《試合結果》
カターレ富山 1-0 SC相模原
【得点】
16' 高橋駿太(カターレ富山)
■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2022/100208/preview/#recap
薩川了洋監督
0-1の敗戦となりましたが、立ち上がりはうちがいい形でゲームに入っていけたので、すごく良かったと思います。大きなミスに関しては、個人的に修正してもらうしかありません。練習してどうこうというよりは、不注意で起きてしまったことなので。
ただ、内容としてはそんなに悪い内容ではなく、勝ち点1を持って帰れるゲームでもありましたので、非常に悔しいゲームになりました。最後まで走った選手には感謝したいと思いますし、ここまで応援に来てくれたサポーターに悔しい思いをさせて帰ってもらうことになり、不甲斐ない気持ちで、反省しなければいけません。
次のFC今治は昇格圏内に残っているチームですが、いいところは継続して、修正しなければいけないところは修正しなければいけないと思います。
--3試合連続無得点は就任後初めてだと思いますが、攻撃の形は作れているのでしょうか?
形は作れているので、あとは決めるだけです。個人的なスキルは個人で伸ばしてもらわなければいけません。今日もそうですが、圧倒されているゲームはないです。(前半14分にGKとの)1対1を(石田)崚真が外した後、(16分の失点につながった)ああいうミスがあったように、サッカーはビッグチャンスを決めきれないと、今度は相手にビッグチャンスがいってしまう。そこがうちの課題でもあります。あそこで先制していたら、また違った展開になっていたかと思うので、もったいないゲームでした。
--相模原は今節が初めて声出し応援適応試合で、たくさんのサポーターが来ていましたが。
そうですね。声を枯らせて声援を送ってもらえて、選手の背中を押してもらえますし、本当にモチベーションになります。「戻ってきた」というか、本当にありがたいなと思います。
GK/31 圍謙太朗
--今日の試合、チームとしては初めての声出し応援適応試合で、前半戦、圍選手は一番近くで声援を受けていました。
アップの時から気持ちよくプレーできたので、「やっぱりこういう環境でやりたいな」と思いました。
--試合は0-1で敗戦となりましたが、振り返っていかがですか?
GKの重要性を再確認しました。若い時の自分ならあのミスでガタガタ崩れてしまっていたと思いますけど、ブレずにやれたのは一つ成長と捉えています。ただ、結果がすべての世界なので、あのミスというのは絶対にやってはいけないですし、落ち込むだけでなく、このミスを次につなげられるように取り組んでいきたいです。
--おっしゃったように、その後はミスを引きずらないでプレーして、ビッグセーブも飛び出していました。
「やることは変わらないな」と思っていたので、いつも通りチームの助けになるように心がけてプレーしていました。
ただ、GKというポジションは一つのミスで試合を崩してしまうポジションでもあります。その後、いいプレーをしようが何しようが、結果が出なければ関係ないと思っています。なので、ビッグセーブがあるよりも1年間通して安定したプレーができるGKの方がいいと思っています。そこがまだまだ足りないと結果が表していると思うので、もっともっと努力していきたいです。
--攻撃面では、圍選手のフィードからチャンスにつながった場面もありましたが、無得点に終わってしまいました。次へ向けた改善点があれば教えてください。
いろいろな要因がありますが、僕自身、配球の面でもっとチームをサポートする回数を増やすのと、その質を上げるための練習をもっともっとしていきたいです。ミスをして「(プレーに)関与しません」というのが一番いけません。逆に「バンバン(ボールを)受けてやろう」というくらいの気持ちでいたので、その気持ちを持ってトレーニングに取り組みたいですし、それが得点につながれば、なお良しという考えでいます。
MF/14 安藤翼
--試合を振り返って。
前半に失点してしまって、そこからどうパワーを持って攻められるかが大事でした。ですが相手よりもパワーを出し切れなかったと思います。
自分を含めて、質の部分にもっとこだわっていかないとゴールは奪えないので、ドリブルで仕掛けるといった相手の怖がるようなプレーをもっと連続してやっていけるようにしたいです。
ただ、内容的には前向きに捉えられる部分も多かったです。あとはどんなに泥臭い形であっても得点を決め切ることが大事になります。内容は良くなっているので、ゴールを奪うために自分たち(攻撃陣)がもっとアグレッシブにやっていけたら勝ってるはずです。
--後半の切り札として起用されていることが多いですが、今節は13試合ぶりの先発出場でした。
90分出たいという気持ちはありますが、ベンチスタートでもスタメンでも、与えられた時間の中で結果を残すのがプロサッカー選手として最も大事なことです。今日はスタメンだったので、なんとか結果を出したかったです。
--相模原としては、今季初めての声出し応援適応試合でしたが。
僕にとっては、相模原に来て初めての声出し応援適応試合でした。声援のおかげで気持ちを高めてゲームに入ることができただけに、サポーターの皆さんに勝利を見せてあげたかったです。
リードされている状況でも声を枯らして応援してくれたので、次こそはその期待に応えて、勝利を届けられるようにしたいです。
相模原のサポーターは本当に温かいと思っています。勝利を見せてあげるのが自分たち選手のできる恩返しなのに、それを今季はなかなかできていません。勝利を目指して、気持ちの伝わるようなプレーをしていかなければいけないと思います。