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05-08-2022

 試合結果 

【5/8天皇杯予選桐蔭横浜大学戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》

SC相模原 0-3 桐蔭横浜大学

高木琢也監督

--試合を振り返って。

振り返って言えることは、大学生に敗退したということは、チームとして非常に残念な結果だったと思います。

--新型コロナウイルス感染症の陽性者が複数名発生し、リーグ戦が2試合延期になった中で今日の試合を迎えましたが、どこまでの準備をすることができましたか?

スケジュール的には、チームの活動停止が5月2日に明けて、そこから9人ないし10人がトレーニングに参加する状況でした。数日休んでいたので、最初から通常のトレーニングができる状態ではなかった中から何日かが経つにつれて、選手が少しずつ戻りながらやれました。控えにいる選手の中には昨日、一昨日合流した選手もいましたし、実際にやれる選手は10人くらいの状況でした。その中で、外の力も借りてサポートしてもらいながら、なんとかやれたかなという状況でした。

--今日の試合は、どんな部分に課題を感じましたか?

課題はメンタルだと思います。ハーフタイムに「焦るな。残り45分あるし、延長戦までいくとさらに30分ある」という話をしましたが、後半はバタバタでした。コントロールがうまくいかないゲームでした。

--今後のリーグ戦へ向けてどんな戦いをしていきたいか。

リーグ戦に関しては、このようなゲームをしていたらマズいので、そこは頑張らないといけません。時間の問題も含めて、仕方がないといえば仕方がないのかもしれませんが、こういうゲームを繰り返さないようにしっかり立て直さないといけないと思います。

MF/26 持井響太

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--新型コロナウイルスの影響で大変なチーム状況だったと思いますが、今日の試合、先発で出場するにあたってどんな思いで臨みましたか?

陽性者が多く出たことに関して、ネガティブに捉えすぎず、スタメンで出た11人はしっかり練習をできていた11人でしたし、練習でやってきたことをしっかり出そうとしました。相手は大学生で、僕も大学生のときにプロと試合する機会があったので、アグレッシブさとかどう向かってくるかというのはなんとなく分かっていました。そこに押し負けないように、というのとボールを引き出して、攻撃にテンポやアクセントをつけようと意識していました。

--船山貴之選手を頂点に、藤沼拓夢選手と持井選手の3人でどんな崩しをしようとイメージしていましたか?

誰かにボールが入ったとき、近くでサポートして、3人目が抜けるとか、3人で連動した動きをして、後ろに下がるのではなく、ゴールに向かっていくプレーを3人で完結できればベストと話していました。今日で言えば距離感があまり良くなくて、くさびも入りにくかったですし、入っていたとしてもサポートの距離が遠かったり、3人目との意図が合わないことがありましたので、そこは突き詰めないといけないと思います。

--持井選手自身は攻撃面で気を吐いているように見えましたが、どんな気持ちでプレーしていましたか?

メンタル面としては、2点を取られてからは1点目を自分たちで取ろうと意識していました。前がかりになる中でも、平常心を失わずに、自分がやるべきところに立って、ボールを受けて、前の選手プラス、ワイドの2人でまずは1点を決めることを意識してやっていました。ですがあまり有効的ではなかったなと思います。

--桐蔭横浜大学がアグレッシブに来ると分かっていた中、それをいなそうとする狙いだったのか。それともぶつかって上回ろうという狙いだったのか。どんなスタンスで臨みましたか?

どちらもあります。相手のアグレッシブさに負けないように、自分たちもガツガツいくことは当たり前としてやらなければいけない。それにプラスアルファ、3人でスペースに立って、相手を引き出したりしたスペースに走る動きを練習から意識していました。

--相手が前からどんどん来ていたため、持井選手や藤沼選手にボールが入ったときにひっくり返せる場面はありました。ですがそこからなかなかフィニッシュに持ち込めなかった要因はどこに感じますか?

距離感が少し遠かったというのがありました。うまくボールを受けることができても、その次に出す人が遠かったり、出し手と受け手の意図が合っていませんでした。あとは、ウィングの選手を有効的に使えていなかった。(前線の)3人でプレーするというのはもちろんですけど、それにプラスして、真ん中に相手選手が多かったので、ウィングの選手をしっかり使っていこうという話があった中、テンポ良く前でボールを動かせなかったことが原因かなと思います。

--高木監督はハーフタイムに「焦るな」と話していたそうですが、後半戦に関してはどのように振り返りますか?

負けている状態だったので、「このまま終わるわけにはいかない」とみんな思っていました。その中で、前へ前へ行くだけでなく、幅を使いながらとか、3人目の動きとか、スペースを見つけ出して“ポケット”で受けて前を向くというのを、全部がパターンにハマった攻撃でなく、場面場面に応じて相手を見ながらプレーをできていなかった。あとは、そこまでボールが来なかった。自分たちの顔を出す位置が悪かったというのもあると思います。前の3人で攻撃するのはもちろんですけど、受けられるときの立ち位置とか、ディフェンスラインがパスを出しやすいところにポジションを取ってあげるというのが全然足りなかったなと思います。

--チャンスがなかったわけではありませんが、結果としては無得点に終わってしまいました。その要因と来週のリーグ戦へ向けた改善点を教えてください。

簡潔に言うと、自分や前の選手の責任だと感じています。具体的には、真ん中を固められた中で、サイドを有効的に使ってクロスを上げるところやそこに自分たちが取り組んでいくというのを、自分も含めてもっとできたと思います。そこのスプリントの本数をチーム全体としてもっと上げなければいけない。ボールを回すだけでなくて、ゴールに向かうプレーがあまり多くなかったと思いますし、相手はそこまで怖くなかったと思います。来週に向けて、時間を使ってしっかりそこを突き詰めていかないといけないです。
自分の中で先制点を取られてからは、相手は前からガツガツ来ていたはとそこまで思いませんでした。前の3人の連係面や、1対1の場面も少なくはなかった。そこで自分のストロングである仕掛けの部分を発揮して、相手にとって怖い選手になるにはまだ足りないと感じました。

--天皇杯の本戦出場は果たせませんでしたが、神奈川県予選の準決勝と決勝戦に出場していかがでしたか?

天皇杯の1試合もリーグ戦の1試合もスタッフの見方や評価基準は変わらないと思います。もちろん、天皇杯だからといって手を抜いている選手はいないですし、やるべきことは天皇杯でもリーグ戦でも練習試合でも同じです。
自分自身、前回の準決勝は立ち位置も取れてボールを受ける回数が多かったですけど、この試合で言えばボールに触る機会はあまり多くなかったですし、ボールをうまく引き出せないことがあって、そこは自分の責任だと思っています。天皇杯は終わってしまいましたが、リーグ戦は続くので、リーグ戦を意識してやっていきたいです。

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