《試合結果》
Y.S.C.C.横浜 0-4 SC相模原
【得点】
35'松橋優安(SC相模原)
45+1'松橋優安(SC相模原)
52'石田崚真(SC相模原)
69'伊藤恵亮(SC相模原)
■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2022/091101/live/#live/
薩川了洋監督
--今日の試合を振り返って。
最後まで90分走り抜いてくれた選手に感謝したいです。立ち上がりの30分までは相手にボールを持たれる時間があって、そこから少し相手が落ち出したところで先に1点取れて流れが変わったのかなと。その後はペースを握ってサッカーができました。相手のミスから決まった2点目が勝敗の分かれたところだったと思います。
しばらく勝ちがなかった中での勝ち点3は大きい。1桁順位で終われるかどうはチームにとって大事なこと。それに向けて1試合1試合、最後まで準備していきたい。サポーター、スポンサーのみなさんにやっと美味しいお酒を飲んでもらえる。いつもサポートしてくれることに感謝したいと思っています。
--松橋優安選手が2ゴールの大活躍を見せましたが。
優安は決め切る力はある。一時期メンバー外であったところから這い上がってきてくれた。しっかり結果を残せたのは、優安もうれしいと思う。90分戦えるスタミナをつくる、相手を背負った状態でプレーする、そういう課題もあるので、これで満足することなく上を目指してほしい。
--伊藤恵亮選手、藤野心魂選手がJデビューを果たしました。
伊藤には「決めてこい」と言っていました。ゴールを決めることができて良いデビューになったと思います。心魂(コスモ)はJリーグの舞台に立てたが、ここから上を目指してほしい。若い選手を出しやすくなったのは、試合の流れを作ってくれた、スタートから出ていた選手たちのおかげです。
ふぅ。やっとあのジョッキ(SC相模原オリジナルハイボールジョッキ)使えるよ〜。ずっと冷凍庫に入れっぱなしだったよ〜。
MF/19 松橋優安
--松橋選手の2ゴールはすごく大きかったと思います。まず、1点目を振り返っていただけますか。
(藤本)淳吾さんがフリーで持った時は、自分が走り出せば必ず出してくれると思っていました。胸トラップはちょっと大きくなったのですが、ゴールを見る余裕があったので、左足を振り抜いたら空いているコースに行ってくれました。チームとして先制点を狙いに行っていたのでよかったです。
--立ち上がりは流れを掴めずに苦しい時間帯となりましたが。
前からプレスをかけようと話していた中で、前と後ろがうまく連動できませんでした。ただ、だんだんプレスがハマるようになってきました。
--2点目はその前からのプレスから生まれました。
本当にチーム全員のゴールだと思っています。チームメートが牽制してくれたおかげで、たまたま僕のところにボールが来た。その前に何回かチームとして決定機を外していたので、この時間帯で2点目をとれたら大きいと思っていたので、落ち着いて決められた。
--薩川監督は「優安には決め切る力がある」と話していましたが。
プロは結果と数字が求められてくると感じていました。その中でチャンスが来たときに、こうやって結果を出せた、何よりも勝利につながるゴールを決められたことはうれしかった。
--メンバー外になることもあった中で這い上がってこれたのは大きい?
今考えると試合に関われない時間があってよかったというか、一回り選手として成長できたと感じています。自分と同じポジションには良い選手がたくさんいますし、切磋琢磨できています。
--ここから残りシーズンに向けての目標は?
まったく満足のいく順位ではないので、少しでも上の順位に行けるように、サポーターのみなさんに笑顔を届けられるように、人生をかけてトレーニングから臨んでいきたいと思います。
DF/13 石田崚真
--SC相模原での初ゴールおめでとうございます。
うれしいです。
--立ち上がりは押し込まれる時間帯もありましたが。
前からハメようとしたけどうまくいきませんでした。でも、25分ぐらいから自分たちのペースに持ってこれたと思います。ガイナーレ鳥取戦は2-0になってから同点に追いつかれたので、そこでの教訓を生かして失点を0で抑えられたことはよかったです。1点でも決められてしまうと圧倒したとは言えません。4-0で勝てたことは大きかったと思います。
--2-0になった後の次の1点を石田選手が決めたことは大きかったと思います。
はい。でも、伊藤が4点目を決めて全部持っていかれたので、ちょっと悔しいです(笑)。初出場でああやって結果を残せるのはすごいし、僕たちの刺激にもなっています。コスモもすごい落ち着いていたし、気合いも入っていたので頼もしかったです。
--残り試合に向けて、どういう風に臨んでいきたいですか。
ホームで勝たないとお客さんも増えないので、ホームで勝ちたいなと思います。次の藤枝戦はアウェイですけど、しっかりと勝って、そしてホームの八戸戦と3連勝したいです。
MF/34 伊藤恵亮
--Jリーグデビューとなりましたが、どんな声をかけられましたか。
やってこいと言ってもらって、リラックスして試合に入ることができました。前の試合で2-0から2-2に追いつかれて悔しい内容だったので、今日はもしも出たら3点目を取りに行こうと思っていました。
--ゴールの場面を振り返っていただけますか。
こぼれてくるなと感じていたので、ファーストタッチがうまく決まったので、振り抜きました。ゴールネットが揺れた瞬間はすごくうれしかったです。何も考えることなくベンチのほうに走っていました。常に試合に出た時に点を取ろうと意識していたので、それが形になったと思います。
--東洋大学のチームメートでもある前田泰良選手とは試合後に話しましたか?
ナイスプレー、ナイスシュートと言ってくれました。なかなか勝てなかったので勝利をつかめたので、このまま継続していけるように、意識を強く持っていきたいと思います。
--自分の特徴はどれぐらい出せましたか?
がむしゃらにやるところが自分の特徴だと思っていますし、前からのプレッシングがゴールにつながったのはよかったです。もっともっと強化して、チームの力になっていけたらと思っています。
--サガミスタの目の前でゴールを決められたことについては。
試合中も応援してもらえているなと感じましたし、すごく力になったので、今後もよろしくお願いします!
MF/40 藤野心魂
--高校2年生でのJリーグデビューとなりました。
愛媛の遠征に帯同させてもらったことはあったのですが、その時はベンチ外でした。木曜日に薩さんから「入れるぞ」と言っていただいていて。その日から三ツ沢でプレーするのを意識しながら臨んでいました。練習ではやれるなと思うところもあって、チームが勝てない状況でメンバー入りできないことに悔しさはありました。今日はピッチに立てて、チームの勝利に少しでも貢献できたのはうれしいです。
--ピッチに入る時はどんな気持ちでしたか。
試合前は緊張していたのですが、ピッチに立ってからは自分らしさを出せたんじゃないかと思っています。サイドチェンジのボールも自信を持って蹴ることができました。先輩方がゴールを決めてくれて、自分が出る時間を長くしてくれたので感謝したいです。
--ここから先、チーム・個人それぞれ目標を教えてください。
チームとしては1勝を挙げられたので、ここから波に乗っていきたいです。個人としてはプレー時間を長くして、チームの勝利に関われるようにしていきたいです。世代別代表にも選ばれていないので、Jリーグで試合に出ることで自分の実力をアピールしていけたらと思っています。
--サガミスタのみなさんも藤野選手のデビューを心待ちにしていたと思います。
父がやっているお店(観鶏)にゴハンを食べに行くとサポーターの方たちから「頑張って」「楽しみにしてる」と声をかけていただくので、こうやってプレーするところを見せられてよかったです。