SC相模原

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07-04-2021

 試合結果 

【7/3ギラヴァンツ北九州戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》

SC相模原 0-0 ギラヴァンツ北九州



■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j2/2021/070309/live/#live

高木琢也監督

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相手にも助けられましたが、勝ち点1を確保できたことは良しとしなくてはいけないゲームだと思います。最後まで危ないシーンはたくさんありましたけど、ああやって守り切ることもこれから先のゲームで必要になる。ただそういう中で、しっかりとしたポジショニングや対応をしていかなければ危ないシーンが生まれるということも現れたシーンでした。そういった中で勝ち点1を取れたので、いい意味での勝ち点1だったと思います。しかし修正というか、変化をつけなくてはいけない部分がたくさんある。そういうものをうまく順序立てて修正していきたいと思います。今何が必要なのかというのを明確に選手に伝えながらやっていかなければいけない。(シーズン前半戦の)節目となる今日のゲームに関しては前進できたということで、選手たちの悔しさも膨らみながら今後の天皇杯も含めて次のゲームに迎えるのではないかと思います。

--スタメンに浦和レッズから期限付きで加入したばかりの藤原優大選手、ベテランの稲本潤一選手と藤本淳吾選手を起用した意図は?

まず稲本や淳吾に関しては、単純にトレーニングの内容が良かったからです。稲本は後半62分に代わりましたが淳吾はフルで戦ってくれた。彼らの持っている力とピッチでの存在を含めて、かなり出してくれたと思います。

藤原優大に関しては加入して間もないですが、今日の北九州の攻撃を考えると動けて高さがある選手なので、攻撃のリスタートでも武器になりますしオープンプレーでも彼のヘディングの強さが生かされた。それを表現してくれという形です。それをトレーニングの中でよくやってくれたということです。

--前半の立ち上がりに巡ってきたチャンスを決め切れなかったことが今日勝てなかった要因でしょうか。

我々の方がそこで決めて、北九州さんが決めていなければもちろん勝ちますけども、その後に点が入る可能性もある。仰るように決められるチャンスで決めていればその先はより勝利に近づくことは間違いないと思います。ですがああいうところを次のプレーに生かしてほしいなと思います。ああいう(惜しい)ところまで来ている中で何がダメだったのか。何がいけなくて点が入らなかったかということはそんなに複雑なことでもないので、よく考えて自分のものにしてほしいなと思います。

--北九州は[4-4-2]で両サイドのハーフが中に絞ってサイドバックが高い位置へ出てくるやり方でしたが相模原としての対策は?

スタートのところではサイドバックがそこまで高い位置を取らなかったですが、入りのところではサイドバックを起点にボールを入れて、斜めに入れながらポイントを作ろうという意図があったのかなと思います。そこは我々としてそんなに難しい感じではなかったですが、それが敵陣深くまで入ってくると仰るようにCB2枚と中盤2枚、前線6人というポジションを取ってきた。実際に6人が(前線に)揃ったことはないですけど、間で受けながらということをしてきて、(前線の)枚数が多い分難しさはありました。

全てを止めることは難しかったので、中を通させないことを今日のゲームは常に意識してやりました。対角に斜めのダイナミックなボールを何度か通されましたけど、最終的には1対1の対応とそこから下げるボールの対応も良い時もありました。長いボールが入ってくるのはある程度仕方がないと思ったので、あとはウイングバックの選手に自分のマークと相手のポジショニングで外に早く開ける状況があれば、開きながらインターセプトできる状況ならインターセプトをしてほしいという話はしました。選手たちが状況を把握した中でプレーできたと思いますので、そのへんはいい形で守れたとなかなか言い難いですけど、対応してくれたと思います。

--天皇杯の2回戦ではスタメンを大きく入れ替えて臨みましたが中3日で控えている天皇杯3回戦の浦和レッズ戦に向けては今日の先発組を主軸に臨むのでしょうか。

試合に出た選手で言うと基本的に今日の試合の回復次第だと思います。48時間は絶対にかけないといけないと思うので、その中でコンディションの良い選手たちを使っていくことになると思います。なので今日プレーした選手でももちろんコンディションが良ければ使う可能性もある。ダメな状態であれば今日関わっていない選手を選んでいくことになる。ケガ以外で言えば48時間が経過しなければわからないですね。だけど相手が浦和さんなのでしっかり戦わないといけないと思いますし、チャンスがあれば勝利に近づけるようなゲームをしたいなと思っています。


MF 4/藤本淳吾

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--今シーズン初めてフルタイムで出場しましたが試合を振り返っていかがですか?

相手がボールを持つのが上手いので「[5-4]のラインを作ってしっかり守備から入ろう」と話していた中で、ゼロに抑えられたことは良かったと思う。監督も「みんなの気持ちでポストに当たって失点しなかった」と言っていたので、気持ちが入った試合ができたと思います。

--前半の立ち上がりに何度かチャンスを作っていましたが藤本選手はどう感じましたか?

僕もヘディングで触れそうでしたし、見えなかったですがその後(安藤)翼がポストに当てた音が聞こえましたし、(中山)雄希の1対1もそうですが、やはりあそこで決めないとこういう展開になる。後半も自分がシュートを外してしまったし、入りとしては良かったと思います。

--チームとしての攻撃の狙いは?

ボランチのところからどうしても出られないとか、チームとして向こうが連動してやってきた分、なかなか押し返すことができなかった。ボールを持った時に全部ゴールに向かってしまう。もちろんそれでも良いと思いますけど、一度そこで落ち着いてやり直して、自分たちの時間を作るというのもやっていい段階にきたのかなと思います。

--今日は19歳の兒玉澪王斗選手、藤原選手が先発出場した一方で藤本選手と稲本選手といったベテラン2人も先発での出場になりました。チームの中で自分たちはどういった役割を担っていきたいと考えていますか?

こういうベテランがいて、若手がいて、真ん中の人たちがいっぱいいて、みんなで切磋琢磨してやっていければいいと思います。高いものを見てきてやってきたイナさんとか僕とかが「こうした方がいい」「ああした方がいい」と伝えていきたい。そういうのでみんなで頑張って階段を登っていきたいですし、僕らもベテランだからあまり試合に絡まないとか長い時間出られないというのはやはり悔しいですし、そういう気持ちがいい方向に向かっているのではないかと思います。

--新加入の彼らの活躍はやはり刺激になっていますか?

ポテンシャルがあって、レッズやサガン鳥栖に上がったと思うので、J2ですが試合に出てここでいい経験を積めればと思います。先ほどと同じ答えになりますけど、僕らも歳が離れていても負けないという気持ちでやっている。そういう気持ちがチームとして全体のレベルアップにつながるのではないかと思います。

--2試合連続で引き分けという結果に終わりましたが藤本選手はこの勝ち点1をどう捉えていますか?

北九州も順位的には下の方にいるので(勝って勝ち点差を)詰めなければいけなかったですが、1でも多くポイントを掴むという意味では「OK」とは言えないですけど、ゼロよりは良かったと思いたいです。

--この試合でシーズンの前半戦が終了しましたが後半戦へ向けた手応えや収穫はありましたか?

監督のやりたいサッカーを守備では我慢しながらですが割とイニシアチブを取りながらできるようになってきたと思います。攻撃の方でも練習でやっていることを出そうとすること。あとはボールが来た時に慌ててバタバタしているシーンが結構あるので、もう少し僕のところで時間を作れるようにというのと、今日に関してはコントロールできたら良かったと思います。


DF 35/藤原優大

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--相模原に移籍してきて間もない中でのスタメン出場となりましたが先発を告げられた時の心境は?

浦和レッズの方で離れるタイミングをどうするかと話して、相模原での競争に勝って試合に出るという前提の中、北九州戦に合わせて話を進めて、自分の中でも合わせてきた。試合に出るためにこの早い段階で浦和を出てきたので、そういった意味では特に何も思わなかったというか、ここで試合に出て「やってやろう」という気持ちでした。

--浦和ではJリーグYBCルヴァンカップに2試合出場していますがリーグ戦ではこれが初出場でした。特別な想いは?

特に強い想いがあったというわけではないですけど、自分自身のJリーグデビュー戦ということで、J2ですがまず一歩を踏み出せたと思います。短いスパンの中でSC相模原の方もそうですし浦和レッズのたくさんの方が準備してくださって、今こうしてプレーできているということは本当に幸せですし、たくさんの方々のおかげでこの期限付き移籍が成立していると思っている。改めてたくさんの人に感謝しないといけないなと思いました。

--藤原選手は67分での交代になりましたがチームとして90分を通して無失点で終えられたことについては?

SC相模原というチーム自体が失点する試合が続いていて、ここで自分が入って試合の入りからもそうですがまず確実にゼロに抑えて、自分が来て勝利するようになれば自分の価値も上がると思う。ゼロでいきながら勝つというのが一番の目標で、あわよくばセットプレーで自分が点を取るというイメージでした。危ないシーンもありましたが、最後まで出た選手たちが本当に頑張って戦った結果、第一目標である無失点で終えるということは達成できたと思います。

--67分での交代は疲労によっての交代だったのでしょうか。

90分すること自体2カ月ぶりくらいでした。最後が4月末の湘南ベルマーレ戦。そこから試合に出ていなかったので、「試合感が落ちているな」とも思いました。ですがその中で90分戦える選手が一流だと思いますけど、なかなか難しかった。自分も試合の前日に2カ月試合してないから足がつってしまうということは伝えていましたけど、つるまで走ろう、限界が来るまでやろうと思っていた。本当はもっといけましたけど、交代枠をディフェンスラインで使うのは勿体ないと思いますし、自分の力のなさで早い時間帯での交代になってしまったと思います。

--ですが加入して1週間も経っていない中でも周りの選手たちとうまく連係を取ってプレーしていたように見えましたが。

相模原に来て1週間で、練習の合間でも近いポジションの選手とは特にコミュニケーションを取るようには心掛けてやっていました。自分は全く知らない状態で入ってきているので、周りの人以上にコミュニケーションを取る必要がありました。今日の試合でももちろんわからないことや特徴が掴めていないという部分も多少ありましたけど、できる限りコミュニケーションを取ってうまくやれたんじゃないかと思う。その中でもまだ連係面でうまくいってないなと思う部分もいくつかありましたけど、それは積み重ねれば解決できる問題だと思います。ディフェンスというポジションは特に喋らないといけないと思っているので、たくさんのコミュニケーションを取ってやっていくことが正解だと思っています。

--初めての相模原ギオンスタジアム雰囲気は?

たくさんの方々が来てくださって、素晴らしい雰囲気でワンプレー、ワンプレーに拍手してくださってすごく暖かい場所だなと思いました。今のチームの目標は残留だと思いますが、一つでも多くの勝利を積み重ねて最終的に残留もそうですけど、一つでも高い順位にいられるように自分がチームのために戦っていきたいと改めて思いました。