SC相模原

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04-18-2021

 試合結果 

【4/18ジュビロ磐田戦】試合結果・三浦監督・選手コメント

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《試合結果》

2021明治安田生命J2リーグ 第8節

SC相模原 1-2 ジュビロ磐田

■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j2/2021/041801/live#live

三浦文丈監督

選手にはスカウティングのビデオミーティングで「個の力があって一回のチャンスで決め切る選手が揃っているよ」とまず伝えました。実際にチャンスの数は我々の方が多かったと思いますし、トータル的に見てもジュビロさんにそこまでチャンスを与えませんでしたが最初のクロスからルキアン選手のゴールに繋がった。後半も右サイドのところでもつれてクロスを上げられルキアン選手に決められました。本当に少ないチャンスを決め切る力があるなと。そこがうちにはまだまだ足りないところですし、いい勉強をさせてもらったと思います。

--システムを[3-4-3]に変え、ホムロ、ユーリ、藤本淳吾、芝本蓮という攻撃に力のある選手を並べましたがその狙いは?

相手が3バックで来ると分かっていたのでそこのところはマッチアップさせた方が守備の面でわかりやすいと思ったので今回[3-4-3]をチョイスしました。あとはルキアン選手と大津(祐樹)選手と大森(晃太郎)選手のところで、特に大森選手のところが自由に出入りするのでうちの3バックが潰しにいく時と、ワンアンカーだとさすがに見きれないと思ったので(川上)竜と蓮のダブルボランチにすることで傍に降りてきた時はダブルボランチが見るような形にしました。

あとは相手が3バックなので3バックへ直接仕掛けられるようにうちもワントップ、ツーシャドーにした。今日の試合に関しては3バックの前にそこまでスペースはありませんでしたが、今まで見た映像の中ではそこにスペースがあったのでそこで淳吾やホムロに受けさせて前向きになってスイッチを入れさせようかなという意図で彼らを使いました。

--失点シーンに関してはどちらもヘディングで決められてしまいました。今日の3バックの並びを見た感じでは高さよりもスピードを重視していたのかなと思いますが監督の評価は?

ルキアン選手もそこまで身長は高くないのしっかりとでマークした中で対応したいなと思っていました。ですが結果的にやられてしまった。ただそこのところは悲観しないで、どちらかと言えば下の方で展開してくる場面が多くなると思ったのでどちらかと言えば機動力のある選手を3バックで起用しました。

--今日はいつもの試合に比べ高めの位置からスイッチを入れる狙いが見えました。これは監督が磐田の対策として考えたものでしょうか。

いえ、ここのピッチはボールが走らないピッチなのでジュビロが短く繋いでくるというのを見ながら、それでも前に出てこなかったのでどんどん当てはめるような形で、試合中、飲水タイムを含めて「行けるなら行くように」という指示を与えました。

--特に前半戦は保持率が高く、今までのような耐えて守る展開だけではないサッカーを見せていました。

ジュビロのやり方をここ何試合か見た時に、そこまで強度が高くないなと思っていました。なのである程度自分たちのスペースを見つけることができて動かすチャンスがあるなと思っていたところは狙い通りやれました。そのの中で前半はシュートを7本打って(石田)崚真や淳吾のクロスに対して(白井)達也が入るところとか決定的チャンスがあった。そういう中でしっかりと決めてリードを奪っていたらまた自分たちが有利に進められたのではないかと思う。ただ押し込むことがサッカーの目的ではなく、ゴールに繋がらないといけないです。手応えを感じているところと反省しているところ、両方ありますね。

--今日の保持率の高いサッカーではシュートチャンスに至るシーンも多く手応えを感じたと思います。今後このような戦術を再び採用する可能性は?

相手のやり方によってうちは(戦術を)変えていくというのを一つ掲げているのでそのような状況になったらこういうやり方も一つ持っていないと思います。あとは12月までシーズンは続くので徐々に徐々に保持率も増やしていきたいなと思っていますけど、あまりそこが目的になってしまうと我々の良さも消えてしまう。そこのところはバランスを見ながらやらないといけないなと思います。


DF/18 白井達也

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--今日の磐田との試合を振り返っていかがですか?

今日はいつもに比べて自分たちでボールを持てる時間が増えて、そこからいい形でチャンスに繋げられる部分もあった中で逆転弾が取れませんでした。相手は試合前からずっと「一本決めるチャンスがあるよ」と言われていた中、チャンスらしいチャンスは少なかったですがその2本で2失点しまいました。そこは自分のところでもあるので反省する要素かなと思います。

--1失点目のところは潰しに行こうと飛び出したもののうまく引っかからず、セットした状態ではないところで綻びが出てしまったという感じでしょうか。

あの失点の場面は僕もサイドに釣り出されていて、そのスペースをボランチの竜くんが埋めている状況だった。形としては崩れている状況で失点してしまった。そこはバランスが崩れていましたね。

--2失点目もルキアン選手のヘディングからでした。高さへの対策はどのように考えていましたか?

まずはクロスに対してニアでなるべく弾き返すということ。あとはカットインからのクロスを絶対に上げさせないで縦に運ばせてからのクロスというのを意識してやること。シンプルに中の選手は身体をぶつけて、マンツーマンでちゃんとマークして自由に触らせないということを意識して試合に入りました。

--ディフェンスラインの背後のスペースを割とコンパクトにして空けている状況が多かったと思います。そのあたりは突かれてもスピードで対応できる自信があった?

自分としては前にプレッシャーをかけたときは1対1になる場面はあったとしても一発でやられないようにする自信はありました。あとは同サイドへ行った時は逆サイドの選手がカバーする形も作れていたのでそこは怖がらずできていたと思います。ただ、そこで起点を作られる場面が多かったのでもう少し工夫すべきだったと思います。

--決勝ち点になった2失点目は3枚代えを行いメンバーが入れ替わった直後のことでした。コミュニケーションの部分で難しさがあったのでしょうか。

いえ、その部分はどの選手が入ってもチームとしてやるべきことは同じなのでそこまで崩れたなという感じはなかったです。一瞬のミスが重なったところでやられたと思います。

--とはいえアルビレックス新潟や栃木SCといった上位のチームに対してある程度戦えている手応えを試合を追うごとに選手たちは感じているのでは?

そうですね。チームとしても個人としてもJ2の舞台で全然戦えている実感はしています。

--今日は負けてしまいましたがどのあたりで手応えを感じていますか?

守備の面では予測と準備をすることで3バックの横の選手のカバーリングだったりインターセプトの部分はJ3と変わらず、J2でも戦える自信はあります。攻撃の部分ではビルドアップの部分で相手の隙を突くようなパスだったり、全体の流れを見たパスが通用するなという実感はあります。

--次は水曜日にアウェイでヴァンフォーレ甲府との試合があります。次節へ向けた意気込みをお願いします。

引き分けと負けが入れ込んでいますが3日後、試合があるので切り替えてまずは勝ち点3を取れるようにいい準備をしていきたいと思います。

MF/32 芝本蓮

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--大宮アルディージャ戦以来、久しぶりの出場でした。この試合に向けてどんな気持ちで臨みましたか?

監督が「どこかのタイミングでポンと使うからその時のために準備しておけ」と話していて、今週「スタメンっぽいな」と感じて「絶対に結果を残してやってやろう!」と臨みました。ですけど、結果を残せなかったので悔しいです。

--いつもとシステムが違いダブルボランチでの出場でした。守備に軸足を置こうと思っていたのか、攻撃のところで良さを出そうと思っていたのか。どのような考えでプレーしていましたか?

自分の特徴はパスやボールを受ける位置です。守備のこともフミさん(三浦文丈監督)に言われて考えていましたけど、自分が奪ったボールをどれだけ繋げるか、いいパスを供給できるかを考えていました。

--同点ゴールの起点になったサイドチェンジは芝本選手の良さが出たシーンだと思います。あの場面を振り返っていただけますか?

何回かサイドの舩木(翔)選手や石田選手から「空いているから」という話をされていたので、その声があってあのパスが出せたと思います。

--中盤で芝本選手やホムロ選手、藤本選手といった技術ある選手がうまく距離感を保ちながらボールを回せていたと思います。攻撃面での手応えはいかがでしょう。

淳吾さんとか、やはり上手いので監督からは「距離感」という言葉を試合前から言われていましたけ、もっともっと淳吾さんを見て淳吾さんにいい形を受けてもらえるようなパスをできたら良かったと思います。

--今日は対戦相手に芝本選手が尊敬する遠藤保仁選手はいませんでした。戦いたかった思いはありますか?

相手に遠藤選手がいるだけでジュビロのサッカーは変わってくるので、そういう意味では戦いたくなかったですけど、(プレーを間近で)見たい気持ちはありました。

--遠藤選手は欠場でしたが今野泰幸選手ら磐田の選手たちから学んだことは何かありますか?

監督も言ってましたがジュビロは個の力があって、少ないチャンスでも決め切るFWがいる。ジュビロもチャンスが多かったわけではない中でルキアン選手が隙を突いて決め切るところはJ2の強さを感じました。

--久しぶりに先発出場を果たしてこれからの試合に絡んでいきたい気持ちが強くなったのでは?

そうですね。やっぱり、サッカー選手は試合に出て活躍してというのがナンボだと思います。連戦が続きますが練習からアピールしていけたらと思います。

--J2に残留していくためには今後どんな点を相模原は改善すべきでしょうか。

これからも粘り強く戦う試合が増えると思いますけど、自分が試合に出たら攻撃になんとかアクセントをつけて試合を決定づけるパスを出せたらやはりスタメンのチャンスも増えると思いますし相模原のJ2残留への力になると思う。そういうところを意識してやっていきたいです。