SC相模原

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10-03-2020

 試合結果 

【10/3AC長野パルセイロ戦】試合結果・三浦監督・選手コメント

《試合結果》

2020明治安田生命J3リーグ 第19節

SC相模原 1-0 AC長野パルセイロ


≪得点≫
19' 星広太(SC相模原)



三浦文丈監督
長野さんは5連勝中ということで、どのゲームを見ても攻守にインテンシティが高くて、間違いなくリーグでもトップクラスの力があるなと思っていました。その中で我々がしなければならないのは、根本のところ。同じ強度で戦う、セカンドボールを拾う、球際で勝つ。まずはそこをやろうと。長野さんは2トップとサイドハーフが背後のところをシンプルに狙ってくるので、そこに対して後ろがしっかりと予測と準備をする。基本的にひっくり返して、競争するのはダメだよと。待ち構えて、しっかり弾き返そうと。そういう話をしてゲームに入りました。

前半からつばぜりあいみたいな形になりましたが、サイドでボールが出た時にロングスローとセットプレーでミスマッチができるので、そこで圧をかけ続けていった中でゴールが生まれました。前半は決定的なチャンスを作らせず、集中していたと思います。

(守備時は)5-3-2のような形で、相手のサイドバックがボールを持った時に、3MFがスライドしていたんですが、スライドが間に合わなくなってきたら5-4-1にしてサイドバックに(プレッシャーに)行きやすい形にするとハーフタイムに話していて、実際に後半の20分ぐらいから変えました。2トップから1トップになった分、前で攻撃の起点ができなくなって、最後に押し込まれてしまいましたが、集中力を切らさず、粘り強くやってくれた。大きな勝ち点3だったと思います。

--三浦監督にとって古巣である長野のアウェイで勝ったことについて率直な感想を教えてください。

長野Uスタジアムというのは、2016年に1年間、監督として戦わせてもらって、すごい思い出のある場所です。ただ、今は相模原の監督として、ここで絶対に勝ちたいなと思っていました。これまで相模原は長野さんにはかなり分が悪かったし、順位も上だったので、率直にうれしいです。

--長野対策として戦術的に変えたところは。

長野さんはプレー強度が高いので、セカンドボールを拾うためにはどのシステムが最適なのかを考えたました。2トップにして3MFにするということを試合前日に選手に伝えました。

--ゴールシーンでは複数の選手が飛び出していきましたが。

3-5-2の場合はボールを奪った瞬間、前に2トップがいるので、3MFの才藤と鹿沼やウイングバックにはどんどん前に出て行けと言っていました。(ゴールを決めた)広太に関しては、どんどん中に入ってパスを受けるという持ち味が出たんじゃないかと。本当に、ボールの動かし方、最後のフィニッシュも含めてパーフェクトだったと思います。

--後半はプレスラインを下げたように見えたが。

本当はあそこまで下げたくなかったんです。どうして途中で5-4-1にしたかというと、3MFだとサイドバックに寄せるときに、サイドチェンジをされるとスライドが間に合わないので、中盤を4人にして、スライドをなるべく速くして、ボールに行かせたかった。ただ、長野さんの前に出てくる勢いが強くて押し込まれてしまいました。

--リードを守る展開の中でユーリを入れた狙いは。

最後まで守り切るためには、守備を固めるだけでどんどん圧をかけられてしまう。ナイフじゃないですが、前に入った時にボールを運べてゴールを脅かす選手がいれば、相手にプレッシャーを与えられます。ユーリに入ったら、もしかしたら失点するかもしれないというのと、そういう怖さがないのとでは全然違う。ユーリは1人でボールを持っていける推進力があるし、最後のクローズのところでフィジカルを活かしてボールをキープすることを期待してチョイスしました。久しぶりの試合でしたが、自分の役割を果たしてくれた思います。

--今週、J2クラブライセンスが交付されましたが。

相模原に関わるいろいろな人の努力で、J2ライセンスが交付されたと思います。そうした想いを私たち、現場のスタッフ・選手は考えていかないといけないと強く感じています。感謝の気持ちを表すためには、リーグが終わった時点で(J2昇格圏内である)2位の中に入っているのが一番だと思います。あと15試合ですか、コツコツと積み重ねて、最後に相模原に関わる全ての人と喜びを分かち合いたいです。

DF/2 夛田良輔

--古巣である長野に勝ったことについて。

長野に移籍してから、確か6試合目になると思うんですけど、個人的に勝ったことがなかったので、やっと勝ててうれしいです。

--3連勝となりましたが。

自分たちの強みを出すために、相手のコートで試合を続けようという狙いがありました。ウメくんとミルトンの2人の高さは脅威になると思いますし、ロングスローを入れていくのは相手も嫌がっていたので、1試合を通してゲームを優位に進めた思います。

--1点を守り切れた要因については。

守備の時間は長かったですが、やられそうな場面はそれほど作られていなかったなと。自分たちの狙いにハメ込みながらできていたと思うし、ゼロで抑えられたのは自信になります。

--5-4-1になったことで守り切れた?

ハーフタイムに5-4-1にするかもという話はあったし、後半になると中盤3枚のスライドがきつくなるのはわかっていたので、みんなの中で整理できていたんじゃないかと思います。

--J2クラブライセンスが交付されて初めての試合でしたが。

結果を出せばJ2に上がれるという状況が整ったのは大きいですし、選手は目の前の試合に集中して思い切ってプレーできると思います。

MF/17 星広太

--上位の長野に勝ったことについて。

自分たちは順位的にも厳しいところにいて、勝ち続けなければいけない立場だったので、すごく大事な勝利だったと思います。2連勝できていて、チームとして自信ができてきているのは大きいと思います。

--得点シーンを振り返って。

カヌ(鹿沼)がこっちに出せそうな雰囲気だったので、ボールを要求したらうまく流してくれて。ふかさないようにということだけを意識して、うまくミートできたと思います。あそこまでうまくいくとは想像できていなかったですが、コースはあのあたりを狙っていたので、うまく入ってくれてよかったです。

--自分のプロキャリアでもベストゴールになりそう?

割と、難しいシュートの方が入ったりすることが多いんです。ただ、ベストゴールの一つには入るかもしれません。

--サイドの攻防については。

相手はテクニックやスピードがある選手が揃っていますし、あとは(長野の右サイドの)14番の三田選手はキーマンになると思っていたのでやらせないように意識していました。

--後半は押し込まれる時間帯も増えたが。

鳥取戦でもこういう展開でゼロに抑えられていましたし、みんなが粘り強くできていたので、焦りみたいなものはなかったです。

--3連勝できたことは自信になる?

先制して楽に試合を進められたほうがやりやすいですし、今日みたいな展開を増やしていければ、もっと勝利を積み重ねられると思います。

--J2クラブライセンスが交付されたことについては。

今年はとれるというのは聞いていましたが、正式に決まったことで安心しました。チームとしてJ2昇格というのはシーズン前から目標に定めているので、それに向かって目の前の試合を全力で戦っていきたいです。



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https://www.jleague.jp/match/j3/2020/100334/live#live