《試合結果》
2020明治安田生命J3リーグ 第15節
SC相模原 0-2 ロアッソ熊本
三浦文丈監督
--今日の試合を振り返って。
熊本さんは2位で我々が8位だったので、何とかこれに勝って上に食らいつきたいという気持ちでやりました。始まる前に切り替えを速くして、セカンドボールを拾って、球際を戦って、粘り強くやるよということでゲームに入りました。粘り強くやれていたとは思うのですが、後半の失点とかもちょっとしたカバーのミスなどのスキを突かれてしまったと感じます。ああいうゲーム展開では2点目は絶対に行けない中で2失点目を決められてしまった。ちょっとテンションが切れてしまったのかなという感じでした。力負けといえば力負けかなという印象です。
--ホムロとユーリのブラジル人2トップがメンバーに入っていなかったが。
2人に関してはコンディション的に今回はちょっと難しいということで、本人とも話した上でジャッジしました。熊本さんは前からしっかり圧をかけてくるので、スタートは三島を入れてシンプルに頭を狙って入れる、もしくはDFラインの背後にボールを入れてひっくり返したいという狙いを持っていました。
--前線からのプレッシングはどのような狙いがあったのか。
熊本さんは何種類かビルドアップの形があるので、それに対してのハメ方は提示していました。今日はアンカーの選手がセンターバックの間もしくは脇に落ちて3バックっぽく回していました。それに対して(相模原の)2トップでは幅が広くて難しかったんですけども、前半は頑張って追っていこうと。熊本さんは連戦ですし、後半になると落ちてくることもわかっていたので、後半から反撃をしたいなとも思っていました。前半の最後のほうに凌いだ中でチャンスが出てきたので、後半はこのペースで行けるんじゃないか、拮抗した中でスキを突いていこうと。もう少し高い位置でハメ込みたかったが、狙い通りといえば狙い通りでした。
--アウェイでなかなか勝てていないが要因はどのようなところにあるのか。
普段は早朝から練習をしていますが、実際の練習している時間と公式戦のキックオフ時間がずれてしまっているので、普段の過ごし方でも夜はベタっと休むのではなく、ストレッチをしたり、スイッチが入るような工夫をして欲しいと選手には伝えています。ただ、アウェイの成績が悪いのはわかっているので、今後はいろいろな手を使って改善していきたいと思っています。
FW/15 三島康平
--昨シーズンまでプレーしていた熊本のスタジアムに戻ってきた気持ちは。
すごく楽しみにしていた試合ですし、良い雰囲気のスタジアムだなと感じました。
--スタメン出場で気持ちも入っていたと思うが、自分自身の役割は。
自分のところで起点になったり、クロスに対してのシュートだったかなと思います。
--前半は公式記録上はシュート1本でしたが。
粘り強く守ってという形で、なかなか攻撃にパワーを出せていけなかったなというのはありました。
--熊本が変わったなと感じたところは?
フォーメーションは変わっていますが、後ろからビルドアップしてつないでというところは昨年から変わってはいません。ただ、今年は得点が増えていますし、そこは変わったところかなと思います。
--前半にゴールを揺らしたもののオフサイドになったシーンについては。
前半のあの形は狙っていた形だったのでゴールが決まらなくて残念です。
--上位との勝ち点差を詰める上で大事な試合を落としてしまったが。
試合後にミーティングでも監督が話していましたが、自分たちはブレずに粘り強く1戦1戦やっていくしかないので。反省するところは反省して、みんなで話し合って、次の試合に向けて準備してやっていくしかないなと思います。
--熊本の地でゴールを決めたい気持ちは強かった?
後半はバーに当たるシーンもあったので、あれをしっかり決められていればという思いもありましたし、決められなくて残念です。
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