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05-03-2024

 試合結果 

【5/3FC大阪戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》

SC相模原 0-0 FC大阪


■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2024/050324/preview#preview/

戸田和幸監督

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--今日の先発メンバーは、昨シーズンから在籍している若い選手が多かったです。彼らに期待したことを教えてください。

今日で言うと(今季初先発の牧山)晃政に関しては、これまでもいろんな選手があのポジションをやってきて、みんなよくやってきてくれているんですけど、例えば右からの飛び出しとか、プレスや進入ところで人をもっていくことが必要かなと考えて、晃政にしました。

晃政をハーフタイムで変えた理由は単純にイエローカードです。コンタクトの増えるゲームだし、(2枚目をもらわないように)躊躇し始めると、牧山晃政の良さが発揮されないと思ったので。ジャッジのところも見ながらコーチとも話をしながら決めましたけど、すごくよいプレーを攻守で見せてくれたと思いました。なかなか出場機会がなくて、悩んだ時期もあったと思うんですけど、一生懸命積み重ねてきたものを多く見せてくれたと思います。これでまた晃政がチームにしっかり貢献できる選手だというのを彼自身も感じられたと思いますし、チームとしてはまた先に進めるよいパフォーマンスだったかなと思います。

あと(伊藤)恵亮のところも継続で、90分もつかという課題はありますけど、FC大阪さんが今日は相手だったので、試合の種類で言えば縦横のボールが増えたり、競り合いやこぼれ球を徹底してきました。それでも彼はコンタクトにも怖がらずボールを受けられるし、一つ外すということもできるので、恵亮も継続で起用させてもらいました。疲れが見えるまではすごく良かったと思いました。

結果的に、確かにそういう編成になったなとは思ったんですけど、トレーニングを見させてもらってきた中で、選んだチームがこれでした。

--オフサイドになった場面など、前半から裏への抜け出しなどいい攻撃のかたちは作れていたと思います。ハーフタイムになって田中陸選手とピッチ上で話していた場面もありましたが、前半の結果をどのように見て後半へ臨みましたか?

田中と話していたのは、プレスがすごくよくできていたということ。FC大阪さんは基本的には長いボールから攻撃を始めてくるんですが、例えば大宮アルディージャと対戦した試合は下からつないでかなりチャンスを作ってきていたんです。選手には、大阪の選手はプレーすることはできるけど、大阪として今はこのスタイルを徹底してやっているということを認識して試合に臨めと言いました。だからボールをつなぎ始めた瞬間に長いボールを簡単に蹴らせないとか、自分たちの中を通過されないようにプレスをできるようにしていました。

そういうところも含めてトータルによくできていたんですけど、例えばうちの橋本(陸)が出ていった時の相手の10番の選手は田中がマークの担当になるんですけど、あの時に言ったのは、インターセプトを狙いすぎると入れ替わってしまうということ。入れ替わって深い位置まで入られる場面があったので、そこは(深い位置まで)入れさせてもいいからそこから対応するようにと言ったと思います。

ハーフタイムには、うちの右のほうに人数を増やして前進しようとしていると言いました。晃政が出た時に(加藤)大育と水口(湧斗)がそこまで連動するんだよということを前半の途中に伝えてすぐやってくれていましたけど、そこをもう一度確認しました。とにかく、まずはプレーをさせるなということ、こぼれ球を取るということ、取った時に(周囲の状況を)見えているなかでコントロールできて攻撃できた場面があったのですが、ちょっと視野の確保ができない時に、ここにいるだろうなと蹴ったボールが相手に渡った場面がいくつか出ていたので、これを解決するには周りの声だという話をしました。本人は見えていなくても、周りが「フリー!」と一言かければそれでプレーができるから、そこを徹底するということと風向きが後半になったら変わるから、今度は相手のボールは止まるからとにかく出て、絶対に下がるなと伝えました。ボールを取ったらとにかく相手が困る位置に運んでいって、そこから脱出できないようにプレーをし続けろと言いました。

--後半になってCBの選手が後ろからドリブルで持ち運ぶ場面が多くありました。なにか意図したものがったのでしょうか?

田中や水口のポジションはボールを持って前が開けている時に、フリーな選手を作るための運ぶドリブルが足りなかったことが前節の課題でした。それより前にボールを渡したほうが相手の背中を突けるなら渡すんですが、風向きが変わって相手のボールが飛ばなくなって、回収した瞬間に後ろの選手がフリーだったらプレーする場面が出てくると思いました。前半は向かい風だから蹴ったボールは止まりますけど、後半は止まらないということを考えて、ある程度プレーしなきゃいけないと思いましたから。

プレーをして中盤の選手もうまく経由して敵陣にまで入っていく場面は作れていたので、試合が終わった瞬間にあれをもっとやったほうがよかったんじゃないかと言いました。相手も蹴ることとこぼれでうちの陣地に入ってきた時に、こぼれをとった時の1本、2本がずれていてはプレーができないですけど、一度プレーがピタッと止まってFKになった時に、相手が来ないならそこはプレーをもっとしたほうがよかったんじゃないかという話を(前田)泰良と(西山)拓実にしました。

プレーできた場面はあったし、そのほうが実は相手は困っていました。あとは中の選手の疲労感とか切り替わった瞬間にすぐポジションをとれるかというところは出てきますけど、できているので、できているものは続けたほうがいいですし、そこはもう少しできたほうがよかったと思うけど、これだけタフで徹底して嫌らしいことをしてくるチームを相手によく戦ったという話をしました。

勝ち点3を求められて仕事をしていますけど、相手がある以上そこまでいけない場合はありますけど、この勝ち点1は選手たちのパフォーマンスを見ても次につながると思いますし、試合は中2日ですぐに来るから、しっかり準備をしようと締めました。

やはり風上が変わって、前半なら安心して蹴って止まるボールは後半になって蹴りづらいということはありましたけど、(山下)諒時もいいボールを蹴っていましたし、随分見えるようにもなりました。あとは受けたところからの進入の質をもっと上げられるように頑張りたいなと思います。

■戸田監督記者会見のコメント全編はYouTubeで公開中!
https://www.youtube.com/watch?v=mgVhpXAB8N0

MF/24 牧山晃政

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--牧山選手は今季初の先発出場になりました。どんなタスクを求められていましたか?

この試合が自分としてはほぼ初めての試合だったので、自分もできるんだと言うことを証明してやろうという気持ちで臨みました。求められたタスクで言うと、自分の特徴である背後へのランニングで、CBの水口(湧斗)か大くん(加藤大育)が持った時は、相手のSBの背後に走ってくれということを求められていました。守備で言うと、相手の左SBが左利きで、斜めのパスとか結構入れてくるから、それを消すようにしっかりとプレッシャーをかけろという話がありました。その回数はあまりなかったですけど、多少できたのかなと思います。

--これまで試合に出られていない時は、どんな課題に向き合っていましたか?

課題は冷静な対応することで、バタつかないでプレーすることが課題でした。今週の練習で落ち着いてプレーしようとより意識したことでパフォーマンスが良くなって、(スタメンを)任せられたのかなという感じでした。そのへんのボールを持った時に落ち着いて周りを見えているかというプレーはまだまだなので、克服できたらいいなと思います。

--前半33分にイエローカードを提示されたことでハーフタイムでの交代になりましたが、アグレッシブさや裏への抜け出しといったいい部分を出せていたように見えましたが。

背後で受けようとしたシーンは2回ぐらいあって、一つはオフサイドでもう一つは大くんとつなげて、飛び出す動きはちょっとは見せられたんじゃないかと思います。あとは、もっともっとその回数を増やせればいいなと思いました。

--次は中2日でY.S.C.C.横浜戦になります。

久しぶりの試合ということで、冷静さを欠いてしまっていたのかなと思います。今日はちょっとしたファウルをした時も相手は盛り上がって、自分にイエローカードを出させようとする雰囲気を出していたので、逆にそういうのを自分ができるぐらいのしたたかさを持って、YS戦では自分のいい部分を出していけたらと思います。

--今日の先発は同期の大卒2年目の選手が多くいました。

そうですね。自分以外の大卒2年目の選手はルヴァンカップにしろ天皇杯にしろ結構チャンスもらってた中で、自分は全然試合に出られていなかったので、負けてられないなっていう気持ちはずっとありました。一緒にピッチに立つと頼もしい選手たちですし、自分もそういう頼もしい選手にななれるよう頑張っていきたいです。

DF/3 水口湧斗

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--0-0のスコアレスドローという結果でした。どのように受け止めていますか?

相手は3位の上位のチームで、勝ったら勝ち点が並ぶという状況で勝ちたかったし、勝てたゲームだったと思うので、悔しい気持ちのほうが強いです。

--前節のゴールシーンのように、セットプレーから水口選手が折り返して決定機を作った場面がありました。

練習から取り組んでいることで、大くん(加藤大育)絶対にいいところに入ってくると信じていたので、折り返すだけでした。

--イメージ通りのボールを折り返すことができましたか?

さっき映像を見て、もしかしたら自分がシュートを打てたかもしれなかったので(ネットを揺らして)オフサイドになったことは悔しいんですけど、チャンスを作って、前節はゴールにつながったので、そこは武器にしていきたいなと思います。

--クリーンシートが今季5試合目になりました。耐えるべきところをしっかり耐えた印象があるのですが。

相手は後ろから大きいボールを蹴ってくるというのは練習からずっと言われていて、準備のところと予測の部分をスタッフからもずっと指示をされていたので、特に後ろの3人と話し合いをしながら意識して取り組んでいました。

--ディフェンス面では準備してきたことをイメージ通り出せた?

そうですね。チャレンジ&カバーだったり、セットプレーの部分で自分たちが声を出して失点しないことをまずは考えていたので、そこはよかったです。

--試合終了間際に相手のCKが連続で続きました。中ではどんな話し合いをしていましたか?

失点しないことだけを考えて、(プレーを)ハッキリしろという指示を出していました。さっき(山下)諒時とも話しましたけど、そこまで失点する感じがないくらい、いいメンタリティでいれたし、守れると思っていました。

--次は中2日でY.S.C.C.横浜とのアウェイゲームがありますが、抱負を聞かせてください。

まずはしっかりリカバリーして、次、どういうメンバーで試合に出るかわからないですけど、自分としてもチームとしてもいい準備をしたいと思います。最近は勝ち点3から離れているので、まずは勝つことだけを考えて、いい準備をしていきたいです。

MF/17 伊藤恵亮

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--相手は守備の硬いFC大阪でしたが、実際に対峙した印象は?

チームとしてのやりたいことは攻守において決まっていたので、そのためのタスクをこなしつつ、それ以外のところで自分の特徴を出せるようにプレーしていました。相手は硬い部分はありましたけど、こちらもチャンスは作れてはいました。あとは決め切れていれば、こっちに試合の流れをもってこれたのかなと思います。

--前半から伊藤選手のいい裏抜けや仕掛けもありましたが。

個人としては、プレーしていて時間を作れるかなと思いましたし、もっとボールを受けてターンする場面を増やせたなと思います。クロスからチャンスも一本作れていたので、もっと仕掛けて上げるべきだったのかなと感じます。

--試合を重ねるごとに伊藤選手のパフォーマンスが上がっている印象もありますが、ご自身としてはどう感じていますか?

試合に出場したことによる自信もありますけど、まだゴールという結果がないので、貪欲に狙いにいかないといけないと思います。

--今日は牧山晃政選手が今季初先発となりました。

まっきーは昨シーズンから試合に出ていて経験のある選手なので、いつも通りのプレーをやってくれると思いました。ピッチでまっきーの良さである激しさは見えたと思うし、まっきー自身もやれた感覚があるんじゃないかと思います。

--次節は中2日でアウェイのY.S.C.C.横浜戦になります。そこへ向けた意気込みは?

今日勝ち切れなかったですけど、気持ちを切り替えつつ次に向けてリカバリーをすること、プラスして相手の戦術を理解して、勝ち点3を取れるように挑みたいです。

--ニッパツ三ツ沢球技場でのYS横浜戦は、伊藤選手の中にいいイメージがあるのでは?

そこが(2シーズン前に)相模原でゴールを決めた最初で最後の場所なので、またあそこで取れたらいいなと思います。