SC相模原

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11-10-2019

 試合結果 

【11/10YS横浜戦】試合結果・三浦監督・選手コメント

《試合結果》

2019明治安田生命J3リーグ 第30節

SC相模原 1-2 Y.S.C.C.横浜

■得点
57'大石治寿(SC相模原)
68'進昂平(Y.S.C.C.横浜)
80'奥田晃也(Y.S.C.C.横浜)

【三浦文丈監督】
ゲームの入りはしっかり入るようにということを伝えたんですけど、どこかフワッとしていたのか、そういう流れで前半は不本意なゲームになってしまったなと。ただ、それでもやられずにしぶとく戦ったという意味では、(ハーフタイムには)前半もよく頑張ったと選手には伝えたんですけど、ただ後半はそのままではいけないということもしっかり伝えて、ゲームの入りをしっかりした中でアグレッシブに、それまではなんとなく手前で引っかかっていたので、ひっくり返すならしっかりひっくり返す、そこで引き伸ばしたところでしっかり動かそうということを伝えました。あとはメンタルをしっかり持って入ろうと話をして、後半は入りから良い形でゴールを脅かすようになっていたんですけど、その中でPKで得点して、そのあとに相手に崩されて失点して、さらにPKになってしまったと。(退場者を出したことで)一人足りない中でも選手は奮い立ってゴールを目指してくれたと思うので、そこに関してはしっかり評価してあげたいと思います。ただ、本当に悔しいゲームでした。

--序盤から劣勢に回った中で、どのような部分に原因を感じていましたか?

圧が掛からなかったということもあるのかもしれないんですけど、プレスを掛けに行ったときに球際でガチャッとなったときに相手にこぼれるとか、セカンドボールも相手に拾われるという回数が少し多かったのかなと。そういうところで相手にペースを握られてしまいました。拾われて攻め込まれるので、なんとなく全体のラインも下がって押し込まれる状態になって、ボールを奪う位置が自陣のゴールに近いので、取ったときに今度は自分たちが攻めるゴールまで遠いし、前も少し孤立しているというのが前半の現象だったかなと思います。

--その中で、後半に水野晃樹選手を投入したあたりで流れが変わり、PK獲得にもつながったと思いますが、起用にはどういう狙いがあったのでしょうか?

前半からウチのワイドの(川上)盛司と(平石)直人ところが少し重たいなという感じがしていたのと、後半は前への推進力や背後を狙おうと送り出したので、その背後に斜めからでも入れたりできるという意味では、晃樹はその技術があるので、そこを意図して(起用しました)。あとはアタッキングサードに入ったときのクロスの精度だったり、FKのキッカーとしても良いものを持っているので、そういう意図も含めて思い切って交代しました。

--残り4試合に向けて。

われわれのサポーターもすごく応援してくれていますし、それにまず甘んじてはいけないなと思います。われわれも本当に奮い立たせて、あとは気持ちの部分でもしっかり充実させて戦っていかないといけない。次の讃岐戦はアウェイなんですけど、まずそこでしっかりと戦って、そのあとは熊本、長野とホームの試合が続くので、残りの4試合を1戦1戦、しっかりとやっていきたいと思います。

[MF7梶山 幹太 ]
前半から失点こそしなかったけどやられているシーンが多かった中で、ゼロで抑えられていたのは良かったし、そこから後半に盛り返して先制点を取れたところまでは狙いどおりだったけど、そのあとに2失点してしまったところは反省として残ったと思います。

--劣勢に回った原因は?

いつもより球際やセカンドボールというところで拾えていなかったし、負けていたなという印象があります。実際にハーフタイムでもそういう話にはなっていたし、後半の最初は修正できて良くなったけど、それが1つの要因かなと。なぜそうなったのかというのを次の1週間でまた考えてやっていかないと、また同じことになってしまうのかなと思います。

--うまく守備でハメ込むことができなかったと思いますが、それ以上に球際の部分で相手に持っていかれたという部分も感じていた?

それは両方あったと思います。サイドに追い込んでいるのに取り切れなかったり、ワンツーについていけない、突破されるシーンもあったので、そういうところは修正していかないといけない。ただ、全部が全部そうだったかというと、システム的にズレているところもあったので、向こうが自分たちを研究してやってきているなというか、立ち位置で優位を作ってきているなというのもやりながら感じていました。両方あったと思います。

--立ち位置の話で言うと、トップ下の奥田晃也選手を捕まえ切れない場面が多かったと思いますが?

そうですね。僕たちはダブルボランチでやっていて、そこの間、間に顔を出してきて、プレスを掛けに行くことができなかったというのがまず1つで、向こうも研究してきているなというのはやりながら感じていました。その中でもプレスに行くときはチーム全体で共有して行かないといけないし、もっともっと行くときの迫力というか、個人個人の強度を高めていくことが大事になってくると思います。

--残り4試合に向けて。

もう残りは4試合なので、いまから何かを変えるということはないと思いますし、やっぱり積み重ねてきたことを日々の練習からどれだけ高めていけるかというところだと思うので、そういう意味では思い返してみると、攻撃では主導権を取って攻めていくこと。守備ではコンパクトにして高い位置からプレスに行けるなら行くし、中盤でブロックを組んだところから出ていく。そういうところがこのチームのコンセプトだと思うので、それを試合で出せるように練習から精度を高めていくことが大事だと思います。一人ひとりがどういう考えを持ってやっているかというのを擦り合わせていく必要がこの4試合はあるのかなと思います。

[ FW27 大石 治寿 ]
追加点が取れなかったことと、逆転されてしまったこと。点を取られるというのはある程度リスクがある中で仕方ないところもあるけど、点が取れなかったというところに問題があるんじゃないかなと思います。自分たちのここ最近の良さというのは、全員が本当にアグレッシブになってボールに対してプレッシャーを掛けるということがハマって、球際で負けない、セカンドボールも拾うというのが良さだったけど、今日に関しては全てにおいてそこで下回ってしまったというのがこういう結果につながってしまったのかなと思います。

--守備がハマらなかったぶん球際での強度を出せなかったのか、そもそもの強度が低かったのか。どう感じていますか?

最初は少し前から行こうとしたんですけど、何回か剥がされたことでズルズルと下がってしまったということもありましたけど、シンプルに今日は全体的にフワッとしていたなと。そういうところで走り負けてしまっていたし、気持ちの部分でどうだったのか。そこは大きな問題だと思います。

--残り4試合に向けて。

ここでやめてしまったり、やってきたことを変えてしまうと、今までせっかく積み上げてきたものが意味なくなってしまうので、そこを続けながらも自分たちは進化していかないといけない。少し良くなったからと言って勘違いしてはいけないし、自分たちが勝ち続けられるチームになるためにという意味でも、本当にちょっとした気の緩みというのはこういう試合につながってしまう。それは如実に出てしまったのかなと思います。

[ GK1 田中 雄大 ]
僕らがボールを持てる時間が少なかったなと。ゲーム運びとしても、自分たちの流れが少なかったかなという印象ですね。ここ最近フミさん(三浦監督)がフォーカスしていた球際だったり、セカンドボールというサッカーの根本的な部分に関しても今週は練習から少し緩かったなという印象もあったので、そういう準備の段階でこういう試合展開が生まれてしまったのかなと思います。

--苦しい時間が続いた中で、耐えて先制できたことはある意味理想的だったと思います。
そうですね。でも、効果的な攻撃ができなくて相手にボールを握られる時間が続いていたし、前半からそういうジャブが続けられていたので、それが後半に効いてきてしまったなという印象ですね。

--球際での強度に関しても足りない部分があった?
迫力という部分で、今日は結果が出始めたときと比べても物足りなかったというか、もっとできるんじゃないかなと感じました。練習も少しピリッとしないというか、フワッとしている感じだったので、そういったところでGKとしてはそこを締めさせるというのも1つの仕事だと思います。そこができなかったのは僕の反省でもあります。

--残り4試合に向けて。
アスリートはやっぱり勝ってナンボですし、今日も2,500人ほどのファン・サポーターの方々が集まってくれて、そういう応援してくれる人たちのために僕たちは残り4試合、1試合1試合勝点3を取るためにやっていくしかないと思います。




■取材・文
林口 翼(Tsubasa Hayashiguchi)
エルゴラッソSC相模原担当


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https://www.jleague.jp/match/j3/2019/111012/live/#live