《試合結果》
2018明治安田生命J3リーグ 第19節
SC相模原 1-1 福島ユナイテッドFC
■得点
67分 武颯(福島ユナイテッドFC)
76分 ジョンガブリエル(SC相模原)
【西ヶ谷隆之監督コメント】
--今日の試合を振り返って。
全体的には締まったゲームができたかなと思っています。暑い中で攻守に我々の良さを出せる時間もありました。ただ、後半に苦しい時間帯があって、そこで修正できなかったところでやられてしまったので、そこは課題として次に繋げていきたい。ただ、上位相手に追いつくことができた、チームらしくなってきて、90分間戦えるようになってきたのはポジティブにとらえたいです。中断期間まで1試合あるので(7月28日、アスルクラロ沼津戦)、沼津は上位ということで良い準備をしていきたいと思います。
--この3試合で2勝1分けと内容も上向いているが、その要因はどこにあると思っている?
当たり前のことをやれるようになってきたというのと、チームとして戦えるようになってきたというのはあります。各々がやるべきことをやったなかで、プラスアルファをチームコンセプトの中で出せるようになってきたのが一番だと思います。チーム全体として、負けていないという結果もありますが、攻守において前向きな姿勢を出せるようになってきたので、そういう部分を継続してやっていくことかなと思います。
--西ヶ谷監督は今のチームの形のイメージは最初から持っていたのか?
これまでは1トップ2シャドーにしても、2トップにしても、前線の起点をなかなか作れなかったのはあります。(FW松本孝平の加入によって)、ようやく(ボールを前線で収められる)FWが2枚揃ったところで、相手のラインを下げる作業、攻撃の起点を作る作業など、前線でのタメが作れるようになってきた。それによって、中盤の機動力やゲームメイクができるようになってきたのかなと思います。ただ、ボールは持てるようになってきましたが、アタッキングサードで仕掛けるところで、タイミングや技術の問題でノッキングすることがあるので、そこはクリアにしていきたい。高さやスピードなど(選手が)先天的に持っているものは相手に脅威を与えるので、それは有効に使いながら、なおかつ戦略的、戦術的にサッカーをしていきたい。攻撃も守備も前に出していく、アグレッシブに行くパワーを、うまくチームとして出せている。それがチームのバランスを良くしているのかなとは感じます。
--米原祐選手や加納錬選手がスタメンとして貢献しましたが、どのように評価しているか。
まだ1試合、2試合だけなので(笑)。もう少し、準備としてできることはたくさんあると思います。彼らがゲームを通して何を感じて、意識を変えて、トレーニングして競争していくのかというところが大事になってきます。勝てば自信にもなるでしょうし。まだまだ経験はしていかないといけないし、シビアなゲームになって来た時に力を発揮してほしい。今はベテランの選手たちがコントロールしているからこそ、彼らがピッチに立てるというところもあります。ベテランと若手の共存をやっていきながら、まだまだ若い選手には彼らを超えていってほしいです。経験ある選手たちは、後半バテていたので、もう一つフィジカルベースを上げていく作業をやっていければ。もう1試合ありますが、9月以降のリーグ戦に対して面白いチームになっていくのかなと。新加入の選手も含めて、良いチームを作りたいと思っています。