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08-21-2022

 試合結果 

【8/20鹿児島ユナイテッドFC戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》

SC相模原 0-1 鹿児島ユナイテッドFC


■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2022/082015/preview/#preview/

薩川了洋監督

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攻められるというのは想定内のなか、前半ゼロ失点で戻ってきてくれたことは、ゲームプランとしてすごくよかったんじゃないかと思います。後半はもう少しパワーをかけていけたらよかったですが、やはり鹿児島のパワーに押されてしまいました。

ただ全体的に見て「上位を走るチームだな」と敵ながら感じました。戦術にしても、選手の技術、フィジカルにしてもすごく充実したチームなんじゃないかなと。このシュート数(3対20)を見ても分かるように、圧倒されていて、そのシュート3、4本の中で1点取れていたらと想定していました。

カウンターを食らった場面でも、人数がいたのにあそこでやられている。相手も決めきれなかったりしたなかで、一本決められてしまってすごく残念なゲームでした。はっきり言って完敗ですよね。見習う部分が多かったと、素直に認めます。

でも、途中から久々に出てきた(松橋)優安とかは前進力があった。自分たちは両ワイドのところが前進力を持てるようにしたい。逆に言えば、前進力がない選手たちであれば、チームとして前進できるようにもう少し考えなければいけなかった。

しっかり修正して、次に繋げたいと思います。自分も悔しいですけど、一番悔しいのは90分走ってくれた選手なので。走ってくれた選手には感謝したいですし、こうやってイベントの中でしっかりと勝ち切らなければいけないのが仕事なので、雨の中応援に来てくれた人たちに申し訳なく思います。でも、選手たちはお客さんがたくさんいるとモチベーションがすごく上がるので、暖かく見守ってほしいなと思います。

--前半、相手にボールを持たせていたのか想定以上に持たれてしまったのかどちらでしょうか?

前回対戦もこんな感じでした。ただ、クロス対応はしっかりとできていたので、そこは想定内でした。鹿児島はサイドバックの(星)広太のところがすごく複雑というか、変形させてボランチが落ちた中、CBが開いて広太がボランチのポジションでウロウロするのはわかっていたことで、前回対戦時よりは対応できていましたけど、まだまだそこのところの対応力が足りなかった。でも前半、そこでゼロで戻ってこれたことはプラン通りでした。

ただ後半のところで言うと、もう少しうちのサイドバックのところから高く、前につけたい。ボランチのところからサイドハーフにつけたかった。あとは技術ですね。小さなミスはうちの方が相当多かったと思います。あと、フィジカルのところは向こうが上回っていた。例えば、当たるところやフェイントをかけて剥がすところですね。チームとしてそういう選手を獲得しているのかもしれないですけど、やはり前進力があるチームだなと思いました。今まで対戦した中で一番強烈なチームでしたし、見習わなければいけない、勉強になった試合でした。


--終盤にFKを獲得した松橋選手をはじめ、途中出場の梅鉢貴秀選手たちが良いプレーをしているように見えましたが。

1点負けていたので、取りに行かなければいけなかったので、フレッシュな選手を出すというのは監督として当たり前の動きです。その中で(藤本)淳吾をボランチにして、展開力といったところで、その横にディフェンス力をサポートする役割が梅鉢でした。そのなかで、ファールにはなりましたけど、あれが梅鉢のいいところなので。それが出たんじゃないかと思います。優安は今まで、ハーフウェーラインより降りてきてしまっていたのが、今日みたいに前へ前へ行くドリブルとかのスピードが良さなので、そういうところ(前で受けるプレー)が今日は見えましたし、それが見えたからメンバーに入れている。これから大事な戦力になっているんじゃないかと思います。

MF/19 松橋優安

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ファン・サポーターの皆さんの前でプレーするのは、本当に久しぶりでしたし、“エナフェス”という舞台でメンバー入りできて嬉しい気持ちとわくわく感がありました。ただ勝てなかったので申し訳なさが残ります。

--薩川監督になってからはメンバーから外れてしまうことが多くなり、その間自分自身はどんなことに取り組んできましたか?

僕はまだプロ3年目ですけど、試合に関われない中での過ごし方は、先輩の背中を見てきたので、出られない中でもいろいろなことをする先輩はいるので、良い人のを盗もうとしていました。自分は今の状況なりにできることをやり続けようとやってきた中でこうしてチャンスをもらえたというのは、腐ることなくやり続けた成果だと思います。このチャンスを生かすも殺すも自分次第なので、このチャンスをつかんで離さないように、残りの試合を頑張っていきたいです。

--今日はいつもの左サイドではなく右サイドでの出場で、スピードを持って縦に突破する場面が目立っていました。

自分自身、左サイドでプレーすることが多くて、その次には2トップの一角でセカンドトップ的に出ることが多かった。正直な話、右サイドで出るのは公式戦でも練習試合でも初めてのことだったので、見え方や景色が違いました。その中でも自分のできることはやれたつもりですし、最低限のことはできたと思うので、あとは数字という結果を残せるようにしたいです。

--スペースがあればそこへどんどん仕掛けていこうという意図を感じましたが。

サツさん(薩川監督)は自分のスピードを気にしてくれていて、そこは出せたと思います。一番大きいのはコンディションが上がってきたことで、その理由としては、試合に関われない中でも個人的にトレーニングをしてきた成果だと思っています。

--今日は敗れてしまいましたが、これからどんどん試合に絡んでいきたいのでは?

そうですね。チームとしてはあまり良い順位ではないので、個人としても今シーズンJ3優勝を掲げた中、なかなかチームに貢献できず苦しい時間の方が多いシーズンを過ごしていますけど、試合数はまだ残っているので「この苦しい時間があって良かった」と思えるようなシーズンにできるよう、覚悟を持ってやっていきたいです。


GK/31 圍謙太朗

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(シュート本数3対20という)データを見ても完敗ですよね。でも、決定的なシーンはポストに当たった2本くらい。あれも事故みたいなシーンで、それよりも試合の運び方で蹴るのか繋ぐのかというところが明確ではなかったですし、やりたいことができたかと言われればできていなかったと思うので、それはこういう試合になるなと思います。でも、後悔のないくらい準備はしてきました。それでこうなるということは、まだまだ力が足りないんだなと思うので、また来週の練習からしっかり取り組んでいこうと思います。

--ここまで良い雰囲気で来ていた中で勝てなかった要因はどこにあると感じていますか?

サッカーって難しくて、その試合、その試合、ワンプレーワンプレー、できていたことができなくなるような競技。そうなってはいけないですけど、だからこそ調子の波を最小限にするためにみんな良い準備をしています。なのでその波が大きい人はプロになれないでしょうし、プロで生き残っていけないと僕は思っています。みんな調子が悪いわけではなくて、噛み合わなかっただけ。力がないというより、やりたいことが統一できていなかった。あとは選手同士の繋がり方がまだ足りないのかなと思います。ただそれを言い続けて1年終わってしまうのはもったいないので、僕自身はもっともっとレベルアップするために取り組んでいきたいですし、周りにも求めていきたいです。

--残りの14試合、どんなことを意識しながら戦っていきたいですか?

昇格の可能性がゼロではないので諦めずにやりたいですし、そのためにこのチームに来たので、一つひとつ勝つために自分に何ができるか、どう良い準備をすべきか、正しい努力は何かというのをずっと自分に問い続けながら良い準備をしていきたいです。負けが混んでいますけど、なるべく自分にベクトルを向けた集団になれるよう働きかけていきたいです。


MF/10 藤本淳吾

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前半はゼロ失点でいきたいという監督の指示がありましたが、そうなるとプレーが全体的にセーフティになっていた。全然それは構わないですけど、繋げる時は繋ぐとか、意図を持ったロングボールとか、シュートにいくまでの間に自分たちからボールを失っていたかなと思います。でも、前半はゼロで終えたので結果的には良かったですけど、もうちょっと改善できればなと。もっと遠くを見れば(間接視野で)近くも見えるはずなので、遠くを見てほしかった。(前線の)動き出しがないのかもしれないですけど、視線を感じないと動き出せないところもあると思いますけど、動いてスペースを空けてそこに誰かが入ってくるとか、そういうのを全体でもっとしないといけないのかなと思います。

--藤本選手のフリックをきっかけにテンポ良くパスが繋がったシーンもありましたが、試合を通しての回数は少なかったです。

そうですね。やればできるのに、やらないのはなぜかと考えないと。できないのか、見えてないのか、それともトライしようとしていないのかなと思います。

--後半、松橋選手が入ってきてからはボランチのポジションでプレーしました。

僕のところでミスがあったりしたので、ボランチになったらほぼミスなしで前との繋ぎを意識しながらもうちょっと前に絡んでいければと思いました。

--前半から走らされて消耗していた中でボランチとしてプレーすることは簡単なことではないと思いますが。

でも負けている状況だったので、できるだけセカンドボールを拾って、相手を押し込めるようにしたいと思うので、もう少し高い位置でボールを受けてさばければ良かった。ボランチのところでダイレクトで出すとかしてテンポを変えたり、簡単に返してしまうところがあるので相手がプレッシャーに来ていても前を向いて前に出すとか、もう少し全体的に勇気や自信を持ったプレーや状況把握とかをしなければいけない。サツさんはあまりフリックをしないようにと言ってますけど、100%通るならやっていいとも言ってるので、自信を持ってやればいいと思うんです。

--薩川監督に「残り15試合、全勝すれば優勝はありますか?」という話をしたと聞きました。昇格へ向けてはまだまだ諦めていないということでしょうか?

15連勝は難しいですけど、できるだけ上の順位で終わりたい。練習試合ではセーフティではなく、頑張って繋ぎながら自分たちの時間を作れるようトライしようという話をしていた中、「いけるんじゃないか?」という感触が自分の中ではありました。もちろん中には守備の時間が長い時間もありましたし、そうじゃない時もありましたが、そういうのが本番になるとなんでできないのか……。練習試合でできていたことをリーグ戦でもできれば、連勝していける手応えが自分の中ではあったので、いつも通りやればいいと思います。

DF/4 水本裕貴

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今週も攻撃的なチームが相手で、そういったチームに対して守備の時間が前回対戦同様、長くなるのは少しは予想していましたが、前回とは違ってボールを持ってチャレンジすることもやっていました。ただ、全体を通して相手にとって危険なプレーをもう少しできれば良かったのかなと思います。

--前半、相手に持たれて押し込まれる時間が長かったですが、水本選手としては守れている感触はありましたか?

ミドルシュートがバーに当たった場面はありましたけども、クロスに対してしっかりと体を張って守っていました。全体を通してクロスに関してはある程度みんなで粘り強く守れていたんじゃないかと思います。

--失点シーンはカウンターを受けた形で決められてしまいました。

あの場面、人数はいたので、もう少し工夫して守らないといけませんでした。もう一度ビデオを見直せばより良い対応があったんじゃないかと思いますけど、相手の状況になって、そこを踏ん張れるか踏ん張れないかで結果は変わってくると思うので、そういった細かい部分を修正していかないといけないと思います。

--水本選手が前回出場した鹿児島戦は勝利して、今日も守れている時間帯は長かったと思います。その要因はどこに感じていますか?

チーム全員がハードワークしていることはもちろんですけど、前回と違って得点を奪えなかったことが反省点としてあります。ある程度守れていても最後にやられてしまったら意味がないので、攻守共にもう一つ、二つ、レベルを上げていかないといけないですね。


MF/30 中原彰吾

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チームとして、失点ゼロでいきたいという中、リスクを冒さず前に、というプランで前半はゼロで凌げましたけど、もっとボール保持の時間を長くしたかった。もっとボールを持たないと数字にも表れているような試合になってしまうので、そこはチームとして改善していかないといけないと思います。

--相手の圧力を受け続けたような印象ですか?

圧力というよりは、相手に上手く剥がされて、良い立ち位置を取られて押し込まれたという感じでした。そこで自分たちがどう押し返すのかというのと、ボールを持つ時間をもっと増やさないといけなかったです。

--ボールを持った時にはどのように攻めていこうと考えていましたか?

厚みを持った攻撃をしたいですし、押し込まれた中で後ろが重くなってしまうので、自分が中間でどれだけボールを収めて後ろの上がりを待てるかというところが大事だったと思います。前半、最初の方は上手くいってましたけど、時間が経つにつれて押し込まれる時間が長くなってしまいました。後ろの前に繋ぐところとか、蹴るところにも課題がありますし、僕らの引き出し方や守備の関わりを持ちながらどう攻撃に繋げていくかというところも課題だと思うので、チームとしてやっていかないといけないです。