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04-24-2022

 試合結果 

【4/24天皇杯予選エスペランサSC戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》

SC相模原 2-0 エスペランサSC

【得点】
鎌田次郎(SC相模原)
中原彰吾(SC相模原)

高木琢也監督

--試合を振り返って。

ゲームのメンバーを見ても、初めての組み合わせで、そういう中でどういうことができるかという期待がありました。我々にとって勝つことは当然、重要なことです。プラスアルファ、選手たちのコンディション、パフォーマンス等をチェックできる試合でした。勝つことで選手たちのパフォーマンスを見ることもできましたし、非常に良いゲームをしてくれたと思います。

--県予選から初めて出場する選手が多かったと思いますが、試合前にどんな声をかけましたか?

エスペランサさんはリスタートからやゴール前で高さを生かした得点が多く、いずれにしろボールがゴールに近ければ近いほど危険ではあります。しっかりやっていても事故やイレギュラーなことが多々起きますし、今日は雨でピッチも濡れている中だったので大変だったと思います。
ミーティングでは「難しい試合になる」と多少は言いましたけど、「難しくなる」というよりも自分たちの時間帯があれば相手の時間帯もあると思うので、相手の時間帯をいかに短くして、いかに自分たちの時間にするかが今日の試合では一番大事でした。なので、相手のペースになったとしても、その時間はその時間で受け止めますし、その時間はできるだけ短くしなければならない。そのためには守備で頑張らないといけないし、そこをあやふやにすると相手の時間帯が長くなるという話をしました。
天皇杯の県予選は僕自身も初めてですけど、与えられた仕事は我々にとっては大事な仕事なので、それが1回戦からだろうが2回戦だろうが特に何も問題はないです。

--先ほど言われたように、リーグ戦では出場機会の少ない選手も何人か先発で出場しましたが、彼らに期待したことは?

相手ありきのゲームではないので、相手の特徴はボールに対して厳しく来ますし、リスタートで点を取ってくるチームなので、その点に関しては対応してくれたと思います。その中で選手たちのプレーが、今日で言えばライン間がかなり空いてくるチームだったので、特に(持井)響太はいい間でボールを受けれていましたので、彼の特徴が出たと思います。
前線の2人に関して言うと、野澤零温に関してはどちらかというと足元に入るボールが多かったので、もう少し縦抜けをしなくてはいけないと感じました。それは顔合わせとして、後方の選手も含めて見る・見れないというところもあった。前半は慎重になりすぎていた部分がありましたけど、後半は比較的タイミングを合わせて入れることができたと思います。
(浮田)健誠に関しては、決定機が何度かありましたが、(決めきれなくても)挫けずに続けていこうと彼に伝えました。

--持井選手が前のポジションで流動的に動いていましたが。

響太は先ほども言いましたが間で受けることが上手なので、ボランチの選手との距離感をうまく作りなさいということを話していました。ボールがそこに入ったときに間、間で前半に決定機を作ったシーンがあったと思いますけど、あのシーンはまさにそうで、ボランチの選手との距離感をうまく保てたシーンで、彼にそこを期待していました。

--リーグ戦では3連敗を喫した中で迎えた今日の天皇杯予選でしたが、今日の勝利は今後においてどんな影響をもたらしますか?

黒星が続くよりも白星が続いた方が良いですし、それが天皇杯であったとしても、勝利することは重要なファクターになります。内容が伴った勝ちもありますけど、内容が悪くても勝つことが当然必要です。勝つことは最良の良薬になります。

MF/30 中原彰吾

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--久しぶりの先発出場になりましたが、中原選手個人としてはどんな思いで試合に臨みましたか?

リーグ戦でチャンスがもらえなくなっていた中で、今日の試合は自分にとって大きいものでした。やはり、チームが勝つことと、リーグ戦へ向けて自分が良いアピールをしなければいけないという思いでプレーしていました。

--その中で中原選手自身が前線へ飛び出して得点を決めましたが、ゴールシーンを振り返ってください。

今日はバチくん(梅鉢貴秀)とボランチを組んで、途中から(川上)竜と組んでいて、自分の役割としては「前へ関わっていけるな」と思っていました。相手が前からプレスに来て、スペースが空く中でチャンスがあると思っていたので、うまく前へ飛び出せたと思います。

--自分自身の今日のプレーの手応えはいかがでしたか?

ゴールは決めましたけど、もっともっとやらないといけなかったです。今日は勝てましたけど、リーグでは勝ててないので、もっと高い意識を持ってやらなければいけないと感じています。

--まだまだ物足りなさを感じている?

そうですね。チームとしてもボールを失う回数が多かったですし、もっといい攻撃ができると思います。守備の部分でもチーム全体でボールを奪えるところもあるし、個人で奪わなければいけない場面もあるので、チームも個人もレベルアップしなければいけないなと思います。

--ただ、後半にかけてプレーの質が向上したように見えました。

チーム全体として、前半はチャレンジしていましたけど、ボールを失いたくないという思いが全員強かったと思います。ミスを怖がってああいうふうになってしまっていたと感じています。監督からもそういう指摘があって、後半は「チーム全体でもっとやろう」と、ピッチ内でコミュニケーションを取りながらできました。そういう意味では良かったと思います。

--セカンドボールを拾う意識がどの選手も高く見えましたが、その辺りはいかがですか?

エスペランサさんの方がボールを蹴って激しく来ると言われていたので、その部分はチームとして強く意識していました。いわきFC戦のような試合にはしたくない思いがチーム全体であったので、良くなかったものをいい方向に持っていけたと思います。

--リーグでは今、3連敗を喫してしまっていますが、今日の天皇杯で勝って次のY.S.C.C.横浜戦へ臨めます。次節の試合へ向けてはいかがですか?

試合に出た選手はアグレッシブにプレーできていたと思います。出ていなかったメンバーがこうしてアグレッシブにプレーして、アピールできたことはチームにとってプラスです。次、どうなるか分からないですけど、そこに関わる選手がもっといいプレーをして、チームで勝てるように練習から取り組んでいきたいです。


FW/28 野澤零温

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--先発での出場となりましたが、個人としてのパフォーマンスはいかがでしたか?

FWとして出させてもらっているので、ゴールにはこだわってプレーしようと思っていました。少なかったとはいえ、チャンスがあった中で決めきらないといけないなというのが一番大きいです。チャンスが少なかったことに関しても、自分からもっとボールを引き出さないといけないなと課題の見えた試合でした。でも、守備の面では走れましたし切り替えのところでプレスをかけたり、背後へのランニングという部分では特徴を出せたかなと思います。

--先週の福島ユナイテッドFCでは20分間の出場だった中で久しぶりに長い時間、公式戦を戦いましたが。

みんなが自分のことを見てくれましたし、周りとのコミュニケーションもよく取れていたので、試合を重ねるごとに自分の特徴が生かせてきているなと感じます。

--前線へ抜ける場面も何度かありましたが今日の試合で意識していたことは?

瞬発力が自分の特徴なので、それを生かすためにもたくさん抜け出す動きをして、タメを作ったりと攻撃の起点にならないといけません。そこはもっと意識したいなと思います。

--前半、野澤選手のところへ来た縦パスを浮田選手へダイレクトで縦につないだ場面がありましたが、どんな判断であのプレーを選択しましたか?

前の選手がボールを受けたときは動き出しをしようとチームで言われているので、自分がどこで受けてもどこで出しても(近くに誰かが)いるだろうなと思っていました。ボールが入った瞬間、最初は後ろに落とそうと思っていましたが、健誠くんが背後を抜けていくのが見えたので、少し苦し紛れのプレーになりましたが思い通りつなげられました。

--浮田健誠選手と持井響太選手と近い位置関係でプレーして、連係を取っていたように見えましたがそこでの手応えはいかがでしたか?

練習の中でも監督からは距離感だったりコンビネーションに関して「お互いの動きを見ろ」と言われていて、その中で健誠くんや響太くんはポテンシャルもすごく高くてうまいですし、自分にもよく合わせてくれるので、申し訳ない部分がありましたけど、すごく助かりました。

--3人でどんなことを話し合っていましたか?

自分は背後を狙ったりボールを受けることが役目で、響太くんが落ちたらそのスペースをもっと使ってほしいという要求がありますし、健誠くんが背った後やフリックしたときには反応してほしいというやりとりを試合中はよくしていました。

--リーグ戦では3連敗中ですが、野澤選手のような若い選手が勢いや刺激をチームにもたらせばチームにとってもプラスになると思いますが、今後へ向けた意気込みはいかがですか?

自分が引っ張ってチームを活気づけていきたいと思っています。今、リーグ戦では勝てていなくて、試合中の流れや雰囲気が悪くなってしまった中でも自分は結果にこだわってやっていかなければいけないです。プロという意味では年齢は関係ないですし、もっともっと力をつけて、「自分がチームを勝たせるエースストライカーになるんだ」という意識で、もっと責任感を持ってプレーしたいです。