《試合結果》
2020明治安田生命J3リーグ 第32節
SC相模原 1-0 アスルクラロ沼津
≪得点≫
20'才藤龍治(SC相模原)
■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2020/120902/live#live/
三浦文丈監督
中2日のゲームで、コンディション的にもきついとわかっていた中で、選手は本当に粘り強くやってくれたと思います。才藤が先制点をとって、そのあとは沼津にボールを回されていましたが、粘りながら勝ち点3をとれました。勝ちたいという選手の気持ちが強く出ていたと思います。
--前節の八戸戦からDFラインを2人代えて、藤本淳吾選手を先発させた狙いは。
八戸、沼津、秋田というところは最後の連戦になります。選手たちには「目の前の試合にベストを尽くせ」と言っていますが、コーチングスタッフとしては連戦を乗り切るためのプランを持っていなければいけません。そういう中で数人の選手をローテーションしました。
--1点リードしてから沼津に押し込まれた要因について。
前線は機動力があったのでそれほど嫌な感じはしませんでしたが、1点をとって後半に入ったあたりからは押し込まれたのは確かです。ただ、ボールは持たれていたものの、最後のところは要所要所で抑えていたと思います。試合間隔や疲労面を考えればこういうゲームになることもある。今日は最後まで体を張って守り抜いた選手を褒めたいです。ただ、ミスマッチが起きていたところもあったので、そこはビデオを見ながら分析して、選手たちには整理してフィードバックしたいと思います。
--守備になった時に5-4-1で守っていたように見えたが。
守備に関しては最初から5-4-1のイメージでした。相手のサイドバックに対して、3MF(トップ下+ダブルボランチ)で追うのはコンディション的にも難しいかなと思ったので、相手の2ボランチにはうちの2ボランチ、相手のサイドバックにはシャドーが行くということで5-4-1の並びにしました。
--次節はJ3王者の秋田とホームで戦います。
J3王者ということでリスペクトはしますが、我々にはJ2昇格という目標があります。その目標をつかみとるためには、勝負に出なければいけないと思っています。秋田はJ3昇格後は勝ち点を落とすこともありますが、セットプレーはすごく脅威です。そこで絶対に得点を与えない。そして、我々にとってもセットプレーは強みなので、そこで上回っていきたいです。今は言えませんが、頭の中にはアイデアがあります。
--相模原市民に向けてメッセージをお願いします。
今シーズンはJ2ライセンスが公布されて、最後の時点で2位以内に入ればJ2に昇格することができます。相模原に関わる全ての人の願いでもあるので、それを成し遂げるために相模原ギオンスタジアムで気持ちを前面に出して戦います。相模原市民のみなさん、サガミスタのみなさんには、ぜひ我々と一緒に戦ってほしいと思っています。次はJ3王者の秋田なので、しっかりと叩いて、J2昇格の可能性を手繰り寄せたいです。
MF/4 藤本淳吾
--久しぶりの先発出場となりましたが。
チームの戦術をしっかりとやって、自分の良さを出せればと思っていました。
--1トップにホムロ選手、2シャドーに藤本選手、才藤選手という前線でしたが。
僕とホムロが近くにいて、龍治を(裏に)走らせるというイメージだったのですが、そういうシーンは何回かは出せたのかなと思います。
--1点リードした後に押し込まれる時間は長かったが。
もうちょっと押し返せればよかったとは思います。後ろに人数をかけてる分、なかなか押し返していくのは大変になりますが。それほど危ない場面を作られる感じはなかったですし、ちゃんと守るべきところを守っていれば大丈夫かなと。
--藤本選手も何本かチャンスはありましたが。
あそこで2点目をとっていれば、もっと楽な展開になっていたはずです。今日はシュート2、3本打ちましたけど、ちゃんと決めないといけないなと思っています。
--残り2試合となりましたが。
自分たちにできるのは勝ち点をとって他のチームにプレッシャーをかけることだけ。もちろん、ここまできたら他のチームの結果は嫌でも意識はしますけど、この状況を楽しめたらと思います。
--ホーム最終戦の秋田戦に向けて。
内容よりも結果が大事になりますし、相手がどう来ようが、自分たちのやるべきことをやっていきたいです。先に失点しないことが大事になると思います。
--藤本選手でもこの状況は緊張する?
サッカーではあんまり緊張しないので……。ただ負けちゃいけないという中でサッカーをやれるのは、すごく楽しいです。
FW/13 才藤龍治
--1-0での勝利を振り返って。
難しいゲーム、1点差のゲームになると思っていたので、勝ち切れてよかったです。
--シャドーでの起用でしたが。
セカンドボールの反応や、裏への抜け出しが自分の持ち味なので、そこを出せたらと思っていました。
--決勝ゴールのシーンは狙い通り?
あそこのスペースは常に狙っていました。ホムロと目が合って走り込んだら良いボールが来ました。パスが出た時点でシュートまでのイメージが描けていました。
--ロングスローを投げるシーンが少なかったでは?
そうですね。2回ぐらいかな……。沼津の選手がゴール前に全員戻っていたので、近くの選手につないでクロスを上げられたらと。
--沼津に押し込まれる時間も長かったが。
前半でもう2点、3点と決められる場面があったのですが、そこを決められかったことで後半に押し込まれたので改善したいです。ただ、全員で精一杯やった結果守れたのでよかったです。
--秋田戦にはどのように臨みますか。
まずは秋田の試合だけに向けて全員で戦っていきたいと思います。相手のストロングポイントである空中戦は僕らも強いと思っているので、しっかり跳ね返して、自分たちのサッカーで勝ちたいです。
--最後に円陣を組んでいましたが。
3試合前ぐらいからカンペーさんが初めてくれて、全員で戦っていこうと。真ん中でしゃべるのは(キャプテンの)カンペーさんだったんですけど、今日はゲームキャプテンがバチ(梅鉢)だったので、「バチ、行けよ!」ということで。盛り上がってます(笑)。チームとして一つの方向に向かっていると思います。