SC相模原

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11-20-2022

 試合結果 

【11/20松本山雅FC戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》

松本山雅FC 1-0 SC相模原

■得点
90' 中山陸(松本山雅FC)

■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2022/112004/live/#live/

薩川了洋監督

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僕が指揮を執ったのは半年間でしたけど、楽しかったです。勝てないゲームばかりでしたけど、この世界で生きていくなかでここに立たせてもらえてチームにも、選手たちにも感謝したいです。選手たちは勝てないなかでも最後まで諦めず走ってくれる姿には本当に毎回感謝したいです。

今日のゲームの内容は、どちらかといえばうちが攻め込んでいる時間が長く、そこで決め切れる時に決め切れなかったこと、そのなかで最後、守り切れず耐え切れないというのが今季のうちを象徴しているようでした。あそこで(石田)崚真の頭にボールが当たって、相手選手の前に落ちてしまって最後の失点につながってしまった。

途中から監督を引き受けたとはいえ、最下位という結果になってしまいファン・サポーターのみなさんに本当に申し訳ないと思っています。今回は途中から監督を務める難しさをとても感じましたね。もっともっとサッカーの勉強をしなければいけないと感じたシーズンでした。

この寒いなか、遠くまで応援に来てくれたファン・サポーターのみなさんと半年間、自分の元で走ってくれた選手たちにも感謝したいです。あと、田中隼磨選手が40歳で引退するということで「本当にお疲れ様でした」と言いたいです。

--対松本山雅ということで、どんなことを今日のゲームでは意識していましたか?

向こうが[3-4-1-2]の形にしてきましたが、うちは[3-4-3]のような形で合わせたのですが、個人的なパワーがあるチームなのでしっかりと守備から入って、前半戦は0-0というのはプラン通りでした。山雅の3バックのところでヘディングは強いにしても、少し足の速さがないということで前半はつなぐことと、あとは徹底して裏を狙っていこうというプランでうまく運べました。ただプラン通り進むなか、カターレ富山戦のように0-4から3-4まで押し返したゴール前のパワーに関してはさすがで、そこに対してうちの選手は対応しきれなかったことが失点の要因になってしまったのかなと思います。もちろん、0-0を狙っているわけではないので最後この順位になったとしても、勝ちにいきたいと自分が選択したメンバーでやったことなので、自分にも責任はあります。内容で言えばうちの方が上だったと思いますが、勝負事なので勝つためには一つ足りなかったなと。来季の戸田和幸監督が再生してくれるよう応援しています。

--このリーグを勝つポイントはどんなところにあると感じますか?

今のサッカーではハードワークは当たり前のことで、そのハードワークを一番にやったチームがいわきFCだと思います。全員で守るし、全員で攻めるというシンプルなサッカーがすごく大事になっていました。いわきはリーグのなかで一番パス数が少なく、シンプルですよね。危なければ相手の陣地に蹴り込んでセカンドボールを拾う。そのために前に強い選手を2人置いてセンターフォワードの周りで回収していて、ゴール前で攻められている時もゴール前に上げられたボールをセンターフォワードまでが帰ってきて、セカンドボールを回収している。そのハードワークは第一に必要なもので、あとはつなごうとしたチームはJ1やJ2の選手と比べてスキルで劣ってしまっているため大体やられている。勝ち抜くためにシンプルなサッカーをやりつつも上に昇格した時にしっかりとつなげるサッカーをしなければいけないので、ここだけは混合にしなければいけない。時間帯を使い分けることが大事ですね。当たり前なことを当たり前にすることが大事だと思いますけど、その当たり前がなかなかできないのがこのリーグだと思います。

MF/14 安藤翼

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--0-0のなか、安藤選手は64分からの出場となりました。どんな指示を受けて、どんなことを考えてピッチに立ちましたか?

どんな指示というよりも、0-0だったので「1点取ってこい」というメッセージつきの交代だったと思いますし、最後はみんなで勝ちたい思いがあったので、得点を意識してピッチに入りました。

--どちらが先に1点を取るかという内容の試合で、勝利は相手の手に渡ってしまいました。

前半から0-0でチームのプランとしては悪くない形で、みんな体を張って守ってくれていたので、交代で入った自分とかがもっとアグレッシブにプレーして得点を決めたかったというのが素直な気持ちです。でも、そういうところが足りなかったと思っています。

--そうした試合が多く、今季は最下位が決定してしまいました。退団する選手も残留する選手もこの結果を次につなげることが重要だと感じますが、安藤選手はどのように捉えていますか?

退団する選手も多く、みんないろいろな思いをプレーしています。シーズンの最初、昇格を目指して戦っている時と最後、昇格を目指せなくなったなかで戦っている時も「勝ちたい」という思いや「もっと成長したい」という思いは一人ひとり持っていました。ですがチームとしてうまくいかない部分が出始めて、そこでチームとしてどう立て直していくかが今季は難しかったです。もっともっと自分もプレーで引っ張っていければ良かったのかなと思っていまして、経験のある選手が多いなかでその選手に任せるのではなく、自分自身もっとできたことがあるんじゃないかと振り返って感じています。それにもっともっと早く気が付くことができれば変わっていたのかなとも思いながら、あとからならなんとでも言えますけど、そういったことをこれから先、どんな監督、選手とプレーしたとしてもそういうところは成長しなければいけない部分なのかなと1年通して経験させてもらいました。「経験」と言ったら聞こえは良くないかもしれないですけど、「この1年無駄じゃなかった」と捉えて次のシーズンへ向けてやっていくしかないです。ここでみんなと出会えたことはプラスな部分がたくさんありましたし、そこはみんなに感謝しています。

--適切な言い方ではないと思いますが、キャリアのなかでもあまりできない経験をしたと思います。

そうですね。良くはないと思いますけど自分自身、学びになりました。声出しができない時でもできる時でも、今日もそうでしたが松本まで多くの方が駆けつけてくださって、そういう方のために選手はプレーしています。みなさんのそういうサポートは選手みんな感じています。そこへの感謝の気持ちもあるので、なんとかもっともっと勝ちたかったという思いが正直な気持ちです。自分自身が一番そうですけど、この思いをみんな忘れずに次につなげるしかないと思っています。

--監督や選手間で話し合ったことは何かありましたか?

今日の試合前もそうでしたけど、残る選手や出ていく選手、来季どうなるかまだわからない選手がいて、いろいろな感情のなかでのプレーだったので、難しさがあったかどうかはわからないですけど、「勝つ」という思いに関しては誰しも持っているものです。そこに関して今日は一人ひとりが高い集中力を持って前半からプレーできていました。それこそ、先ほども言ったように、どんな順位でもここまで駆けつけてくださったサポーターやホームではボランティアスタッフの方々がサポートしてださる方々のために、とみんな口々に話していたので、今日もみんなそういう思いを持って戦っていたと思います。

--今季はなかなか勝利を届けることができませんでしたが、最後にサガミスタへメッセージをお願いします。

負けても勝っても、どんな時も最前線で応援していただいて、自分もそうですけど、選手は本当に力をもらいました。選手なので「自分のために」という思いもありますけど、やはりみなさんの笑顔が見たいですし、足を運んでくださる方がいて、自分たちがサッカーをできる環境を整えてくれるボランティアスタッフやスポンサーの方々といったたくさんの人たちに支えられているので、その感謝の気持ちを表すためにももっともっと勝利を見せたかったのですが、それがなかなかできなかったことがとにかく悔しいですね。でも、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。