はすべてがガラリと変わり、戸田監督と共に積み上げているものに対して感じていることや、今日の出来はいかがですか?

全部出せたとは言い切れないですけど、後半立て直すことができたのは始動して監督から落とし込まれていた部分ができていました。前半からそれをやっていればもう少しいい展開になったのかなと思います。


DF/26 栗原イブラヒムジュニア

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--CBとして戦ったデビュー戦を振り返ってください。

立ち上がりを自分たちが準備してきたもので上回ろうと話していたなかで2失点してしまって、非常に難しくなりました。でも、ハーフタイムを挟んで、もう一度チームで何をすべきかということと、どういった姿勢で後半に入るかを確認したなか、ああいう形で追いつけました。

2失点した後に2得点してその後、負けたという経験がプレシーズンでもあったので2点取った後、さらにしっかり締めてゲームに入っていけましたけど、最終的に自分が足をつってしまいCBがFWになったり、普段やってないようなシチュエーションになってしまって、自分としてはそこは申し訳なく思います。ああいった形で負けてしまうのは本当に悔しいですけど、38試合のなかの1試合が終わっただけです。こうした負け方を絶対にプラスに捉えたいですし、点を取った後ほど引き締めて、ゲームを落ち着かせていきたいです。

今日は同点になった後、苦しい時間があったので、そういったところをさらに自分たちの時間にして、相手を押し込めるようなチームの流れを作っていきたいです。