《試合結果》
2020明治安田生命J3リーグ 第16節
SC相模原 1-1 FC今治
≪得点≫
54' 澤上竜二(FC今治)
86' 才藤龍治(SC相模原)
三浦文丈監督
今治の映像を見て、インテンシティが高くて、攻守の切り替えが早いと感じていました。ホームだし、勝ち点3をしっかりとろうという中で、選手は前半からインテンシティ高くプレーしてくれたと思います。ただ、ボールがしっかりおさまったらシュートにつながるところでミスが出ていたので、そこの精度は上げていかないといけないと感じています。後半に関しては押し込むこともできたし、シュートも14本打ちました。自分たちのペースなんだけども、相手のワンチャンスでイージーに失点してしまって、またビハインドを追いかける展開になってしまった。最初に点を取られると厳しくなりますし、逆に取ったゲームは勝ち越しているのですが、先制された中でも切れることなく同点ゴールを決めることができました。最後のたたみかけているところでも、何度も惜しいシーンがあったので、そこのところは突き詰めていきたいです。このままズルズル行くかなと思った中で同点に追いついたことを評価したい。次の鳥取戦で前半戦が終わるのでしっかり勝ってきたいと思います。
--ここ数試合と違って自分たちが主導権を握る時間が多かったが。
今回は準備期間が1週間あったので、相手のボールを奪うハメどころを提示して、全体的に迷いがなくなって、ミスを誘ってマイボールにできて攻撃につながっていたと思います。今治さんは(守備時に)ワンサイドに寄るので、サイドチェンジを織り交ぜて、そこからスピードアップしようと。そこからペナ角に入っていく、もしくはセットプレーをとろうという狙いを選手が理解してやってくれたと思います。欲を言えば、チャンスはたくさん作っていたので、勝ち切りたかったです。
--センターバックは白井と梅井という組み合わせだったが。
2人ともよくやってくれたと思います。今日の試合では3バックも考えて練習でも試したのですが、前からハメていく守備がやりづらくなると感じていたので、4バックのままで行くことにしました。何回か背後をとられたシーンもありましたが、達也も落ち着いていましたし、ウメも高さという良さを出してくれたと思います。
--得点シーンは梅井選手のヘディングから生まれたが。
明らかにあの高さは相手の脅威になっているし、コンディション的にも良くなっています。ウメがああいう風にやってくれると計算が立つし、相手の特徴に合わせて起用することもできる。カードが1枚増えたなと感じています。
--上位との勝ち点差が開き始めているが、ここから追い上げるためには。
失点がちょっと多いので減らしていかないといけない。それから攻撃の精度を高めていくこと。あとはラッキーボーイ的な、爆発力を持った選手が出てくると、チームの勢いが出てきます。その3つができれば、十分に巻き返していけるんじゃないかと思っています。
--今日ゴールを決めた才藤選手などがスタメンに食い込んでくる可能性もある?
次の鳥取戦は試合までの準備期間も短いですし、フレッシュな選手をある程度入れないと難しいと思っています。選手の特徴やコンディションを見ながらメンバーを考えていきたいです。
--才藤選手を投入するにあたって、どんな指示を与えたのか。
まず守備から入ること、それから背後を狙っていくようにと。あとはフィジカル的に強いので、ボックスの中でクロスに入ったり、ロングスローを投げたりといったシンプルに話をしました。
--最初の交代が72分だったが、交代のタイミングは難しかった?
涼しかったのもあって、後半になっても十分に動けていたので、交代のタイミングが難しいというよりは、スタメンを信じていたという感じです。ただ、給水タイムで(藤本)淳吾の状態を話して交代を決めました。
--鳥取戦は中2日にになるが。
前半戦の最後のゲームですし、お互いに中2日なので、走れるだけ走っていかなきゃいけないなと思っています。単純に、上のチームに自分たちが勝って引きずり下ろしていかないと上にはいけない。できるだけの準備をして、鳥取に乗り込みたいです。
FW/13 才藤龍治
--今日の試合を振り返って。
ホームで引き分けてしまったのが残念という気持ちでいっぱいです。
--ビハインドで入るときに考えていたことは。
負けてるのでもちろん、自分が点取って逆転したいと思ってました。
--同点ゴールはヘディングでした。
あそこは持ち味のところだったのでうれしいですが、結果として1-1の引き分けなので次に切り替えたいです。
--SC相模原加入後、ホームでは初ゴールとなりましたが。
こうやってホームでサポーターのみなさんの前で決められたのは本当にうれしいです。
--怒涛の攻撃をしたが勝ちきれなかった。
ああいうところを次に修正して、決めきって勝ちたいです。
--次の鳥取戦に向けての意気込みを。
中2日なので良い準備をして次は勝ちたいと思います。
MF/19 清原翔平
--ここ数試合の中では自分たちがボールを持つ時間が長くて、良い流れのゲームだったと思うが。
後ろの球離れが早くて、テンポも良かったので、僕自身もパスを受けやすかったですし、動きやすかったです。
--藤本選手とポジションチェジをする場面が目立ったが。
そこまでコミュニケーションをとっていたわけではなく、お互いに割と自由に、左右のポジションが入れ替わっても問題なくできていたのかなと思います。
--チャンスをつくりながらもゴールを決められなかったが。
いつもよりもボックス内に入れていましたし、入ったところまでは本当に良かったと思います。ボックス内で技術をしっかり出して、ファーストタッチからラストパスやシュートを打つところの質の問題かなと。出し手と受け手の関係だったり、パスを受けてからの問題などは、全員で共有していきたいです。
--アウェイの鳥取戦に向けて。
今日は内容的には良かったと思いますが、なんでもないところから失点しまったので、先制点をとるかとらないかがすごく大事になります。内容が悪くても先に取れれば流れも変わるので、先制点はすごく重要かなと思います。
--前半戦を折り返しますがJ2昇格に向けて何が必要になるか。
どこのチームにも可能性はありますし、まだまだ下を向く順位じゃないと思います。後ろはゼロで抑えて、前は点をとって、どんどん勝たないと上に行けないですし、結果にこだわっていきたいです。
DF/5 梅井大輝
--先発出場したのは昨年10月20日の福島ユナイテッドFC戦以来でした。
そうですね。前十字を切った試合以来なので約11カ月ぶりでした。今シーズンは練習試合も90分プレーしたのは1回だけだったので、少し不安な面もありましたけど、前節、梅鉢が累積警告で出場停止になったことで、チャンスが来てもいいように1週間しっかりと準備をしてきました。膝のリバウンドもなく、90分やりきれたのはよかったなと思います。
--ビルドアップがスムーズにできていたように見えたが。
何回かミスはありましたけど、自分たち主導で良い形で動かせたかなと思います。あまり後ろでボールを持って詰まるよりは、サイドバックやボランチが前を向いてボールをもらえるようにテンポを上げることを意識をしてビルドアップをしました。
--失点シーンについては。
人数はいたんですけど、クロスからの失点が多い中で、また同じような失点をしてしまったのは反省点だと思います。1人1人がマークをキャッチすること、ボールウォッチャーになりすぎず、自分のマークをつかまえることが大事になるので、しっかりやっていきたいです。ああいう場面でのクリアをはっきり、大きくすることも気をつけたいです。
--梅井選手のヘディングが同点ゴールにつながりました。
ホームでしたし、前節も負けているので連敗は避けたかったので、最低でも勝ち点1はとりたいと思っていました。自分のストロングを生かしてアシストできたことは良かったです。
--今日の試合から拍手が解禁になりましたが、スタジアムの雰囲気は。
やっぱり拍手があるのとないのとでは全然雰囲気も違いますし、拍手も聞こえてくるので、自分たちを奮い立たせてくれます。拍手が最後のゴールにつながったかなと思います。
--前半戦がもうすぐ折り返しだが、後半戦に向けて。
ずっと連戦は続いていくので、その中で勝ち続けることが重要になります。勝ち続ければチームも乗っていけるので、自分のコンディションも上げていきたいです。今のところは膝のリバウンドもないので、たぶん大丈夫だと思います。
■Jリーグ公式ホームページ試合結果
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