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05-09-2021

 試合結果 

【5/9FC町田ゼルビア戦】試合結果・三浦監督・選手コメント

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《試合結果》

2021明治安田生命J2リーグ 第13節

SC相模原 1-1 FC町田ゼルビア

《得点》
20'オウンゴール(FC町田ゼルビア)
34'清原翔平(SC相模原)

■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j2/2021/050909/live#live


三浦文丈監督

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コイントスで風下になってしまって、強風だったので立ち上がりは攻撃に出られない形で失点してしまいました。「またか」という雰囲気になったんですけど、やることを変えずに立て直してサイドを起点にしてゴールを決めることができた。その後も何度か相手のゴールを脅かしてチャンスはあった。まず前半はしっかり追いついて帰ってきたことは選手を評価したいです。

後半は風上になってどういう風に攻めるか。1・5列目の(藤本)淳吾にスパッとボールが入った時は前に出ていくパワーがあって、攻撃の形が見えていました。ただ、うちは2トップ、3MFでやっている分、3MFがスライドしきれなくなって、ドゥドゥ選手や(長谷川)アーリア選手に縦パスが入るようになったので、割り切ってダブルボランチ、1トップ2シャドーにした分、前に出ていけない時間帯ができてしまった。

ただ、その中でもボールを奪ってから前に出ていくパワー、試合終盤になるほど出てきました。ラストプレーでも梅鉢(貴秀)がボールを持って、(星)広太がすごいスピードで追い越していった。ああいうところで落ち着いて広太を支えていたら違っていたかもしれない。ただ、暑さだったり、内容だったりを考えたら引き分けが妥当だったんじゃないかと思うゲームでした。

--アジェノールとクンデのスタメン起用に踏み切った理由は。

いつも言っていますが、我々のクラブはJ2で22番目からスタートしています。いろいろなことに挑戦していかないといけない。練習を見た中で、どこかで使わなきゃいけないと思っていた。トレーニングで合わせながらというよりも、ゲームで使いながら馴染ませていくほうがよいんじゃないかと考えて、思い切って使いました。まだまだ日本語も拙いし、コミュニケーションはまだまだですが、その割にはアジェノールもクンデもそれぞれの特徴を出してくれて、違和感は感じなかったです。あとはやりながら、徐々にジョイントしていったら、もっと力が引き出せるんじゃないかと思いました。

--ダブルボランチにするのは試合前から考えていた?

暑さもあったので3MFが行き切れなくなった時のプランや、あるいはビハインドの時は4-4-2にするというイメージもありました。あの時間帯は縦パスが入っていたので、(川上)竜のところもきついなと感じていた。3バックのところはつぶしに行くのが難しくなっていたので、ダブルボランチにして真ん中を消そうと。ただ、ボールを取ったときは(平松)宗が1トップですけど、和田(昌士)も広太も走力があるので、追い越していったらチャンスになると思っていました。

--勝ち点3をつかむためには何が必要になるか。

単純にゴールが必要になります。特に前の方の選手がアピールしていってほしい。こういう展開の中で、誰を交代のカードで切るかというときに、ちょっと厳しめに言ってしまうと、なかなか効果的な交代にならないと今の時点ではジャッジしてしまっています。それであれば守備を安定させて、走力のある選手を入れようと。攻撃の選手、特に若い選手には「俺を使えよ」というギラギラした感じを出してきてほしい。そういう選手が出てきて、競争が活性化すると、前線の選手の底上げができると思っています。

--ホムロが家庭の事情で退団することになったが。

昨年はホムロはチームの中心として活躍してくれてキープレーヤーでした。今年も攻撃のキープレーヤーと考えていましたが、家族の問題ができてから、本人とも何度か話しましたが、サッカーに集中することが難しそうだなと感じました。リーグ戦の中ではこれからもいろいろなことが起こると思います。選手の出入りや怪我人などを踏まえて私自身もマネジメントしていかないといけません。

--今日の町田戦からスタジアム内の演出やゲート装飾などをリニューアルがありましたが、どのように感じましたか。

昨年、最後に2位でフィニッシュして、今年J2というカテゴリーに上がって、変革するということを掲げています。良い意味ですごく変わってきていると感じます。相模原というのは街にもクラブにもポテンシャルがあります。あとは現場が結果を出すことが必要ですし、目標を達成していかないといけないなと強く感じています。

MF/7 清原翔平

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--3節のファジアーノ岡山戦から復帰まで1カ月ほどチームを離れましたが。

筋肉系の怪我をしたことがあまりなかったので……。落ち込んだわけではありませんが、どうやって怪我を治して、パフォーマンスを戻していくか、イメージを描けませんでした。トレーナーやフィジカルコーチと相談しながらやってきて、最初だけ無理しないように気をつけました。

--コンディションについてはいかがですか?

開幕時のパフォーマンスに近づいてきているかなと思います。今シーズンはコンディションは良かったので、100%そこまでには行っていないかもしれないけど、よくなってきています。

--3MFの役割については。

まずは守備のところで、制限をかけるところ、MF3枚でフィルターとなって、スライドをしていく。守備の役割も多いですけど、守備から攻撃に映った時に、今日であれば僕と(星)広太が攻撃に関わっていかないと形にならないので、そこはきついですけど、攻撃になった時のスイッチを入れないといけないと思っています。

--同点ゴールのシーンを振り返って。

本当に(平松)宗が粘ってくれて、あの位置まで言ってくれたので、一番おいしいところに入れました。(中を)しっかり見てくれたし、良いボールをくれたので、流し込むだけでした。ほとんど宗の得点かなとは思います。

--ゴールを決められたことは大きい?

攻撃の選手として数字は大事なものなので、このゴールを機に、チームを助けられるようなゴールやアシストをしていきたい。

--スタジアム内の雰囲気についてはどのように感じましたか?

町田とのダービーとして盛り上げてくれて、チームとしても意識していたところだったので、守備する時間が長かったですけど、次の1点を勝ち越したかったなというのはあります。


GK/1 アジェノール

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--日本でのデビューおめでとうございます。

日本での初めての試合ということで、その点に関してはすごくうれしい気持ちでいっぱいですが、勝ちたかったなという気持ちもあります。町田さんとのダービーという中で、自分たちらしい試合をすることができたと思います。ただ、勝てた部分もあったと思うので、そこはしっかり続けてトレーニングして、勝ち点3をとれるようにしていきたい。

--16本のシュートを打たれて1失点。個人のパフォーマンスとしては?

自分としては良い感覚で試合あできました。もっともっと良くなる伸びしろがありますし、チームの助けになれると思っている。今日の試合に関しては終わったことなので、次の試合に向けて何が良かったか、何が悪かったかを考えて、しっかり改善していきたい。

--失点シーンはCKからのオウンゴールでしたが。

個人的にはGKへのファウルだったのではないかなと感じています。ただ、レフェリングの基準は日本とブラジルでは異なるので、そういうシチュエーションのトレーニングをしていきたい。試合が終わった後、すぐに渡辺(彰宏)GKコーチともそうした話しました。
あのような形で失点した後も、チームとして動揺することなく引き分けに追い付けたのはすごくポジティブですし、逆転できそうなチャンスも作れていたのは、次につながると思います。

--コミュニケーション面はどのようにとっていましたか?

日本に来てから時間が経っていないので、コミュニケーションの難しさは感じます。今はポルトガル語、英語、日本語をミックスしながら話しています。もっともっと日本語を勉強して、DF陣との連携もよくしていきたいです。日本語を覚えることで、ディフェンス力が上がっていくと思うので、そこは次につなげていきたと思います。

--左足のフィードも何度か出ていたが。

自分が好きなプレーですし、これまでものチームでもやってきた部分です。ただ、今日は風の影響もあって失敗してしまったこともありました。チームとして後ろからロングボールを出せるとストロングになると思うので続けてやっていきたいですし、仲間の特徴を知ることで、もっともっと相手に対して脅威を与えることができると思います。