《試合結果》
SC相模原 4-4 水戸ホーリーホック
【得点】
6'平松宗(SC相模原)
15'藤尾翔太(水戸ホーリーホック)
40'松橋優安(SC相模原)
66'中山仁斗(水戸ホーリーホック)
80'奥田晃也(水戸ホーリーホック)
82'児玉駿斗(SC相模原)
90'奥田晃也(水戸ホーリーホック)
90+3'児玉駿斗(SC相模原)
■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j2/2021/100304/live/#live
高木琢也監督
--今日の試合を振り返って。
振り返るには時間が足りないぐらいの内容だったと思うんですけど、難しい状況でも最後に同点に持っていったところは非常に良かったなと思います。このゲームをもう一度見直しながらしかしゃべれないかなと思うので、質疑応答でお願いします。
--試合後に選手たちにはどんな声をかけましたか。
今も言ったように、いろいろな局面があった中で、最終的には追いついたことは良かったという話はしました。簡単に言うと、こういうゲームをやってはいけない。何がなんでも残留をするぞと、そこに向けてのしっかりファイティングポーズをとっていこうと。戦術がどうこうという話はしていないです。
--勝てそうな雰囲気と負けそうな雰囲気がある中で勝ち点1をどうとらえているか。
皆さんには何度も言ってますが、最終節が終わった時点でどうなっているか。最後はビハインドだったので勝ち点1を拾えたのはよかったと思います。
--この結果を受けて、どんなことを求めていきたいか。
自主性だと思います。僕の仕事は勝利に導く役割ですし、このチームを残留させること。そのためには勝ち点3をとらないといけない。それを選手に表現させるためにも、彼らが自主的にできるようにならないといけない。今日でも根を上げていた選手は正直いたと思います。体が動かない、戻りきれない、そういう選手がいたと思う。それでも、チームのために頑張らないといけない。最後に振り絞らないといけない。そういうのが芽生えてこないといけません。僕自身が選手にアプローチしていく中で正解はないので。こういうゲームをやった後だからこそ、次のゲームが大事になってくると思います。
--松橋優安はPKにつながるファウルがありましたが、自らゴールを決めています。
ファウルが良いか悪いかでいうと良くはないです。そこを指導できない自分の責任です。優安の場合は個人の守備の戦術というところを、もう少し磨きをかけていかないといけない。いろいろな意味で焦る気持ちがつながっているのかもしれません。ただ、帳消しにするようなゴールを決めましたし、勢いあるプレーもあったので、攻撃に関してはそんなに悪くなかったのかなと思います。
--2ゴールの大活躍だった児玉駿斗についての評価を聞かせてください。
前の試合に出て「ゲームをやれる」という感覚はあったので、今日はもう少し長く使っていく必要があると感じていました。暑さもあったので、(他の選手が)疲労している中で長い時間を使いましたが、いちばんは得点ができたことは大きいです。
--「こういう試合をしてはいけない」とのことでしたが、今シーズン最多の4ゴールを挙げたことについては、ポジティブな面もあるでしょうか。
点を取らなくては勝てません。ただ、点を取ったあとの5分、10分は気をつけないといけない。ずっと守備をしなさいというわけではなく、点をとった後の注意力が必要になる。4点を取ったからこそ、こういう結果になってしまったのはもったいないなと思います。
MF/39 松橋優安
--1ゴール1アシストと2得点に絡む活躍でしたが。
大宮戦で自分のハンドから(フリーキックを与えて)失点してしまって。自分のせいで負けたのがすごく悔しくて、今日の試合で絶対にぶつけたいと思っていました。目に見える結果を残せたのは本当に良かったですが、今日もPKを与えてしまいましたし、何よりも勝てなかったのが本当に悔しいです。
--PKを与えてしまった後、夛田選手から声をかけられていたが。
凌輔くんや(川上)竜くんからは、前回のハンドの時もそうだったんですけど、「次だ」とか「切り替えろ」とか「まだ時間があるぞ」とか「点で取り返せ」とかプラスの声がけをしてくれて、それが救いになったというか、やってやるぞという気持ちになって、結果的に1ゴール1アシストできたのは大きいと思います。
--プロ初ゴールを決めた瞬間の気持ちは。
さっき見返したんですけど、どういうゴールか覚えていなくて。とにかく自分のせいで失点したので絶対に取り返したいという気持ちでとったゴールという感じです。凌輔くんと竜くんが近寄ってきてくれて、その瞬間は最高でしたね。
--松橋選手と交代した児玉選手が2ゴールしましたが。
まだ合流したばかりですが、同じポジションなので。でも、悔しいというより、今日はなんとしても勝ちがほしかったので、試合後「ナイスゴール」と声をかけて、駿斗くんも言ってくれました。違う良さがありますし、良い関係というか、切磋琢磨しながら、お互いに結果を残して、お互いの力で相模原を残留に導けたらと思います。
--違う良さというのは?
駿斗くんはボールの扱いがうまい、天才的な選手。自分は貪欲な姿勢だったり、縦の推進力で違いを見せて、目に見える結果を残していきたいです。
MF/40 児玉駿斗
--試合を終えての感想は。
勝てなかったので、ちょっともったいないという感じです。
--2ゴールをそれぞれ振り返っていただけますか。
1点目はその前の仕掛けのところで自分らしくないプレーが出て、ひきずっていたというか、点をとらなきゃというのがあって。ボールが来た時は「パスをしようかな」と思ったんですけど、一瞬スペースが空いたので振ったら入ったという感じです。2点目は……振っただけです(笑)。きれいに当たってないですけど、良いところに飛んでくれてよかったです。
--自分自身のパフォーマンスについては?
個人的には結果を残せたのは非常に良いことだと思うんですけど、決してシュートがうまいわけではないので……今日の2点は忘れて、またイチから練習していきたいです。
--松橋選手も刺激を感じていると思うが、ポジション争いについては。
もちろん試合に出るためにはもっとコンディションを上げなければいけません、ただ、今は降格圏にいるのでそれどころではないというのはあります。試合に勝つために監督は選んでますし、最善を尽くしているので、ポジションを争うというよりは自分がやれることをやるという感じです。
--東海学園大学、名古屋グランパスのチームメートでもある水戸の渡邉柊斗選手とは話はしましたか?
試合中はしゃべれてないですけど、さっき喋ってたんですけど、「いらんことするな」と。三國(スティビアエブス)も選抜でやってたので、2人から同じように言われました。でも、久々にやれて楽しかったです。