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相模原がエナジーであふれる1日 新たな“藤本伝説”が生まれるか
9月4日、相模原最大級のお祭りが開催される――。その名も「SAGAMIHARA ENERGY FES presented by ギオン」。全席種のチケット購入でスペシャルデザインのユニフォームがついてくるほか、約1000発の花火ショーも開催予定だ。

多くの来場が見込まれるであろう“お祭り”のメインとなるのがSC相模原vs ジェフユナイテッド千葉。1993年に開幕したJリーグのオリジナル10である名門クラブが、相模原ギオンスタジアムにやってくる。

4月25日に行われた前回の対戦では1-0で相模原が勝利して今シーズン2勝目を挙げた。52分にセットプレーから白井達也がセットプレーから先制点を挙げて、その後は千葉の猛攻を全員で体を張って凌ぎ切った。

千葉を率いるのはサガン鳥栖、セレッソ大阪を率いた元韓国代表MFの尹晶煥（ユン・ジョンファン）監督だ。運動量とハードワークを最大の武器とする熱血漢はJ2昇格クラブにリベンジを果たそうと燃えているだろう。

相模原が千葉に勝つためのポイントは大きく2つ。

1つ目はハイプレスをはがせるか。相模原は高木監督就任後、素早く攻めることに加えて、“自分たちの時間”を作ることに取り組んでいる。千葉が前線から積極的にプレスをかけてきたとしても、落ち着いてパスをつないでかわしたい。

2つ目はクロスを跳ね返せるか。千葉は両サイドのウイングバックを起点に攻めてくる。ゴール前の長身FWを目掛けて、早めにクロスを上げてくることも多い。アウェイで勝った時のようにエアバトルを制することが必要になる。

相模原の注目選手は元日本代表MFの藤本淳吾だ。左足から繰り出されるキックと、独創性にあふれるアイデアは37歳になった今もまばゆい輝きを放っている。背番号4がボールを持った時は時が止まるといっても過言ではない。

第4節の大宮アルディージャ戦（2-1）、第11節のFC琉球戦（1-0）、第25節のヴァンフォーレ甲府戦（2-1）。相模原がこれまで挙げた4勝のうち、藤本は3試合で決勝ゴールを決めている。相模原を勝負に導いてきたファンタジスタは、どんな魔法を見せてくれるのか。