SC相模原

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09-19-2021

 試合結果 

【9/19レノファ山口FC戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》

SC相模原 2-0 レノファ山口FC


【得点】
13'平松宗(SC相模原)
37'藤本淳吾(SC相模原)

■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j2/2021/091903/live/#live/

高木琢也監督

_5DK2131.JPG まずは勝ち点3を取れたことは、チームにとって非常に大きかったと思います。チームの状態も、非常に良い状況の中で、勝ち点3は本当に欲しかった。それに対して、今週は良い準備もできましたし、得点を取ったシーンも含め非常に良かった。ただその後は、相手に押し込まれる時間帯が続いたという改善点はありますが、まずは勝ち点3を取れてよかったと思います。

--立ち位置で自分たちの優位性を出そうとしてくる山口に対して、今日はどんなことを伝えて選手をピッチに送り出しましたか?

プラス1というところが、こういうミラーゲームでは必要だと思います。それはわれわれも相手もやってくること。ビルドアップのところは、見てもわかるように、1をどこかしらで両チームとも作ろうとしたと思います。大事なのはそこではなく、前の方はプラス1をなかなか作れない状況で言うと、1対1の局面でどれだけ勝てるかというところが一つありました。1対1での局面で言うと、2点目のボール奪取というところはまさにそういうところだと思いますし、そういうところでボールを奪えたことでチャンスを作れたと思っています。「4枚のミラーゲーム」とあまり言わないかもしれないですけど、3枚のミラーゲームの場合はどうしても人が常に近くにいることがあるので、1対1の局面というのはやはり大事だと思います。

--松橋優安選手がPKを獲得した場面もでしたが、得点シーンは長いボールが起点でした。あの形は狙い通りだったのでしょうか。

いずれにしろ相手の背後は、今週のトレーニングでかなり強調していました。背後を取ったのは、例えばワントップ、ツーシャドーの選手もウイングバックの選手もそうですけど、(背後を)取るに至る動きはもっともっと練習したいなと思いました。

--前半は成岡輝瑠選手と川上竜選手のダブルボランチが相手のアンカーに対してしっかりチェックに行って、良い守備ができていたと思いますがいかがでしょう。

相手も最終ラインでビルドアップする時に(自分たちのマークを)ズラしながらという形を取りながら、最終的にはボランチがワンアンカーになるケースが多かったと思います。ダブルボランチに、守備の面で要求したのは、2人ともグッと前に行って完全にマンマークで見るシーンも出てくると思うので、「そこは自分の判断でやってほしい」という話をしていました。その中で、かなり積極的に潰してくれたと思います。

--攻撃の方ではもう少しボランチを使ってもいいのではないかというシーンもあったように思えました。サイドから横や斜めに入れたりするシーンがもう少し増えてもいいかなと見えましたが、そのあたりのバランスは?

真ん中を経由したかったですけど、相手がそれをさせなかったということもある。自分たちの方がまだそこまで至っていなかったかなと思います。ただ規律みたいに、「絶対にこれをやりなさい」ということを僕は選手に伝えていない。とにかく、オプションをいくつか与えながら選手たちの判断でプレーをしてほしいと思ってやっています。そこの彼らの感覚の中で、付け入ることがうまくいかなかったと終わった後も話をしましたけども、それは常に課題を持ちながらやってもいいかなと思います。

--成岡選手が今日も素晴らしいをドリブルを見せていて、守備面でも効いていましたが、高木監督の評価は?

その前の質問でも、「中盤の選手を経由」ということをおっしゃったこともありましたが、彼の評価としてはそこですよね。もちろん相手のアプローチで、パスというところで自分の居場所を探さなくてはいけないと思います。彼の場合は、個人で剥がせる力を持っている。そういう意味では彼にもよく、チーム全体のボール保持のポジショニングを伝えることもありますけど、一方で彼には「不利になることも少し考えてくれ」と話しています。

フリーになれば、ボールが入った時には彼の場合、自陣に近いところではどうかわからないですが、ある程度フリーの状態で前を向けたり、半身ができれば、運べる力を持っていますし、そこが彼の良さ。そういう関わり方をビルドアップ、またはポゼッションでやってもらっています。彼が前向きになれば、今日アシストした時のようなボールを出せる。かなり前の選手の動き出しも、実際僕が当初このチームに入ってきたときよりも、だいぶ動き出しが良くなってきている。全体的なプレーの質をもっともっと上げていきたいですけど、プレーの動きに関しては、スピード感がある種出てきたと思います。

--成岡選手は狭いところでもボールを取られていないので、もっと預けてもいいのかなと思いました。相模原としてはボールを大事にしていこうとする狙いが大きいのでしょうか?

先ほども言いましたが、絶対に「これをやれ」ということは言ってません。常に言ってることは「ボールを保持したい」ということ。保持する中で、サイドの選手に対しての横のサポート、あとはボールの回し方でも横に付ききれないところがどうしても出てくると思う。そこは重なっているかもしれないですけど、彼にはそういう意味では、ボールへの関わりが必要なところも出てくると思います。それは彼だけの問題ではなくて、周りの選手も完全にフリーじゃなくてボールを受けられるような状況じゃない。あとは全体の距離感の問題もあると思います。そのへんはもう少し改善していきたいと思います。

--松橋優安選手がケガのため交代することになりましたが、あれは足をつっての交代でしたか?

痙攣だと思います。

--終盤は押し込まれる中、稲本潤一選手を送り込みました。彼に要求したことは?

時間帯的にも(ゲームを)締めることと、ああいう経験者が入っていく中でズシっと構えながら、かなりアグレッシブな部分も見せてくれました。完全に「守って勝とう」ということではなくて、彼の特徴を出しながら最後は締めてくれたと思います。

--42試合を終えた時の立ち位置が重要とよく話されていますが、この勝利で暫定的に降格圏を抜け出しましたが。

同じ答えしかありません。シーズンを終えた時、自分たちがどこにいるかが大切です。

MF/38 成岡輝瑠

_5DK2895.JPG --まずは、先制点をアシストしたシーンを振り返ってください。

あの形は、練習から僕と(平松)宗くんの2人だけの関係で意識していたことが普段の練習から出ていた。それが今日の試合にも出ていたと振り返って思います。

--どういった決まり事を平松選手と共有していたのでしょうか。

特に決まり事はなかったですけど、自分が「前にボールを出せる」という選択ができる場面だと、前線の選手は分かりやすい動きをしてくれるので自分はそこに合わせるだけですね。

--77分に高い位置で落としを受けるとドリブルで前進して、ポケットの位置まで突破しました。あの時はどんなことを考えていたのか、あのシーン振り返ってください。

チームがなかなか自分たちの時間帯を作れない中で、どうやって自分たちがリズムを作って、時間を作っていくかと考えた時に、自分がチームにできる役割は、ボールを持って時間を作ることだと思いました。あれは結果的に前へ運べましたけど、前に運ばずとも、自分のところでワンテンポ作って、叩いてというところをあの時間帯は意識してやっていました。そこはたまたま前に進めた場面かなと思います。

--ドリブルやパスがかなり効いていた。今日のご自身のプレーを振り返って。

試合を通しての評価は、良かったのかなと自分的には思います。ですが前半は良くても、どうしても後半にチーム全体の勢いがなくなってしまって、相手にボールを持たれる時間がすごく多くなってしまう中で、ボランチとしてはそこでゲームをコントロールしないといけない。そういったゲームを読む力がまだまだだと思うので、そこは驕ることなく、しっかりと毎試合、毎試合課題だと思って取り組むようにしています。ですがチームが勝てたことが一番良かったです。

--キックの精度に関してはご自身でどう感じていますか?

まだまだ課題があります。他のボランチの選手に比べて、パスでゲームをコントロールする場面が少ないので、もう一人の相方の(川上)竜くんにそういうのは任せているところはありますけど、自分もそういうプレーができたら、僕と竜くんの2人がより生きるチームになると思う。そこは一番の課題ですね。

--川上竜選手と連係を取りながら守っていましたが、守備での評価はいかがですか?

チームとしての評価は、全体的に見たら良かった場面がすごく多かったので、そういうところは評価できると思います。ですがまだまだ取りきれないところとか、プレスに行ったけど、テンポよく剥がされることがあったので、そこはこれから詰めていきたい。個人としては、まだまだ走ってはいるけど、ボールを奪い切れてない。そこは自分のところで取れる場面は何回かありましたし、そういうところで逃してしまっているのは、自分の力不足だと思います。

--サイドにボールが出た時に成岡選手が横のサポートだったり、前に抜けて斜めのコースを作るシーンもあったと思います。そこで自分を経由してほしいというジレンマはありませんでしたか?

チャンスだと思って自分は出ているので、「使ってほしいな」という思いはありますけど、そこ判断するのはボールを持っている選手。そこで出せないというのは、本人にしかわからないとことだと思いますし、逆に自分が横のサポートだったり、前に抜けることで、他の選手のスペースが空くと思う。そこはボールを持っている人が判断してくれると思うので、「出せよ」という気持ちにはならないです。

--残留を目指している中でご自身の役割はどう感じていますか?

どの試合も落としていい試合はないと思っています。自分がこのチームに、夏に迎え入れてもらってから、このチームに貢献したい思いがずっとありました。チームとして「残留」というのは、絶対にできることですし、全員がそこに対してベクトルを向けていると思うので、自分もみんなと同じ方を向きつつも、チームが勝って自分が成長することがベスト。チームのために働きながら自分も成長できればチームにもっと貢献できると思うので、どんどんチャレンジしていくことが役割だと思います。

MF/15 川上竜

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--今日の試合を振り返ってください。

このゲームもすごく大事な試合になるとみんなで意識して入ったので、そういった意味でもすごくいい入りができて、得点にも繋がったと思います。

--風が強かったと思いますが影響はありましたか?

いつものギオンスに比べると、そんなに吹いてない方かなと思いました。選手の中でも、今シーズンで一番やりやすいコンディションかなと思ってやってました。

--松橋選手がPKをした場面は川上選手の長いパスからでした。あの時の狙いは?

パスの前に、ボールを失ったあとに高い位置でチームで切り替えて、高い位置でボールを奪い返したところなので、そこはチームとして失ったあとの守備に切り替えるところが狙い通りにやれた。そこが良かったかなと思います。

--チームとしてはどんな狙いを持って試合に入りましたか?

ラインが高いというのはわかっていたので、相手の前線のプレッシャーが緩くなったりして、前を向けたら背後を常に狙うというのは僕自身もすごく意識していた。そういった意味では、周りの選手の動き出しのタイミングも良かったので、良い形で背後を狙えていたと思います。

--前半は成岡選手と交互に出ていって守備の勢いを入れられていたと思いますが。

そこに関しては、今日の試合だけでなくて、高木さんになってボランチの守備の部分で求められているところです。輝瑠とは常にお互いが出た後の絞りを意識しながら声をかけてやれています。そこは続けていきたいと思います。

--後半はかなり押し込まれていました。

2点差で前半を折り返したので、相手が出てくるという予想はできていました。それに対してどうしても、受けてしまうというか、プレッシャーが来た中でなかなか押し上げられなかった。それは今日の試合だけじゃなく、いつも後半になると押し込まれる試合が続いているので、点差が開いていてももっと前からいく必要がありますし、奪ったあとに自分たちでボールを動かす時間というのも後半は作らなければいけなかったかなと思います。

--攻撃のところでは、成岡選手が川上選手に任せている部分があるとのことでしたが、川上選手から見て成岡輝手の攻撃力はどう評価していますか?

奪ったボールだったり、ビルドアプの部分でも良いところにいる。「輝瑠に預ければ」という安心感があるので、それがあって背後を狙えたりとか、選択肢がすごく増えている。隣にいて助かる存在ではありますし、今日の後半にもありましたけど、チームが苦しい時に輝瑠は中盤で、自分で運んでいける力がある。そういったのはチームがキツい時に助かるプレーですが、もっともっと輝瑠のプレーを自分が引き出せれば、輝瑠自身も、チームとしてもさらに良くなると思う。練習からもっとコミュニケーションを取ってやっていきたいです。

--これでホーム3連勝を飾り、降格圏も脱出しましたが、残りの試合へ向けた意気込みをお願いします。

このレノファ山口、次の大宮アルディージャの2試合は、シックスポイントゲームと考えていて、今シーズン連勝はないですし、ここで連勝できたらすごく大きいと思う。まず、今日1勝できたことは大事にして、次はアウェイですけど、大宮に勝って連勝できるようにまた準備したいです。